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お盆のお供え物の選び方とのしの書き方

カゴに盛られた林檎や洋ナシ 夏の行事

お盆に親戚や実家に帰省する際のお供え物はどんなものにしたら良い?
のしの表書きはなんて書くのが良い?

さくっと解決します!

お盆のお供え物、やっぱりお菓子?お菓子以外には?

夏の贈答品の定番と言えば、やはりゼリーではないでしょうか。
涼しげな見た目と暑い中でも日持ちがするもの、食べるときも冷やしてひんやりと喉通りが良く食べやすいのでどこででも見かける定番品です。

ですが、同じゼリーをいくつも貰って処理に大変、とかゼリーは好きじゃないけどなかなか相手に言いにくい・・・と定番であるがゆえに貰う側にとっては困るものであることも。同様のことは水羊羹素麺にも言えるかと思います。

ではどんなものが良いのか?

大前提は、お盆の期間中にお仏壇に供えておくものなので日持ちがするものであることですね。暑さで傷んでしまうものも困ります。

果物も良いですが、渡してすぐに食べてもらえるとも限りませんよね。そうしていざ切ってみたら中が傷んでしまっていたりとか、そもそも当たりはずれもあります。
もしそれでも果物を選びたいなら盆明けくらいに食べ頃になるようなもの、まだ固めの桃などにすると良いでしょう。

落雁など砂糖菓子は御供えものには定番ですが、あまり好みでないという人が結構多かったりします。
なのでその代わりに上質な、和三盆を使ったきれいな和菓子も良いでしょう。おかきなどの乾き物も良いですね。

クッキーや焼き菓子も日持ちがしますしお子さんがいる場合は和菓子よりも喜ばれる傾向にあります。

しかし厳密に言うと、お盆は精進料理を食べるものなので動物性のバターやクリームなどを使った洋菓子は本来ならばいけません。ですが、今はそこまで厳密ではないですよね。
マナーにとても厳しい人、家なら避けた方が良いでしょうがそうでないならクッキーなどの洋菓子でも問題ないと思います。

また家系によりますが、親戚が持ち寄ったお供え物をそれぞれ分けて各家庭毎に持ち帰る場合も多いです。なのでその場合は、羊羹1本、よりも小分けに出来るものの方が適していますね。

これらが一般的に日持ちのする、選びやすいものですが、場合によっては違う選び方も出来ます。

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まず故人様の好みが解っているならそれを供えることが一番、喜ばれるものですね。
たとえそれが、思い切り動物性の食品で小分けにも出来ない苺のショートケーキだったとしても、故人様が大好きだったのなら喜んでくれているでしょう。

ただしナマモノのケーキをずっと仏壇に供えておくわけにはいかないので、集まった人たちが食べる時に一緒に仏壇にもお供えして、みんなで食べれば良いですね。ここのケーキが大好きだったね~なんて話しながら故人を偲ぶのも素敵な時間です^^

机の上の苺のケーキと珈琲

また、残されたのが高齢の方お一人、という場合もありますよね。
それなのにお菓子の詰め合わせや素麺の桐箱がいくつもあったら一人ではなかなか処理しきれず困ってしまいます。

そういう場合は、普段の食事で手軽に食べられる調味料だったり洗剤などの日用品でも良いでしょう。

故人様の御供えなのに洗剤は…と思うかもしれませんが、故人様も残された方を心配しているでしょうし、ネットショッピングをされない方なら重い日用品を買い物に行くのは大変なことでもあります。残された方の役に立つものを選ぶのもひとつの方法です。

渡す時に一言添えれば気持ちもわかってもらえて失礼にはならないでしょう。

お盆のお供え物、のしの書き方は?

お供えするものが決まったところで、ではのしはどうしたら良いのか?
一般的にのし紙は「御供」おそなえ、を選びます。

ちょっと細かい話をしますと、お祝い用のものはのし紙と言いますが御供やご霊前などの仏事用は「掛紙」かけがみと言います。本来、熨斗(のし)はお祝い事に用いるものなので仏事では用いません。デパート等で仏事用ののしで、と言っても通用はしますが仏事用の掛け紙、あるいは御供の掛け紙をお願いします、と言った方が確実ですね。

名前は必ず書かなければいけないという決まりはありません。直接渡す場合や実家などのごく親しい身内なら書かないで持っていく場合もあります。あなたとの関係性で決めて良いでしょう。

名前を書く場合は、掛け紙に書く名前はフルネームの方が良いです。他にも親戚からのお供えが集まると考えると苗字が同じ人が多い訳ですから誰からのものかわかるようにフルネームにした方が良いです。夫婦など、連盟にする必要はなく世帯の代表者1名の名前だけで充分です。

▼手書きが苦手という人はスタンプを作ってしまうのも手です。

水引きは黒白よりも双銀、藍銀、黄白の結び切りの水引きのものを用います。

また誰からのものかわかりやすい、という点で、内熨斗だと開封するまで誰からの御供かわかりませんから包み紙の上からかける外熨斗がおすすめです。

お供え物の表書きは薄墨が良いの?

掛け紙を薄墨で書くのかどうか、地域によって違いがあります。

なぜはっきりとした黒色ではなく薄い黒色、薄墨の色で文字を書くのかというと、まだペンがない頃はすずりで墨をすって筆で文字を書いていた訳ですが急な訃報にしっかりと墨をする時間もなく駆けつけたという意味すずりに悲しみの涙が落ちて墨がにじみ薄くなったという意味があります。

そういう意味から薄墨で表書きを書くのはお通夜の香典袋だけ、というところもあればお通夜・葬儀、長くても49日の法要までは薄墨でも良いものとしているところもあります。また関西では新盆云々関係なくお盆の御供えは薄墨という地域もあります。

その土地に合わせるのが一番ですが、薄墨ではなく黒であっても特別失礼に当たる訳ではないのでもしも用意してもらった掛け紙が薄墨だったとしてもそのまま持参して問題ないでしょう。

 

まとめ

こういう冠婚葬祭の行事には特に、地域独自の決まりごとが色々あってこれまで育ってきたところとの違いに戸惑うこともあるでしょう。
ですが、ここの地域ではこういう風習なんだ、と受け入れてしまうのが一番です。

それを踏まえて今回ご紹介したことを参考にしてみてください。

 

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