成人式と言えば20歳をお祝いする式ですが、今この成人式にいろんなバリエーションが出来ているって、ご存知ですか?
1/2成人式に三十路式、ダブル成人式…
今回はこれらの20歳以外の成人式について、年齢が低い順にご紹介していきたいと思います!
1/2成人式
まずは1/2成人式です。
「にぶんのいち」成人式、「ハーフ」成人式と呼ばれるものですが、20歳の1/2なのでつまり10歳の人を対象とする成人式、「10歳成人式」になります。
10歳になるのは小学4年生か5年生の時。
あの頃自分が何を考えていたかなどサッパリ覚えてはおりませんが、1/2成人式では10歳という節目に自分の人生を振り返って、そして自分はこれからどんな大人になりたいか、「大人」というものに対し考えを巡らせることが趣旨となっているようです。
10歳で自分の人生を振り返る…30代になった今でこそ振り返れる要素は様々ありますが、そんな高々10年、しかも記憶や自我などを考えるとせいぜい思いを巡らせても5年程度?
自分だったら果たして何か振り返ることがあっただろうかと疑問しか浮かびませんが、しかし内容はどうあれ自分を見つめてみる、そういう考えをしてみるということが大事なのかもしれませんね。
子どもは良く大人を見ていますし、子どもの認識する大人像を聞いてむしろ大人が自身を省みるというのが実は1/2成人式の本当の趣旨かも?!なんて思ったりもします^^
写真スタジオでは通常の成人式に加え「1/2成人式」限定のキャンペーンを打ち出しているところもあったりするので、記念写真を考えている場合はお近くの写真館など調べてみると良いかもしれませんね。
第二成人式
続きまして第二成人式。
「だいに」成人式は若者の政治参加、政治意識を促進させることが目的の成人式で、対象は被選挙権が得られる25歳の人です。
被選挙権ということなので、単に選挙で投票して欲しいという政治参加よりも出馬をして政治家として政治に関わる意識を持って欲しいという趣旨の方が強いと見受けられます。
若者の政治離れが~と言われますが、自分も社会の一人として地域の構成に関わることが出来るということ、地域に関心を持った行動や思考を促すために出来た式典。
この第二成人式は2010年に中野サンプラザにて第一回目が開催されたそうですが、政治意識が薄いせいか全く存在を知りませんでした。式では若手政治家の公演や政治家たちとの懇親会などが行われるようです。
個人的には全然聞き慣れないものだったのですが、ご存知でしたでしょうか。
三十路式・30歳の成人式
「みそじ」式、30歳の成人式は、その名の通り30歳の人を対象とした成人式です。
20歳から大人の仲間入りとは言え実際にはまだまだ子ども。責任や苦労など様々な社会のルールを体感し、結婚などの世界の広がりを見て、経験して迎える30歳という大人。
20歳の頃よりも社会を知り社会に意識が向くようになった大人10年目の節目に、地元を離れていた人も帰省し、これまでの社会経験を元に交流を図ることで地域を活性化させようというのが主な趣旨です。
20歳ではまだまだ意識が薄かった結婚も30歳という適齢期に同級生と再開することで地元での結婚生活を始めるキッカケになったり、地元の現状を知って地域経済に貢献したいというUターンを促すことにも繋がります。
三十路式は神奈川県藤崎市で、30歳の成人式は京都府与謝郡与謝野町でそれぞれ2012年に開かれ、今では全国各地域に広がっています。
30歳の成人式のポータルサイトなどもあるので、今年30歳になる人は地元のウェブサイトなども合わせてチェックされてみてはいかがでしょうか^^
w成人式・2度目の成人式
「だぶる」成人式、2度目の成人式は、20歳が2回目ということで40歳の人を対象にした成人式です。
ダブル成人式は2012年に神奈川県藤沢市が企画したのが発祥のようで、それ以来、女性誌やメディアなどでイベントが開催されるようになり全国に広まっています。
藤沢市でのダブル成人式では、藤沢市に縁のある40歳や、単純に藤沢が好きというだけでも40歳ならば参加可能。
有名人やアーティストなどを呼んで各種イベントを開催し地域を盛り上げる他、久々に合う同級生との新たな交流のキッカケ作りを担うイベント内容となっています。
成人式の種類 まとめ
ということで成人式の種類、1/2成人式、第二成人式、三十路式、ダブル成人式についてご紹介しました。
三十路式やダブル成人式などは、そういう名称がついたのは最近でも内容としては「同窓会」として同様のイベントは行われてきているように思います。
日本には七五三や還暦など歳の節目でお祝いをする風習が昔からあるので、成人式に関してもそういう発想が生まれるのは自然なことなのかなとも思います。
企業戦略、商法戦略で生まれて定着しているイベント事は多々ありますし、必ずしも万人受けするものでもないのかもしれませんが、自己を顧みる機会としてはあっても良いのではないでしょうか^^
イベントに参加するか否かはまた別ですからね。
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