菜の花は好きですか?
この苦味、春の味だな~と菜の花を食べると感じます。
菜の花の旬はまだ少し寒さの残る頃ではありますが、スーパーなどで菜の花を見かけると暖かい春が来たように感じて嬉しくなりませんか^^
菜の花の食べ方と言えば?
簡単で多いレシピとしては菜の花のからし和えが多く挙がると思いますが、それ以外にも菜の花をおいしく食べられる方法はいくつもあります♪
今回は菜の花の食べ頃の見分け方といろいろな美味しい食べ方、そして保存方法についてご紹介します☆
菜の花の茹で方、使い方
菜の花は下茹でをしてから食べるのが一般的です。
下茹でせずに生のものを炒めて食べたりすることも出来ますが、灰汁が強いのであまり美味しくないと感じると思います。苦いの大好き!という人はあえて生のままでも良いかもしれません。
では菜の花の茹で方、下茹での方法をご紹介します♪
菜の花の茹で方
まず芯の硬い部分を切り落とします。お店では短めにカットされたものが並んでいることが多いですが、長いものなら手でポキっと折れるところまでが目安です。
余談ですが、アスパラを切る時も手でポキっと折れるところまでを使えば良いので見分けが簡単に出来ますよ♪
折れないほど硬いものはかなり筋張っている菜の花なので、それは食べてもあまり美味しくないです。花が咲いていなくても硬いものはあるので、もしそんな菜の花に当たってしまった場合は細く刻んでの料理に使うと良いですね。
硬いところを除いたら沸騰したお湯に色出しの為の塩適量を加えて、芯の硬い部分から先に入れて数秒茹でます。
私はいつも大体30~40秒茹でています。菜の花の青さが増すくらいで、菜の花のシャキっとした歯ごたえを残して茹でましょう。
茹ですぎるとくたくたでべちょっとしてしまいますし香りも飛んでしまうのでおいしくなくなっていまいます。
また菜の花はビタミCが豊富な野菜ですが、茹ですぎると折角のビタミンCが流出してしまうのでその点でもさっと茹でるように気をつけると良いですね。
茹でたら冷水に取ってギュッと水気を絞りましょう。
水に晒すと予熱の入りを止められますし、菜の花の青さもきれいに出て見た目にも美味しくなりますよ^^
電子レンジでの下処理方法
菜の花は電子レンジで加熱することも可能です。
水洗いした菜の花をラップにくるんで20秒くらいチンします。
この方法だと茹で汁に栄養素が流れ出ないので栄養面では茹でるよりも良い方法ですね。
でも同時に灰汁も逃さないことになるので、苦味が強くなります。
また茹でた方が色がきれいに出ます。
見た目はあまり気にしなかったり苦くても平気という人はレンチンが簡単ですね。
加熱したら茹でる時と同様に冷水にとって水気を絞って使いましょう。
菜の花の保存方法と保存期間
菜の花は、新聞紙にくるんで冷蔵庫で保存します。
乾かないように新聞紙に包んだら、本来の姿と同じように縦の状態に立てかけて冷蔵庫の野菜室に保存しましょう。
その状態で3日ほど持ちます。
下茹でしたりレンチンなどして火を通した状態のものなら、固く水気を絞ったあとタッパーや保存袋に入れて冷蔵庫に保存すれば~2週間ほど持ちます。
菜の花の常温保存は傷みが早いのであまりおすすめ出来ません。
どうしても常温で保存する場合は、切り花を飾るように花瓶などに水を入れてそこに菜の花を入れて保存します。お花を飾るイメージですね。
この状態なら1週間は持ちます。が、成長します^^;
更に茎が伸びて花が咲き始めます!
菜の花は花が咲いても食べられるので成長しても特に問題はないですが、早めに食べた方が美味しいので可能な限り早く食べたほうが良いですね。
また、長期保存したい場合は冷凍保存も可能です。
さっと固茹でして冷水にさらし、水気をよく切ってから冷凍保存しましょう。
使いやすい量にラップで小分けにしたりジップロックなどの袋に入れます。
菜の花を冷凍した場合の日持ちは、ただ保存するだけなら1年でも持ちます。
でもやはり日が経つごとに風味は落ちていくので、~3ヶ月を目処に使い切るようにしましょう。
冷凍したものは自然解凍させて和物に使ったり、凍ったまま炒め物に混ぜて使うことも出来ます。
菜の花の旬、食べ頃の時期とおいしい食べ方
早いものだと12月頃から市場に出回るものもありますが、本来の菜の花の旬は2月~3月です。
私の中では3月3日のひな祭りのちらし寿司に使われるイメージがあったりします^^
いずれにせよ春の到来を告げる野菜ですね♪
菜の花は、蕾が花開く寸前のものが美味しい食べ頃のものです。
蕾がぎゅっと固く閉じていて、色は鮮やかな緑色をしているものを、そして茎の切り口が乾いていない新鮮なものを選びましょう。
とは言え、花が咲いてしまっても食べることは出来ます。
ただ、花が咲くと花を咲かせることに栄養素を使うのでその部分が苦めになって、菜の花独特の味が薄まっていきます。
また咲けば咲くほど硬くなっていくので、食味を考えると花が咲く直前の菜の花がやっぱり一番食べやすくて美味しい状態だと思います。
その苦味もまた美味しさの1つですし、黄色い彩りがきれいで華やかになるので、飾りにしたり料理の仕上げに散らしてアクセントとして使うという人もいます。
好みで食べ分けてみてください^^
花の部分は嫌だという場合は花は摘んで使えばOKです。
菜の花のおいしい食べ方
菜の花の食べ方、レシピを検索すると「菜の花の辛子和え」が一般的に多くヒットします。
でも辛子が苦手な人も勿論いますしそればっかりだと飽きてしまいますよね。
ということで、菜の花の食べ方を色々ご紹介します!
詳しいレシピではなくて食べ方にはなりますが、意外といろんな料理に使えるので色々試してみてください♪
●簡単お浸し
鰹節と醤油、すりゴマで
冷奴に載せても◎
●菜の花のサラダ
生ハムや旬の葉物野菜などと合わせて
●菜の花入り焼きそば
●菜の花のペペロンチーノ
●菜の花とアサリのスパゲッティ
●炒めもの
シンプルに塩コショウだけ、バター炒め、オリーブオイル炒め等
菜の花と筍のオイスター中華炒めも◎
肉や海鮮、キノコなど何とでも合わせられます
菜の花の豚肉巻きはお弁当にも便利!
●菜の花のサンドイッチ
ハムやベーコン、マヨネーズと
●菜の花オムレツ
●菜の花のピザ
●ひな祭りにちらし寿司やハマグリのお吸い物の彩りとして
●菜の花チャーハン
●菜の花丼
菜の花と油揚げと炒めたら卵をまわしかけてそれをご飯に
●お味噌汁やうどんなどの汁物に
下茹でしたものを最後に散らしましょう
●菜の花の天ぷら
●あえ物
からし和え、胡麻和え、ピーナッツ味噌和え、ツナマヨ和え
●菜の花と金柑の白和え
金柑の白和えは居酒屋で出会ったメニューなのですが、金柑のほろ苦い甘さと合ってめちゃウマです!
金柑の旬は1月~3月上旬頃なので、スーパーなどで見かけたらぜひ一緒に買って作ってみてください♪おすすめです!
菜の花の食べ方、茹で方と保存方法 まとめ
菜の花はアクが強いので一度茹でてから食べるようにしましょう。
常温でも冷凍でも保存できますから使い道や使いやすい方法で保存すると良いですね。
ちなみに菜の花は観賞用としても売られていますが、観賞用と食用とでは使用する農薬の量が違います。また観賞用には食用には使えない農薬も使われています。
なので、観賞用の菜の花は食べないように気を付けてくださいね。
菜の花は栄養満点の春野菜です。
ビタミンB1、B2、ビタミンCはほうれん草の2倍、ベータカロチンやミネラル、カルシウム、食物繊維やタンパク質も多く含んでいます。
栄養たっぷりのほろ苦い春の味。
いろんな味で楽しみましょう♪
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