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エアコン室外機の直射日光対策。室外機の日よけ効果は?節電になる?

生活のコツ

エアコンは涼しくて快適だけど、気になるのはやっぱり電気代…

あれこれ節電や省エネ方法はあるけれど、室外機をどうにかしたら電気代、安くならない?

エアコンの室外機に直射日光が当たる場合、対策は必要?

エアコンの室外機が南向きで毎日ガッツリ直射日光があたっている…これって電気代に影響しない?何か対策したら電気代を安く出来るんじゃ?!とお思いのあなた。

エアコンの室外機に直射日光が当たっているのと当たっていないのとでは、直射日光が当たらない方が電気代はかからなくなります。なので日光が当たる場合は何かしら対策をした方が電気代の節約になります。

ただし。
室外機に直射日光が当たっているから当たっていない時と比べて効率が落ちる、ということはありません。

壁に並んだエアコンの室外機三台

室外機の中には熱気を冷気に交換するための熱交換器というものがあって、この熱交換器に日光が直接当たるようなら当たらないように工夫すべきですが、でも熱交換機は通常は建物側に配置されているので直接日光が当たることはないです。

室外機は大抵、建物の壁を背中側にして、風が出てくるところを前に向けて設置されていますよね。そういう向きで置いてあれば大丈夫です。もしこれを逆にして置いているなら熱交換器に直接太陽光が当たっている可能性があるので、向きを変えたり日除けをしたりと対策が必要です。

そういう通常とは逆向きの置き方をしていなければ、室外機のボディに直射日光が当たっていてもエアコンの構造には影響はありません。なので、日光が当たっていても当たっていなくても熱効率に変わりはないということです。

室外機に直射日光が当たっていても当たっていなくても性能には影響がない
なのですが、でも直射日光が当たっていない方が、電気代は安く済みます

それはなぜか?と言いますと。

室外機は空気を吸い込んで、それを冷やして涼しい風を部屋の中に送り出しています。空気を冷やす時、その空気の気温が低ければ低いほど冷やすのがラクになりますよね。
ということはそれだけ冷やす効率が良くなり電力消費が抑えられます。

室外機やその周りが直射日光にさらされるとその周辺の気温が上がります。
でも何かしら対策をして日陰にすれば、多少なりとも気温が下がるので下がった分だけ空気を冷やしやすくなります。

勘違いしやすいかもしれませんが、室外機の上部にUVカットのシールを貼って直射日光を防ぎましょうという商品があります。でもあれは殆ど意味がないです。室外機の頭だけUVカットしても日陰になって周りの気温が下がるわけではないですよね。

室外機のボディに直射日光が当たる当たらない、ではなくて、室外機の周りの空気に直射日光が当たらないようにすることが気にすべきポイントです。

エアコンの室外機の上に取り付けた日よけ

ということで、エアコンの室外機に直射日光が当たっている場合は日陰対策をして電気代を少しでも節約しましょう!

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エアコンの室外機に日除けをするときの注意点は?

エアコンの室外機には日陰対策をした方が電気代の節約になります。

じゃぁその方法は?という話ですよね。

簡単なのは、よしずやすだれ、グリーンカーテンなどで日除けを作ることです。
よしずはすだれと似ているものですが、よしずは↓このように立てかけて使うもので、

軒先に立てかけたよしず

すだれは吊るして使います。

縁側に吊るしたすだれ

素材は竹や葦(あし)で作られています。
ただこの時に気をつけなければいけないポイントがあるのですが、それは、室外機の風通しを良くすることです。

日陰を作るのは良いのですが、やり方によっては日陰を作るために置いたモノのせいで風の通り道が妨げられてかえって効率が悪くなってしまう可能性があります

室外機はその仕組み上、背面から空気を吸い込んで表面から熱風を吐き出しています。

室外機の表面、吹出口の目の前にすだれを吊るしたりよしずを立てかけてしまったら?
それらの日除けが室外機の風の出口を塞いでしまって効率が悪くなるならまだしも室外機の故障の原因になってしまいます。

マンションなどで狭めのベランダだと室外機の前1mも空間がないこともあるかもしれません。その場合は特に室外機の前だけではなくて周りにも何も置かないで、出来るだけ風通しが良くなるようにしましょう。

室外機の吹出口の前には何も物を置かないこと。
可能なら1mは空けてけてほしいところです。

よしずよりも、すだれやグリーンカーテンなどの方が、外壁とベランダの手すりを使って室外機の前面を塞がず日除けを作りやすいですね。
よしずを立てかける場合は、表側ではなく裏面の、吸い込み口の方に立てかけてください。日の当たり方によっては側面に立てかけてもOK。表側に立てかけるのではないなら幅を1mも空ける必要はありません。20cmくらいで大丈夫です。

また日除けの為にと囲いを置いている場合、これも同じく注意が必要です。


室外機が吐き出した空気がうまく逃げていけないし、更にその吐き出した熱い空気を背面から吸気することになるので、それこそ冷やす力がもっと必要になって電気代が上がってしまいます。

木の枠で囲まれた室外機

無機質な室外機をオシャレにしたい!と↑こんな囲いを設置している人もいると思いますが、エアコンを使用していない時はこのままでも問題ないですがエアコン使用時にもこのままの状態にしておくのは完全NGです。ご注意ください!

室外機を囲って空気を逃げにくくしてしまうと、室外機からうまく空気を吐き出すことができなくなり室外機の周囲には熱気が留まってしまいます。

室外機は、直射日光が当たる当たらないよりも何より風通しを良くすることがとても重要です
ポイントをまとめますと、

室外機の周りの空気の温度を下げることでエアコンの稼働負荷を軽減させる
→日除けによって吸い込む空気の温度を下げる
→排気した熱気をその場にとどまらせない
→室外機の前側を塞がないよう日除けを設置する
→室外機周りの風通しを良くして熱気を散らす

となります!
以上を気にして対策をすることで結果、エアコン代を減らせる、ということになるわけですね◎

また、もしも直接床置きで室外機を設置しているならそれも熱気がこもりやすい状態になってしまっています。もし室外機が床に直置きになっているなら脚を台の上に乗せて、室外機の下にも風が通るようにしてあげましょう。

台座の上に置いたエアコンの室外機二台

エアコンの室外機に水をかけると節電になる?

室外機は裏側の吸気口から周囲の空気を吸って、その空気を冷やして涼しい風を部屋の中に送り出しています。

ということは、吸い込み口のまわりの空気が冷たければそれだけ冷やすのがラクになるので、そうすればかかる電気代も少なくなりますよね。
日除けで気温を下げる他に、水をまいても気温を下げることができます。打ち水がそれです。

室外機に水がかかっても壊れない?と不安に思う人もいるかもしれませんが、室外機って屋外にあって風雨にさらされることもままありますよね。でも夏や冬には問題なくエアコンを使えていますよね。我が家では室外機の上に植木鉢を置いて思いっきり水をやっていますがなんの問題もありません。

素人目に室外機の中の部品に水をかけようとすると故障の原因になりかねないのでおすすめしませんが、外側に水がかかる分には大丈夫です

上から水をかけて、室外機背面の網の部分を濡らして冷やしたり、室外機の足元に打ち水など水を撒いて、その周辺の気温を下げましょう。

砂利にホースで水を撒いて打ち水をしている様子

業務用だと内部の熱交換機に直接働きかけて冷やすものもありますが、その装置を自宅用に作るのは手間だし故障の可能性があるしと非現実的です。家庭用なら日除けをして水を撒く対策で充分です。

水を撒くタイミングとしては、エアコンは起動時に電力を消費するのでエアコンをつける前に水を撒くのが一番効果的なタイミングですね。あとは日中の暑い時にちょいちょい水をまくとより効果が得られるでしょう。

夏のエアコン室外機の節電対策 まとめ

室外機に何か工夫をして効率を良くし電気代を安くしたいなら、室外機とその周辺の空気の気温を下げることで室外機の効率を上げてあげましょう。

日除けをする場合は室外機の吹出口の前を塞いでしまわないように。排出した熱気がこもらないよう風通しをよくすることがポイントです。

またエアコンの起動前や日中の暑い時間帯にエアコンを使う時にはちょこちょこ、室外機の裏側や周辺に水をまいて気温を下げましょう。

連日の猛暑日でエアコンが手放せない日が続きますがうまいこと工夫して効率的にエアコンを使いましょう‥!!

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