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セラミックコーヒーフィルター、有田焼の元祖はLOCA?

生活のコツ

コーヒー好きな人はコーヒーを淹れる道具にも色々こだわりがある人が多いと思います。

かく言う私はKINTOのステンレスフィルターを長年使用しているのですが、最近流行りなのがセラミックのコーヒーフィルター、ですね!

某番組でも放送されて認知度もますます広がっていますが、ちょっと気になる情報を得たのでご紹介したいと思います。

有田焼セラミックコーヒーフィルターの元祖?

セラミックコーヒーフィルターは2016年頃から出始めたのかな?と思うのですが、私が知ったのは2018年でよく行く雑貨店でみかけたのがきっかけでした。セラミックコーヒーフィルターも半永久的に使えるものですが、あいにく手持ちのステンレスフィルターも半永久的に使えるものなので未だに買ってはいません。

そして先日某番組で取り上げられていたセラミックコーヒーフィルター。その商品や名前を聞いた時に、あれ?知ってる商品と名前が違う?と思ったんですね。

番組で取り上げられていたのはこちらの「セラフィルター」

しかし私が知っていたのはこちらの「LOCAセラミックフィルター」

どちらの会社も有田焼で有名な佐賀県の有田町に製造所があり、有田焼の技法を使ってコーヒー用のフィルターを作っているということ。私はLOCA(ろか)の方を知っていたので、同じ有田で他に作っているところがあるのか~と思ったのですが、これが実は弟子と師匠なんだそう!

セラフィルターはお弟子さん、LOCAセラミックフィルターは師匠が作る会社だそうで、なんでもお弟子さんが師匠の許可なくその技術を持ち出して(悪く言えば盗んで)自身の会社を立ち上げて製造販売を始めたのだとか。

なので有田焼の技法で作っているセラミックコーヒーフィルターの元祖はLOCAセラミックフィルターなんだそうです。

とある雑貨店の店頭でデモ販売をしていたLOCAのスタッフさんに聞いたので確かな情報だと思うのですが、いやしかしそんな事情があったとは。

ちなみに製品の性能面では師匠:LOCAフィルターの方が優れているとのこと。

もちろん自社製品ですしそう言うだろうとは思いますが、でもそのセラミックコーヒーフィルターを作る上での有田焼の技法の重要な部分はお弟子さんは知らないようで、そこの差でLOCAフィルターの方が優れているんだということでした。
焼き物素人(=私)には考えも及ばないような細かな技法が沢山あるのでしょう。

でも思ったのは、そうは言ってもメディアの力というのはやはり大きくて、そんな師弟関係事情があったとしても消費者はもちろんそんなことは知り得ないし、恐らく気にかける人も少ないだろうし、そうなってくるとメディアに取り上げられたモン勝ちと言うか。

師匠のセラミックコーヒーフィルターは限られた店舗でしか取扱をしていないのに対しお弟子さんのセラフィルターは東急ハンズなどの量販店でも買えるので、恐らくそういうセールスプロモーションが師匠よりもお弟子さんの方が上手なんだろうなとも思います。或いは師匠は量産しない職人気質が高い方か。

それによって師匠の製品しかり他社のセラミックコーヒーフィルターも注目度が上がるという、業界内の全体的なメリットはあるでしょうが、知名度としてはメディアに取り上げられるか否かの差は大きいだろうなとも思う訳です。

これが数年後とかいつか、何かの形で逆転して差が現れるのか解りませんが。そうあってほしいような気もしますが、はてさて。

 

セラミックコーヒーフィルターで淹れたコーヒーの味は

ではそんな今大流行のセラミックコーヒーフィルターで淹れたコーヒーのお味は?

今持っているステンレスフィルターが壊れでもしない限り買い換える気はないのですが、しかしセラミックのフィルターで淹れたコーヒーの味は気になります。なので、デモ販売をしている時に実際に飲ませて貰いました。

セラミックコーヒーフィルターは現在複数のメーカーで製造販売されていますが、恐らくいずれもそのウリは「コーヒーの雑味を除去してまろやかな味わいに出来る」というところだと思います。

で、実際に飲んでみまして私が思ったことは、

良く言えば、すっきりクリアな味わいでコーヒーの苦味やエグい感じが苦手でもこれなら飲みやすいだろう味。

悪く言えば、うっすーいコーヒー。めちゃくちゃ物足りない。

私はコーヒーのずしっと重くて濃い、苦くて雑味もある味わいが好きなので、正直全然おいしくなかったです。水出しコーヒーとかブルーボトルのコーヒーが好きな人には向いている味だと思います。

コーヒー粉に対してお湯を淹れすぎた時って、最後の方はもうしゃわしゃわ~としたコーヒーになって、下手したら「これ焙じ茶?」とも思えるくらいになるのですが、そんな感じ。焙じ茶ですよ~って言われて出されても信じてしまいそうな。

知人は、濃いコーヒーだとお腹を壊すけどこれなら飲める、と言っていました。それくらいコーヒーの成分が除去されているってことなんだと思います。

貰ったリーフレットには紙フィルターとLOCAセラミックフィルターで淹れたコーヒーの成分比較図が載っていました。

「…結果としてはペーパーフィルターでドリップしたコーヒーに比べ、旨味はそのままに、雑味・苦味を抑え、甘みを感じやすくなることが証明されました。」と書かれています。

個人的にこういう、苦味や雑味をなくしてコーヒー本来の味云々という文言を見るといつも疑問に感じます。その苦味や雑味あってのコーヒーの味わいじゃないの?

まぁ私はただのコーヒー好きであって専門家ではないし、好みは人それぞれなんですけどね。

実際の使用者の声を色々ネットで見ていると、水をろ過することも出来るとのことで水道水をろ過している人も見かけました。
なるほど!それは良いかもですね♪でも一度に大量にろ過するのはちょっと大変そうです。

▼こちらは佐賀県だけど有田焼ではなく肥前吉田焼で作られているセラミックフィルター

セラミックコーヒーフィルターはすっきりしたコーヒーが好きならおすすめ

ということで、某番組で見て思い出して気になった、セラミックコーヒーフィルターのちょっとした裏事情?をご紹介しました。

ちなみにこのセラミックコーヒーフィルターは、定期的にお手入れをしないと目詰まりします

お手入れ方法としては、お湯が沸騰した鍋にモノを入れて10分ほど煮沸するか、トングなどでつまみながら自家部でフィルターに詰まったコーヒーカスを焼き焦がして取り除くのだそう。カスが燃える音がしなくなったら完了で、煮沸の場合は目安が10分とのことだったので、確実にわかりやすいのは直焼きかなと思います。

でもそれだとIHの家庭だと出来ないですね…

セラミックなので落としたら割れてしまうし目詰まりの手入れもちょっと面倒そう。その点では現在愛用中のステンレスフィルターはスポンジでさらっと洗うだけだし、コーヒーの苦味も油分もちゃんと味わえるし。

個人的にはステンレスフィルターの方がおすすめです^^◎

セラミックだと割れる可能性がありますが、ステンレスなら落としても多少凹んでも割れはしないし軽いです♪

 

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