大晦日の夜に食べるものと言えば「年越しそば」ですよね。
でも年越しそばって大晦日のいつ食べるのが正しいのでしょうか?
年越しそばはいつ食べるのが正しい?時間は?
年越しそば、いつも何時頃に食べていますか?
食べるタイミングとしては、
・昼食として食べる
・夕食として食べる
・夕食のあと、夜食として食べる
といくつかありますが、夜に食べるイメージが強い人が多いです。
ですが都合があってお昼ごはんとして食べる人もいます。
またもっと詳細な食べる時間としては、
・除夜の鐘を聞きながら
・年を越しながら。大晦日の23時55分頃から食べ始める
・1月1日の午前0時、元旦に食べる
といろいろあります。
これから解るように、年越しそばを食べる時間に正解、不正解はありません。
同じ夜でも夜食ではなく夕飯として食べる理由としては、
・夜食として食べるとなると夕飯を作ってまたおそばも作ってと手間だから夕飯として食べてしまう
・消化の良い蕎麦と言えども夜中に食べて胃もたれしたら嫌だから健康を考えて夕飯に食べる
・元日の朝からおせちを美味しく食べるために夕飯で食べる
などです。
夜食として0時近くに食べる場合でも、健康面を考慮して1人前を2、3人で分ける要領でお椀にちょっとだけ、軽く食べると言う人も多いです。
年越しそばを食べる理由や意味は?
年越しそばの風習は江戸時代の中頃から広まりました。
その理由、由来には諸説あります。
・蕎麦は細く長いことから延命・長寿を願ったものであるとする説
・そばが細く長いことに由来する年越しそばの長寿延命の意味は、引越し蕎麦の「末永く宜しく」と意味を通じる
・金銀細工師が金箔を延ばす為にそば粉を用いたとする説
・金銀細工師が金粉銀粉を集める為にそば粉の団子を使用したことから金を集める縁起物であるとする説
・鎌倉時代の謝国明による承天寺の「世直しそば」に由来するという説
・ソバは風雨に叩かれてもその後の晴天で日光を浴びると元気になる事から健康の縁起を担ぐ説
・蕎麦が五臓の毒を取ると信じられていたことに由来するとの説
・蕎麦が切れやすいことから、一年間の苦労や借金を切り捨て翌年に持ち越さないよう願ったという説
・家族の縁が長く続くようにとの意味であるとの説wikipediaより引用
また他にも、年末の集金や大掃除などで忙しく夜遅くまで仕事をしていた商家では、ゆっくり食事をしている暇がないので早く食べられるそばが好んで食べられた、夜食として蕎麦を食べていたという説もあります。
色々とあるのでいくつか見聞きしたことがあるものもあると思いますが、細く長いから長寿を願う験担ぎでそばを食べるというのが一般的ではあります。日本人は験担ぎが好きですしね^^
毒や一年間の苦労と言った厄を払い身を清める為にそばを食べる場合は、年が明ける前、12月31日中に食べるようにしましょう。この場合、年を越して食べると縁起が悪いと言われています。その年の穢れはその年の内に、ですね。
一方、「年越し」そばなんだから年を越す時、12月31日から1月1日にかけて食べるものだとするのも勿論ありです。
このように年越しそばを食べる理由を考えると自分はどのタイミングで食べるのがベストかが見えてきますね。
[quads id=1]年越しそばの具は?
お蕎麦の具材としては、豪華な海老の天ぷらやかき揚げを添える家庭が多いです。
マメだとスーパーで買ったものではなく自分で揚げる人もいます。
大晦日の夜22時23時に揚げ物をするなんていう真面目さはないので私はスーパーで買ってくる派ですが、でもやっぱり揚げたての天ぷらの方が断然美味しいですよね。
また他にも、関西だと多いのはにしんそばだったり、具はネギだけのざるそば、大きいお揚げが1枚!という人もいます。
おせち料理で余ったかまぼこを入れたり三つ葉と柚子を散らしたり。
鴨肉と葱でカモネギ蕎麦も豪華ですね。
と、言うように家庭によりけりでそのスタイルは様々です。
特別決まったものもありません。
言うなれば蕎麦を自分で手打ちして食べる超本格的な人もいます。1年に1度、年末の仕事納めですね。
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一方で、年越しそばは毎年緑のたぬき!と言う人もいます。
ちなみに私は、冬の関西旅行で関西バージョンの緑のたぬきを買ってきて大晦日に関東のものと食べ比べをしてみたことがあります。ちょっと出汁の濃さが違うかなーという感じで正直違いはそこまで分かりませんでした。笑
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毎年の習慣がある家庭もありますし、いつもはざる蕎麦だったけど今年は鶏団子入りのそば鍋にしよう!と気分によって色々具や食べ方を変えている人もいます。
思い思いの好きな形の年越しそばを食べるのが一番しっくりくる良い食べ方ではないでしょうか^^
年越しそばはいつ食べるのが正しい? まとめ
一言でまとめるなら、年越しそばは好きな時に好きなように食べれば良い。となります。
これが絶対に正しい!という確かな理由はないので、年内に食べても良いですし元旦に食べても良いです。考え方次第ですね。
ただ一般的に多いのは、大晦日の夜食や夕飯として年越しそばを食べる。です。
あなたのおうちではどうでしょうか?
また近年では、細く長くではなく太く長くということで蕎麦ではなく年越しうどんを食べよう!という宣伝も見かけますね。
なんとなくうどん屋の戦略のような気がしなくもないですが、でも実際に関西では運を呼ぶ「うんどん(うどん)」を食べて「太く長く」を願うところもあります。
蕎麦よりもうどん派の人は「太く長く」を願って年越しうどんを食べても良いですね。
お蕎麦を食べて1年の穢を払って。
細く長く、来年も健康で過ごせますように。
良いお年をお迎えください^^
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