雛人形は3月3日のひな祭りを過ぎてもしまわないで出していると女の子はお嫁に行き遅れる、なんて言われますよね。
実際のところ雛人形はいつまで出しておいて良いのか?この日までにはしまった方が良い、という日などあるのでしょうか?
雛人形を片付ける際の注意点と併せてご紹介いたします♪
雛人形はいつまで飾る?しまう日はいつ?
まず、雛人形を片付ける日に正確な決まりはありません!
こういう行事ごとは地域や家庭などによって風習に違いがあるのが一般的なので、そのやり方にも差はあって一概にこうとは言えないものが多いです。
とは言え判断出来る目安みたいなものは欲しいですよね。雛人形を片付ける日の考え方を、早い順から挙げて行きますと…
・3月3日の夜か3月4日にしまう
ひな祭りは終わったんだからとササッと片付けてしまうパターンで、関東に多い考え方です。この日に時間の余裕がない場合は、3月3日を過ぎて最初の土日などの手が空いている日を選んで片付けたりもします。
・3月6頃~3月20日頃までにしまう
24節気に則って行事ごとを行っている場合は、目安として3月6日の啓蟄から3月20日頃の春分までに片付けると良いです。
【関連記事→ 雛人形はいつから飾る?飾る場所や方角はどこが良い?】
・旧暦で考えて4月3日頃にしまう
旧暦は今の暦である新暦で考えると大体1ヶ月ほど遅れますね。新暦で今日が3月3日でも旧暦だとまだ2月3日頃、という具合です。
この旧暦の考え方を取り入れる場合は、旧暦での3月3日、つまり新暦の4月3日頃に雛人形を片付けます。
3月3日にすぐにお雛様を片付けてしまうのは寂しいな…と思っている人も、4月3日くらいまで飾っておいてもおかしくない、と分かればあと1ヶ月長くお雛様を眺めて楽しむことが出来て嬉しいですよね♪
・六曜に因んでしまう
ひな祭りと六曜は関係ないですが、ひな祭りは女の子のお祝いの日でおめでたい日なんだからと大安吉日を気にする人もいます。そういう場合は、3月3日を過ぎた最初の大安、或いは3月3日を過ぎた最初の大安で且つ晴れの日に片付けると良いです。
[quads id=1]雛人形を片付ける時のポイント
雛人形をしまう時に気を付けたいポイントは、ズバリお天気です。
雛人形を片付ける日は良く乾燥して晴れた日の昼間を選ぶのが人形にとって良い日です。きれいにほこりや汚れを払ってから雛人形と一緒に防虫剤も入れてしまいます。
収納しておく押し入れやクローゼットにも除湿剤や防虫剤を入れて定期的に取り替え時をチェックするとより雛人形をきれいな状態で長持ちさせられますね^^
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ひな祭りが終わったから早くしまわないと!と急いで片付けるとお雛様と埃を一緒に箱の中へ入れてしまって、大事な雛人形に虫がわいたり染みになったりする場合もあります。また雨など湿気の多い日に箱の中にしまうと湿気も雛人形と一緒に閉じ込めることになるので人形を傷めたりカビさせる原因にもなります。
雛人形はひな祭りが終わってすぐしまわないと娘が嫁に行き遅れるという迷信がありますよね。これを信じるのであれば、たとえ忙しくても湿気ムンムンの嵐の日でも、3月4日までには片付けた方が良いですね。
そうでないなら、余裕のある日にきちんとお手入れをして収めてあげるのが良いと思います^^
【関連記事→ 雛人形は何歳まで飾る?一人にひとつ持つべき?お下がりはダメ?】
雛人形はいつ片付ける? まとめ
雛人形をひな祭りが過ぎてもすぐに片付けないと嫁に行き遅れる、というのは迷信ということは皆さんご存知とは思います。
なぜそう言われるのかと言うと、お雛様を3月3日を過ぎてもなかなか片付けないような親の娘は、同じように片付けの出来ない怠惰で面倒臭がりになってお嫁の貰い手がなくなるかもしれないから、という理由からですね。つまり親への教訓という訳です。
実際に雛人形をしまう日はお住まいの地域や家庭の風習に習うのが一番で、そういうのが特にないなら3月3日を過ぎた時間のある休日などの、空気が乾燥した晴れた日を選んで片付けると良いと思います^^
お雛様にも気持ちよく眠ってもらって、また1年後を楽しみに待ちましょう♪
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雛人形の処分を考えている場合はこちらも参考に
→雛人形の処分方法は?やっぱり供養してもらうべき?
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