毎日気になる日々のこと

日々の暮らしのイベント情報や、日常で疑問に思ったことなどをご紹介

冬の行事 年末年始 日常の知恵

厄除けはいつ行く?どこでする?何回しても良い?

投稿日:2017/12/15 更新日:

厄除け祈祷

新年になると厄年という言葉を良く見聞きするようになりますよね。

初詣に行けば厄年の詳細も書いてあって、あれ自分は今年本厄じゃん!など気付く人も多いと思います。

厄年なら厄除けをしてもらいたいな…そんな人の為に今回は、厄除けはいつ行ったら良いか、どこでしてもらうのが良いのか、また厄祓いをしてもらうと神社から貰えるものがあるんですがその取り扱い方について、ご紹介していきます♪

スポンサーリンク

厄除けはいつ行く?何回しても良い?

一般的に厄除けのご祈祷はお正月から2月の節分までにしてもらうことが多いです。それは、旧暦の節分は元日前後でこの時期が旧正月に当たるからです。

立春から始まる厄年に災厄が降りかかるのを避けるために立春前に祈祷を受けるのが慣わしなのです。災厄が身についてからでは遅いですものね。

大晦日に、良くないことをもたらす全ての悪を追い出して新年を迎えるため、新しい年の活動を始める前に厄除けの祈願や厄払いをしていました。

誕生日という概念がない頃は全ての人が元日にひとつ年を取っていました。そうすると元日に厄年に達する人もいたということで、その対策の為に大晦日に色々な祈祷、祈願をして厄から逃れようとしていたという訳です。

なので厄年を信じる人は新年を迎えたらすぐに厄除け祈祷を受けると良いですね。

今の私たちは新暦で生活していますから、2月の節分を待っていると約1ヶ月間厄除けをせずに生活をすることになります。となるとその1ヶ月間、怯えて暮らすことになってしまいます。
そうなってしまうならお正月早々に厄祓いしてもらった方が安心して毎日を過ごせますよね。

旧暦で考えるか新暦で考えるか人によって捉え方が異なるので、旧暦で考えるなら2月の節分の時に厄祓いをしてもらうと良いでしょう。

一般的にはこういう理由から年明けから節分までに厄除け祈祷を受けますが、しかしそれ以外の日に受けたら意味が無いのかというとそういう訳ではありません。

年の始めは初詣客で混んでいますしうまいこと都合がつかない場合だってありますよね。
それなら混雑は避けて自分の都合の良い日に厄除け祈祷に行っても全然構いません。

厄年だと気付かず夏頃になって知ってそれから厄除けをしてもらう人もいますし、厄年に関係なく嫌なこと・良くないことが起こる度に厄祓いをしてもらう人もいます。

厄祓いは1年に1回しかしてもらってはいけないなどという決まりはありません。日常的に部屋の掃除をするのと同じように、自分の身も日常的にきれいにしたいと思えば何度厄祓いをしてもらっても構いません。

思い立ったが吉日とでも言いましょうか。
厄年だからということにこだわる必要はないんです。
きれいになって新年を迎えたいと考えるなら毎年厄祓いをしてもらっても良いんです。
それで1年、気負いなく暮らせるなら前厄とか本厄とか関係なく厄除け祈祷をしてもらいましょう。

ちなみに、一般的に厄年と言うと「本厄」を指していることが多いですね。
厄年には前厄、本厄、後厄がありますが、本厄だけ厄除け祈祷に行く人もいれば全部の年に行く人もいます。

厄除け、厄払いをして目に見える効果があったかどうか、実感出来るかどうかは人によりけりです。

気になる場合はそれぞれでご祈祷を受けると良いでしょうし、心の依り処としてと本厄の年だけ受けても良いでしょう。あなたの感じ方、気持ち次第で決めて大丈夫です。

【関連記事】
豆まきはいつする?正しいやり方や掛け声は?
節分の豆まきに使うものは?撒いたものは捨てても良い?食べるのは幾つ?
節分の魔除け飾りはいつからいつまで、どこに飾る?処分の仕方は?

 

厄除けはどこに行く?

厄除け絵をシてもらうのはどこが良いのか?気になりますよね。
厄除けで有名な神社は色々ありますが、基本的には自分の住んでいる土地の神様に厄除けをして頂きます。土地と住民を守ってくれている神様を氏神様といいます。

第一には、この氏神様に厄除けの祈祷をします。初詣も、自分の住んでいる土地の神様にいつもありがとうございます、今年も宜しくお願いしますとお参りに行くのが本来ですね。

とは言え氏神でなければ絶対に駄目と言う訳ではありません。
厄除けをしてもらおうにも神主が在中していない神社が結構あるので近所の神社だと厄除けをしてもらえない事態が起こることがあります。

神様に対しての考え方は様々あって、神様同士で喧嘩や争いはしないから、たとえばAの神社で買ったお守りをBの神社に納めても問題なかったり前厄・本厄・後厄ですべて違う神社で厄除けをしてもらっても効果がなくなる心配はない、という考え方もあれば氏神様があるのに違う場所の神社の神様にお祈りをすると氏神様がその神様に嫉妬する、同じ願いのお守りを複数の神社で購入するのはよくないなどという考え方もあります。

どちらが正しい間違いということはなく、自分がどう信じるか、です。
なので、氏神様を大切に、第一にと考えるなら厄除けも氏神様にお願いするのが一番良いです。
氏神様よりも、厄除けで有名で大きな神社でお祓いをしてもらいたいと思うならそれもありです。

自分がこうと信じる方を選ぶことが最良です。

また、神社ではなくお寺でも厄除け祈祷をしてもらうことが出来ます。
出来ますが、神社とお寺とでは厄除けの意味がちょっと違います。

まず神社は基本的には氏神様にお願いしますが、お寺は自分の家を守ってくれているお寺が主軸にあるので必ずしも住んでいる地域に自分の家を守ってくれているお寺があるとは限りません。

そして、神社での厄除け厄祓いはこれまでの罪の許しを請い身を清めて、これから襲われるかもしれない厄災を乗り越えることが出来るようにお力添えをお願いしますというものに対し、
お寺での厄除けは、仏様の力で出来るだけ厄災を避けて通れるようにしてくださいお願いします、というものです。

神社では厄災を一旦身に受けてそれを乗り越える、お寺では厄災そのものを可能な限り避ける、という考えです。

あなたがどちらの願いを持っているかで神社かお寺かを選んで良いですし、近くに氏神様のいる神社があるから神社にしよう、と選んでも良いです。
年末年始に実家に帰省してその近所の神社で、という場合もあるでしょう。

つまるところ、あなたの気持ち次第で選んで問題ないということです。
家系の習慣でずっと行っている神社があるならそこにすれば良いですし、今年は厄除けで有名なあそこの神社が良い!と思うならそれでも良いです。

自分の気持が一番納得する場所を選ぶのが、自分にとって一番良い厄除け祈願になります。

本当は自分はAの神社でしたかったけど誰かに言われてBの神社で厄除けをしてもらったとして、それでもしも良くないことが起こったら、きっと「あの時Aの神社で厄除けをしてもらわなかったから、Aでしてもらっていたらこんなことは起こらなかったかもしれないのに」と思ってしまうと思います。

そういう不安を失くすためにも、迷った時は自分はどうしたいのか、自分に問いかけてみて、それで決めると良いでしょう。

スポンサーリンク

厄除けで貰ったものはどうしたら良い?

神社で厄除け祈祷をしてもらうと、帰りにおみやげのようなものを貰うと思います。
これは神様からのお下がり物で、「撤下」てっかと言うものです。お土産じゃないんですよ^^

おさがり、と言うことからも解るように神様にお供えしていたものを下げてきたものということです。

そう聞くとなんだか神聖なもののような感じがして家に帰ったら神棚や仏壇にお供えしなくてはと思ってしまうかもしれませんが、撤下は使ってなんぼです。
日常生活で撤下を使って神様の力をいただきましょう。

お箸やしゃもじなど日常使いが出来るものなら普段の生活の中で、お菓子や塩、お酒など食べられるものなら食べたり飲んだり、調味料として賞味期限内にありがたく使いましょう。

折角神様の力が宿ったものを、もったいないからと使わずにしまいこんで駄目にしてしまうなら、感謝の気持ちを持って使った方が余程ご利益がありますよね。

お箸には神様と人とを結びつける意味があって、口に運ぶ方は人、もう片方は神様であり食事をする時はお箸に神様が降りてくるとして縁起の良いものです。しゃもじは悪をすくい取ってくれます。

御札を貰った場合は家に置いておきましょう。
お守りは自身を守ってくれるものなので普段から身につけておくと良いですよ。

使い古してもう使えなくなってしまったり、どうしても苦手で食べられないものなど処分する場合は、白紙に包んで塩を振って清めて捨てましょう。
土に埋めたり川に流せれば良いですが環境問題の面から難しくなっていますから、そうしたい場合は住んでいる地域ではどうか確認してから行うと良いですね。

また神社によってはお焚きあげ(どんど焼きや左儀長などと言います)をしているところがあるので、捨てるのはなんだか嫌だなと言う人はお焚きあげしてもらうと良いでしょう。

【関連記事】
→ 雛人形はいつから飾る?飾る場所や方角はどこが良い?

→ 雛人形は何歳まで飾る?一人にひとつ持つべき?お下がりはダメ?

 

厄除け、厄祓いはいつどこでする? まとめ

厄除けは、新年から節分に限定せずともいつしてもらっても良いですし、厄年だけじゃなく気になるなら何回してもらっても良いです。神社やお寺、近所でもそうでなくてもどこでしてもらっても構いません。

家系の風習や自分の中に決めたやり方があるならそれに従うのが一番です。

ちなみに、厄除けと厄払い、似ているようですが本来の意味は全然違う言葉です。
「厄除け」は降りかかってくる災厄を避けること、厄が来ないように予防するという意味で、「厄払い」は既に身についている災厄を払うこと、現在ある厄を落とすという意味です。

なのですが、厄除けの意味で厄払いと言っている場合なども多々あって現在ではあまり厳密に使い分けられていないこともあったりします。

お祓いは気持ち的な面もあるので、後からあの時お祓いをしなかったからだと後悔するくらいなら今すぐにでも厄除けをしてもらいに行った方が良いですね。その方が心の為になりますよ^^

 

【関連記事】

→ 柚子の使い道と柚子の簡単レシピ

→ よみうりランド、イルミネーションの混雑具合と周辺のおすすめホテル

→ 布団の暖かいかけ方、敷き方、敷く順番と羽毛布団の選び方

→ カイロを貼る場所で効果的なのはどこ?寝る時や期限切れでも使える?

 

スポンサーリンク

-冬の行事, 年末年始, 日常の知恵
-, , ,

関連記事

八十八夜とお茶、茶摘の歌詞が意味するものは?

5月は新茶の時期ですね。 新茶と言えば「♪夏も近付く八十八夜~」と音楽の授業で歌ったことがある人も多いと思いますが、八十八夜って何?どういう意味?お茶との関係は? 実は良く解っていないという人も多いの …

飲み会の余興のビンゴ

飲み会の幹事の流れ、挨拶や始め方、終わり方。

飲み会での幹事の仕事は、出欠を取ったりお店を予約したらそれで終了ではありません。当日もやることは沢山です! 今回ご紹介する流れを確認して、当日はスムーズに事が運ぶようシュミレーションに役立ててください …

パネトーネ

パネトーネとは?パネトーネの食べ方と保存方法、保存期間

最近日本でもクリスマスの時期によく見かけるパネトーネ。 でもパネトーネって、どういうもの? 今回はパネトーネの特徴やその名前の由来から、食べ方や保存方法をご紹介します。 きっとパネトーネを買いに行きた …

シュトレン シュトーレン

シュトーレンとは?シュトーレンの意味と日本のシュトーレン。

近年日本でも見かけるようになったシュトレン。 クリスマスの時期になると食べられる焼き菓子ですが、シュトレンって、どういうものなんでしょうか? スポンサーリンク

目薬の保存袋

目薬の保管温度と使用期限。目薬は温度よりも光に弱い!?

  目薬の保管は冷蔵庫が良いって聞いたこと、ありませんか? それって嘘?本当? 早々にズバリ核心を突いてしまいますが、 冷蔵庫に保管するかどうかは使用書に答えがあります。 これが確実な答えで …


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

サイトの管理人はこんな人。


亀
はじめまして coco です^^
富山県出身、現在は社会人をしながら東京で夫婦2人暮らしをしている30代。

毎日の生活の中で気になったこと、興味のあるイベント行事などについて実体験を混じえながらご紹介していきます*