日本では観賞用として栽培されているものが多いほおずき。
でも最近、食べられる食用のほおずきが増えてきています。
ほおずきってどうやって食べるの?
買ったけどおいしくなかった場合、そのまま捨てるのはもったいないんだけど…
という場合にも役立つ、ほおずきの飾り方とほおずきの食べ方をご紹介します♪
ほおずきの食べ方
日本でも食用ほおずきの栽培が広まってきていて、ほおずきトマト、ストロベリートマト、フルーツほおずき、オレンジチェリーなどいろんな名前で出荷されています。
食べるのは中の実で、外の袋の部分、ガクは食べません。デザイン的な要素で外の部分もついたまま料理に提供されることも多いです。
こちらはひっくり返してくるくる巻いたもの。↓
可愛いですよね♪
お花屋さんやほおずき市などで見かける、一般的な赤色、濃いオレンジ色のほおずきは観賞用です。一方、食用ほおずきは黄色いので食用か観賞用かはすぐにわかります。
肝心な食用ほおずきのお味はと言うとおいしいものだと甘くて優しい香りがします。おいしくってびっくり!するくらい。
パッションフルーツのような爽やかな酸味もあります。ほおずきトマトと名付けられるくらいなのでプチトマトにも似たような、そんな酸味です。
未熟なものだと少し苦味が出てきて、おいしくないものだと更に青臭いです。
観賞用のほおずきは非常に苦いです。なので間違えてかじったとしてもこれもすぐに分かると思います。
食用ほおずきはプチトマトよりは柔らかめな皮の食感で、皮と果肉は同じ色をしています。
こう見ると黄色いミニトマトですね!
中には小さくて白い種がたくさんありますが食べても邪魔にならない食感です。
日本ではもっぱら観賞目的のほおずきが多いですが、海外だと普通にフルーツとして食べられていてデザート向けに使われることが多いです。
甘くて美味しいほおずきなら生のまま、飾って食べたりただ切ってヨーグルトに混ぜたりサラダで食べたりと、スイーツにも食事にも使えます。
とは言え、好みの問題もありますよね。恐らく好きか嫌いか、半々くらいになるんじゃないかと思います。
食用ほおずきを買ってみたけど好みの味わいじゃなかった…という場合は、加工してしまえば保存も効きますし食べやすくなります。
ほおずきジャム、甘露煮、コンポート。
砂糖や蜂蜜で好みの甘さに仕上げられますし、ケーキなどお菓子に混ぜ込んで使うことも出来ます。
意外かもしれませんが果物の甘いソースはお肉料理にも合うんです!
なので焼いたお肉にかけて食べたり、カットしたものをお肉と一緒にオーブンで焼いたりしてもおいしく食べられます。加熱すると甘みも増しますしね。
他にも、漢方薬として、乾燥させたほおずきをお湯で煎じてお茶として飲んだり、焼酎に漬け込んでほおずき酒にしたり、酢漬けにも出来ます。
ほおずきは水に濡れると傷みが早くなるので洗ったらすぐに食べるようにしましょう。
保存する場合はビニール袋などに入れて冷蔵庫へ。
食用ほおずきがたくさん手に入ったらいろんな食べ方を試してみるのも楽しくて良いですね^^
ほおずきのおしゃれな飾り方
食用で買ったけど口に合わなかったほおずきも、黄色いほおずきとして飾ってしまうのも手ですね。また観賞用のほおずきも、鉢植えのままでも可愛らしいですが、いろいろ飾る方法もあるのでご紹介します♪
枝から切り離しはほおずきは、無造作に並べるだけでも充分ディズプレイになります。
お皿に並べても。
かごに入れても。
カラースプレーでガクに色付けしても。
枝付きのものなら花瓶に生けるのがスタンダードな飾り方です。
花瓶に対して枝が長いと実が重くて倒れてしまうので、その場合は丁度良いところで切って飾りましょう。葉も適度に落とすと腐りにくくなります。
生け花にも使われるので剣山をお持ちならスタイリッシュに生けても格好良いですね。
ドライフラワーにしてしまう方法もあります。
葉っぱを全部取っ実と枝だけの状態にしたら、日陰に吊るします。枝についていないものでも梅干しみたいにカゴに並べればOK。
夏場なので風通しの良いところに吊るしておけば1週間くらいでかなり乾燥して簡単にドライフラワーに出来ます。
まだ赤くなりきっていない黄色や緑色のものだと、乾燥させると赤くはならずに枯れて少しくすんだ色になりますがそのちょっとした色の違いもまたきれいです。
しっかり乾燥させれば1年位は飾って楽しめます。
ただ、日に日に色褪せては来るのでまた1年後のほおずきの時期になったら新しく作って取り替えると良いですね。
【透かしほおずきの作り方もご紹介しています→ ほおずきの使い方。飾る、遊ぶ、食べる!】
透かしほおずきにしたものはLEDライトなどを入れて鬼灯提灯にしてもきれいでおすすめです。
食用ほおずきの旬は夏から秋にかけてで8月から10月頃のものがおいしくなりやすいです。
また観賞用のほおずきも、花が咲くのは5~6月頃で実が赤く色付くのは7月頃から、10月くらいまで楽しむことが出来ます。
東京など新暦でお盆を迎えるところだと7月に入るとスーパーなどでほおずきを見かけるようになりますし、浅草寺のほおずき市も有名です。
全国的には旧暦の8月にお盆を迎えるところが多くお盆にほおずきを飾る家もあるので、7月にもうほおずきが売られているのを見ると、お盆はまだ1ヶ月も先だけど?と思ってしまう人もいるかもしれません。
でもそれは、地域によっては7月がお盆だからそのお盆飾りのために7月からもうほおずきが売られているんだよ、ということですね^^
ちなみにお盆にほおずきを使うのは、ほおずきの形がちょうちんに似ているのでほおずきをちょうちんと見立てて故人の霊が迷わないように目印にするため、またほおずきの鮮やかな色彩で盆飾りを華やかにする目的で飾られます。
また赤色には魔除けの意味もあるので玄関先に飾るおうちもあったりします。
こんな風に飾ってあると風情が感じられて素敵ですね。
また観賞用のほおずきは10月頃まで楽しむことができるので、中秋の名月にすすきと一緒に飾ったり、そのオレンジ色はハロウィンにもピッタリなのでハロウィンの飾りにも使えますよ♪
ほおずきの食べ方とおしゃれな飾り方 まとめ
ほおずきにお盆のイメージを持っている人もいますが、普段からお部屋に飾っても可愛いですし食べることもできます。
ドライフラワーも簡単に作れるので、食べて飾って、1年を通してほおずきを楽しんでみてはいかがでしょうか♪
【あわせて読みたい】
→ お盆のお供え物の選び方とのしの書き方
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