メガネのレンズが汚れたら?
汚れを拭き取りますよね。
でももしかしたらそのやり方、メガネに傷をつけてしまっているかも!?
メガネに傷をつけない拭き方
メガネのレンズの汚れには2種類あります。
①塵やホコリによる汚れ
②皮脂や油による汚れ
まず①のホコリなどの汚れですが、メガネ拭きで拭けばホコリが取れてきれいになったように見えますよね。
でもこの拭き方だと、汚れをメガネにこすりつけているのと同じことなので目に見えない傷をレンズに付けてしまっている可能性があります。それを繰り返すと段々傷が大きくなって、後々レンズのコーティング剥がれの原因になります。
次に②の油汚れですが、油汚れをメガネ拭きで拭いたこと、ありますか?
実際にやってみるとわかるんですが(本来はやらないでくださいね。)汚れを拭き取るどころか汚れを広げてしまいます。
お皿に付いた食品の油だって、布巾で拭ったぐらいじゃ完全にきれいに取れないですよね。
じゃぁ一体、メガネはどうやって拭けばきれいに汚れを落とせるのか?と言うと、
メガネのレンズは、洗って、拭いて、きれいにします!
そう。メガネの汚れは洗って落とす必要があるんです。
レンズを拭くだけじゃ汚れ落ちは不十分だし、拭くと汚れをレンズにこすりつけてしまってどうしても傷の原因になってしまいます。
ということでメガネの洗い方のご紹介です。
1、まずメガネについたホコリ汚れを流水で洗い落とします
この時お湯ではなくて水を使うのがポイントです。メガネは熱に弱くて、お湯だとメガネのコーティングを剥がしてしまう恐れがあるのでお湯は使わない方が賢明です。使ったとしてもぬるま湯までにした方が良いです。
2、油汚れなどが付いている場合は、洗面器などで中性洗剤を水に薄めて溶かした液をレンズにつけて洗います
中性洗剤は台所洗剤でOKです。洗剤をそのまま直接メガネに付けてしまうと洗浄力が強いのでコーティングを剥がしてしまう心配があります。
3、洗剤の成分が残らないようにしっかりと水で洗い流します
4、清潔な乾いた布やティッシュペーパーなどで水気を吸い取ります
ネジ部分など細かい所もしっかり拭き取ってください。
5、最後にきれいなメガネ拭きで拭き上げて終了です
指でレンズを触るのに抵抗がある場合は、よく泡立てた泡で撫でるようにしてレンズを洗うと良いですね。優しく洗顔する要領です^^
石鹸やハンドソープなどのアルカリ性洗剤は使いません。
というのも、レンズのコーティングは酸性には強いですがアルカリ性にはとても弱いからです。アルカリ性洗剤を使うとメガネのコーティングを剥がしてしまったりシミになる可能性があります。
石鹸やハンドソープ、シャンプーなどの洗浄力の高い洗剤にはアルカリ性のものが多いので使う場合は成分表示をよく見てから使ってください。
メガネを濡らすと錆びない?
メガネをきれいにするには水で洗う必要があるということがわかりましたが、でもメガネを濡らしてしまったらネジとかが錆びてしまうんじゃ?って思いませんか?
実際、メガネの金属部分もプラスチック部分も経年変化でだんだん劣化していくことは避けられないです。
水分による錆びも確かに出ますが、それよりも皮脂汚れだったりホコリや砂汚れによる腐食の方が大きいのが実情です。
なのでちょっとの水分の拭き漏れがあったとしてもさほど気にする必要はないです。
とは言えしっかり拭き取ることはお忘れなく。
【関連記事⇨ メガネ拭きの代わりになるものは?傷をつけないメガネの拭き方って?】
メガネを水で濡らすのがどうしても嫌、洗剤で洗うのは眼も近いしなんだか怖い、そういう場合はアルコールを使って拭く方法もあります。
無水エタノールをきれいな布やティッシュに染み込ませて拭けばOK。
アルコールは揮発性なので蒸発してなくなります。市販のメガネクリーナーにはアルコールが使われていますね。
ウェットティッシュもアルコールを含んでいますが、同時に水分も含んでいます。水分があると水滴となってレンズに残ってしまって跡になってしまうのでウェットティッシュはメガネ拭きには向いていません。
もし使うならその後に乾いた布で拭いて水分が残らないように気をつけましょう。
メガネ専用のクリーナーもあります。
洗剤に比べれば値段もしますが、汚れや雑菌を取り除いてくれるだけじゃなく汚れを付きにくくしてくれる効果もあるので、メガネをより清潔に使いたいという人には専用クリーナーが合っていますね。
メガネに傷をつけない拭き方と洗い方 まとめ
私はかれこれ10年以上、メガネってメガネ拭きで拭けばそれで良いものだと思っていました。
メガネ屋にある音波洗浄機の存在は知っていましたが、レンズもそうだけどそれよりもあれはメガネのネジとか細かいところの汚れを取るためのものだと思っていたんですね。
でもレンズの水洗いを知ってから初めてその通りに洗ってみたら、新品のメガネクリーナーで拭いた時よりも確実にレンズがクリアになってる!とちょっと感動してしまいました。
フレームに皮脂や汚れを付けたままにしていると、傷付きや塗装剥がれなどメガネを傷める原因になってしまいます。
それを予防するためにもメガネは水で洗って拭くのが長持ちのコツです。
きちんと手入れをして快適なメガネライフを♪
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