![エアコンの設定温度を変える](https://homa.xsrv.jp/wp-content/uploads/2018/07/b65ca1c4f924502ad7d37beb6397873e.jpg)
暑くて寝苦しい夜。
エアコンをつけて寝ると朝なんとなく体がだるくて…とエアコンが苦手な人もいますが、うまく使えば朝まで快適に眠ることが出来ます。
窓を開けて扇風機ではもはやしのげないくらいの寝苦しさだと、今度は寝不足になってしまって日中の活動に影響を及ぼしかねませんよね。
エアコンが苦手な人も、エアコンを常用している人にもぜひやってみてほしい、朝まで快眠するための効果的なエアコンの使い方をご紹介します♪
朝まで快眠のための準備
朝まで快眠できるようエアコン効果的に使うために、まず寝るまでに部屋の準備をしましょう。
日中留守にしていて夜帰ってきたら。
①まず、窓を開けたり扇風機で部屋の中の暑い空気を外に追い出します。
②そしたらエアコンを18~20度くらいに設定して一気に冷やします。
③30分ほどして室温がある程度まで下がったら、好みの設定温度まで上げて使用します。
これで寝るまでの部屋の準備が出来た状態です。
どういうことか、詳しくご紹介しますね。
![整ったベッド](https://homa.xsrv.jp/wp-content/uploads/2017/05/pillows-1031079_1920-1024x683.jpg)
①中の暑い空気を外に追い出す
日中は部屋は閉め切られていているので太陽の熱がこもります。
風の流れがあれば少しは熱気も流れてマシですが、でも防犯上窓全開で出かけるわけにはいきませんよね。
外の気温と帰ってきて部屋の中に入ったときの気温、部屋の方が暑いと感じることありませんか?きっと誰でも一度は経験があると思います。
それは壁など部屋の中のものが吸熱して蓄熱してしまっているからです。正しい言い方ではないかもですが、壁の体温が上がっている、という感じです。
またエアコンは外気温ではなく内気温、つまり使用する部屋の温度に反応して運転しています。
外が35度でもエアコンの設定温度が25度で、部屋の中が25度になったら、エアコンの運転は止まりますよね。そして部屋の温度が上がったらそれを感知して25度まで下げるためにまた動き出す、という仕組みです。
じわじわと気温が上がり蓄熱されて日中蒸された部屋の暑さは、たとえ夜になって少し気温が下がっても閉め切った部屋ではそうそう気温は下がりませんし放熱も出来ません。
なのでまずは帰ってきたら、暑くこもった部屋の中の空気を外に出して少しでも低い外の空気と入れ替えます。
エアコンは5度冷やすよりも3度冷やす方が電気代を食わないので、出来るだけ電気代を抑えるためにもエアコンをつける前になるだけ部屋の温度を下げられるようにしましょう。
![](https://homa.xsrv.jp/wp-content/uploads/2018/06/4d4489d0c6feed3cce012e7785f8505e.jpg)
②18~20度くらいで一気に冷やす
そしたら次にエアコンをつけます。
この時、27度や28度なんて生ぬるい温度じゃいけません。
ガツンと18度から20度くらいで一気に下げます。
電気代がかかる!とためらうとは思うのですが、でも快眠のためには必要なことなのでそこはぐっと我慢です。
なぜこんなに一気に冷やすのか?
それは、壁の温度を下げるためです。
エアコンを27度くらいで使用していると、つけている間は良いですが、就寝時にエアコンを切ったら完全に下がりきっていない壁や家具家電からじわじわと放熱されて、結果部屋の中が暑くなり寝苦しくなってしまうんです。
20度設定を30分くらいさせて壁も家具も冷やしてしまえば寝る時にエアコンを消しても放熱されないので部屋も暑くなりにくくなるというわけです。電気代が気になるとは思いますが、短時間で一気に部屋の中の温度を下げてしまえばその後は温度を一定に保ちやすくなります。
実際に20度まで部屋の温度を下げろということではありません。大抵の人はそんなに寒い部屋にはいられないでしょうし、そこまで下げるには相当電力も使ってしまいますからね。
![](https://homa.xsrv.jp/wp-content/uploads/2018/06/2f84aeb573d0a59af2e5b4d014efe161.jpg)
③30分ほどしたら好みの設定温度に戻す
そうして30分くらいして蓄熱がなくなったら、その後はいつもの設定温度に戻しましょう。
じわじわと長く放熱しているものをそれなりの温度でがんばってじわじわ冷やす、長距離走をするとでも言ましょうか。それよりも短距離走的な攻め方で、最初は大変だけど一気に冷やした方が温度を一定に保ちやすくなっているからそのあとに大した労力は不要、ラクちんになるよ、ということですね^^
寝る時はエアコンを切る?つけたまま寝る?
そうやって部屋の温度を一気に下げてしまえば。
エアコンが平気な人は、28度くらいに設定して眠れば朝まで快眠です。
時々25度くらいの低い設定温度で長袖パジャマで布団をしっかりかぶって眠るという矛盾な寝方をする人もいますが^^;それだと体が冷えすぎて翌朝だるくなってしまう可能性があるので、体が冷えすぎないよう27~28度程に設定すると良いと思います。
かくいう私もエアコンがすごく苦手で去年までは窓を開けて扇風機とアイスノンで熱帯夜もしのいでいたのですが、ここ最近の異常な暑さにとうとうエアコンに手を出してしまいまして。
28度設定睡眠をしていますが、今の所快適に朝を迎えています。
寝苦しくて何度も夜中に目を覚まし朝も暑すぎて目覚ましより早くに目が覚めてなんだか勿体無い気分になっていたのを思い返すと、早くエアコンつけて寝てればよかったなと思っています^^;
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どうしてもエアコンが苦手な人は、寝る時に3時間の切タイマーを設定して眠りましょう。
3時間後に切れるようにセットすれば深い眠りにつくまでは快適な温度の中眠れることになります。
切れた後も、事前に部屋の中をしっかりと冷やしてあるのですぐに部屋の温度が上がって暑くて目が覚めてしまうということにはなりにくくなっています。
それでも朝になってだんだんと気温が上がると部屋の温度も上がって暑くて起きてしまうかもしれません。
可能なら起きる2時間くらい前からエアコンの入タイマーをセットしておいたり、エアコンを使いたくない場合はアイスノンをそばに置いておいたり冷感マットを使ったりと、快眠グッズも合わせて効果的な対策をすればいくらか快眠さを保つことが出来ますね。
▼電気代を少しでも抑えるにはエアコンのお掃除も大事です◎
エアコンと扇風機は一緒に使った方が良い?
エアコンと扇風機は一緒に使うのがおすすめです。
まずエアコンは、エアコン付近の気温を感知してそこから設定温度まで冷やそうと動きます。
暖かい空気は軽いので上に、冷たい空気は下に溜まるので空気が循環しないと上層には熱い空気が長く滞在していますよね。でも足元だけは冷えていて、でもエアコン付近は暑いからまだまだがんばって部屋を冷やそうとして、そして私たちは寒いと感じて、電気代もそれだけ多くかかって、と無駄なことだらけ状態です。
でも扇風機を上に向けて首振り運転で空気を回せば、エアコン付近にも冷たい空気が行くのでエアコンの無駄な運転が抑えられます。
また、人は風がある状態と無い状態では体感温度が2度くらい違うと言われています。
ずーっと直接風に当たり続けるのは体を冷やしすぎてしまって良くないですが、適度に風が当たることで涼しさを感じられるので、そうすればエアコンの設定温度を1、2度上げても同様の涼しさを感じられるということになります。
エアコンは一定の温度に保つよりも設定温度に冷やすまでにより多くの電力を使うので、その設定温度が上がればそれだけ電気代もかからずに済むわけです。
とは言え風が苦手なのに無理して体に直接風を当てる必要はないですし寝ている時は体温が低くなりますから、その場合は壁に風を当てるようにして、体に当たったとしてもそよ風程度になるように調整して使いましょう。
朝まで快眠するための効果的なエアコンの使い方 まとめ
エアコンは体に悪いイメージがあったり電気代もかかったり。
でも、暑くて全然寝付けなかったり眠れても夜中に暑さで目が覚めてしまったり寝起きは汗ぐっしょりで気持ち悪かったり、人によってはあせもが出来て病院に行かなければいけなくなってしまったり。
シャワーや洗濯物も増えて水を使うことが増えるし、寝不足で体調が万全でない中で更に真夏日なんかになると体も頭も思うように働かずミスをしてしまったり、怪我をしてしまったり。
そんなことになってしまうなら、エアコンを使った方がちゃんと眠れるし身体的な負担も減るし、無駄に水道代もかからないし。
わたしもエアコンには良くないイメージしか持っていなくて今まで拒否してきましたが、上手に使えばとても有効的なものなんだなと実感しています。
エアコンが苦手でも、工夫すれば快適に利用することが出来ます。
適正な温度と使い方でこの暑い夏をなんとか乗り切りましょう!
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