ひな祭り、雛人形って女の子、子どものためのものっていうイメージが強いけど、何歳まで飾って良いもの?
娘には自分の雛人形をあげようと思っていたんだけど、「雛人形は一人にひとつ持つべきだ」って、本当?
雛人形は何歳まで飾るもの?
ひな祭りは女の子のための日、という認識が頭の中にあると、女の子…って何歳まで!?なんて思う人もいると思います。
これも考え方次第にはなりますが、何歳になっても娘であり女の子であることには変わりないんだから、たとえば40歳だったって飾って何もおかしなことはない、と私は思います^^
地域や土地ごとに風習などあるところもありますが、お雛様は大人になっても飾って良いものです。
結婚の時の嫁入り道具として親の雛人形を持って行くところもありますよね。娘に譲り渡すのであれば必然的に娘が結婚するまで飾るということになるでしょうし、娘の事情で渡せず離れて暮らしているけど娘の為に雛人形を飾ってあげたい、という親心で自分の家に飾る人もいます。
子どもがいない夫婦2人の家庭だけど、持っているのに雛人形を粗末に扱う(=飾らない)と結婚生活がうまくいかないと聞いたから子どもの有無関係なく飾る人、自立して一人暮らしをしているけどお雛様がただただ好きだから飾る人、色んな人がいます。
ひな祭りは元来女の子の厄払いで、そして幸せになることを願います。昔は結婚が女の子の最大の幸せだという考えがあったので、雛人形は結婚するまで飾るものという考え方もあります。勿論、今でもそう思っている人もいますしそれは自由です。
でも元々が厄払いの意味を持つので、そう考えたら何歳であろうと関係ないですよね。おばあちゃんの一人暮らしでも、毎年ひな祭りには雛飾りをしている人も実際にいます。
嫁入り道具で持ってきたけど自分の家庭には男の子しかいないから飾れない?そんなことないです!雛人形は、貴女のためのものでもあるんですからね^^*
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【関連記事⇛ 雛人形はいつから飾る?飾る場所や方角はどこが良い?】
雛人形は一人にひとつ?
雛人形は、子供のお守り・身代わりになって厄災を引き受けてくれるものという考えからきています。だから一人の子どもに対してお守りである雛人形もひとつ持つべき、一人ひとつが基本だという考え方があります。
姉妹なのにお雛様がひとつだったら半分しか守ってもらえない、そんな風に考える気持ちはわからなくはないな、と個人的には思います。でも正直なところ、私は姉妹でひとつの雛人形でしたが「自分のが欲しい!」なんて思ったことは一度もありませんでした。そもそも雛人形は自分の身代わり・お守りなんて知識がその時の頭にはありませんでしたしね。
逆に、自分はおねーちゃんと兼用でイヤだったから自分の娘たちには絶対にひとり1つ!とこだわりを持っているお母さんもいるでしょう。
また親の雛人形を子どもにも使うのは使い回しで良くない、お守りの効果が薄れる、と考える人もいます。そういう考え方があるのも自然だと思います。
ただこれは、捉え方の違いでしかありません。
たとえば、先祖代々伝わっている雛人形を持っていたり、時々テレビなんかで江戸時代から代々受け継がれてきた雛人形ですとか、見かけたことがある人もいると思います。
もし一人にひとつじゃなかったら厄災が起こる、なんてことが本当だったら、こんな脈々と受け継がれている雛人形はきっと存在しませんよね。都度処分して新調している筈です。
[quads id=1]おばあちゃんやお母さんの成長を一緒に見守ってきた雛人形が自分のことも見守ってくれている、お母さんと同じ雛人形で嬉しい、そう思う子どももいるでしょうし、そう思って欲しいと願う親もいます。
逆に、自分も新しいものが良い!お姉ちゃんばっかり新しいのズルい!一緒なんてイヤ!と思う子だっていますよね。
そうは言っても現実問題、置き場所とか金銭面でとか、色々あると思います。が、そこで親がどう説明してあげるか、だと思います。
一人ひとつが良いという考えで実際に実現出来るのならそうしてあげれば良い。そんなのは人形屋の商売文句で気にしない、なら気にせず娘に譲り渡せば良い。
気持ちでは一人ひとつ用意してあげたいけど難しい、自分は気にしないんだけど親戚に気にする人がいて、でも買えない。そういう場合は、雛人形でなくても代わりのものを用意すると良いと思います。
元々は雛人形ではなく折り紙だったり質素な人形だったり、それを子供の身代わりとしていた訳です。吊るし雛が良い例で、昔は高価な人形は買えないから近所みんなで人形を作って持ち寄って、と出来たのが吊るし雛ですよね。
何も豪華な雛人形でなければいけない決まりはなし、市松人形とか、なんだったら子どもが好きなキャラクターの雛人形でも良い訳です。キットなどで手作りしてあげても良いでしょうし、簡単なものなら子供と一緒に作るのも楽しいですよね。
現実的に2つは飾れないけど厄除けの身代わり人形を別途用意しています、と見せてあげれば納得してくれる人も多いと思います◎
ひな祭りはこうしないといけない!という決まりはありません。なので、結局の所は親がどう考えるか、子どもにどう思って欲しいか、その想い次第で決めて良いということですね^^
雛人形は何歳まで飾る?お下がりでも良い? まとめ
大好きなお母さんと同じ雛人形が良い、娘の健康を願って新しいものを用意したい、人それぞれです。そして自分が飾りたいと思うまで、いつでも飾って良いものです。
ひな祭りは女の子の健やかな成長を願うための行事ですが、これと言って特別に決まったことはありません。
結局の所いちばん大事なのは気持ち、ですからね^^*
⇛雛人形の処分方法は?やっぱり供養してもらうべき?
⇛雛人形はいつしまう?いつまで飾る?片付ける時の注意点は?
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