ふわふわで気持ち良い羽毛布団。
場所を取ってしまうから収納も大変だけど、ちゃんと扱えば長く愛用することが出来ます。
今回は羽毛布団の使い方、干し方や収納方法のご紹介です♪
羽毛布団の使い方と干し方
羽毛布団は側生地(がわきじ)を傷つけないように使うことが大事です。
※側生地とは布団の詰め物を包んでいる布地部分のことを指します。
側生地に傷が付いて穴が開いてしまうとそこから羽が飛び出してしまいます。ダウンを吸ってしまうと健康にもよくありません。それを防ぐ為に布団カバーを使いましょう。
オイリー肌の人だと顔が当たる部分が脂で汚れやすくなったり劣化しやすくなって、長年つかっているとそこから生地が破けて羽毛が出てくることもあります。
羽毛布団を長く使いたいなら布団カバーを使ってくださいね。
羽毛布団が湿気てきたリかさが減ってきたなと感じたら、干しましょう。羽毛の膨らみを保つためには月に1~2回程度干して使うと良いです。
干し方は、陰干しでも良いですし天日干しでも問題ありません。
●羽毛布団の陰干しの方法
陰干しする場合は風通しの良い場所でしましょう。風の流れがあるところならベランダでも室内でもOKです。
●羽毛布団の天日干しの方法
天日干しは月に1~2回の頻度で1~2時間程度を目安に干します。
直射日光が当たると生地が傷んだり色あせたりしてしまうので天日干しの際には布団カバーを掛けたままで干すと良いです◎
カバーをつけた状態で、表裏各1時間程度干しましょう。
布団を干すのに適した時間帯は、空気中の湿度が低い時間帯、正午をはさんだ前後2時間くらいが干すのに良い時間です。
▼室内干しに便利な布団も干せる大容量物干しラック
布団全般に言えることですが、布団の中は出来るだけ湿気のこもっていない乾燥した状態にあることが望ましいです。湿気はカビの原因になりますしダニが住みやすくなってしまうなど衛生面でも良くないです。
なので、たとえ降水確率0%の晴れた日でも湿度が高い梅雨時期なんかは布団干しには適していない空気の状態だったりします。湿度が低くて風邪の流れもある程度ある時がベストですね。
羽毛布団を天日干しするのは良くない、という意見もありますが、羽毛であるアヒルやガチョウはガンガン日光に当たっていますよね。ということは数時間日光に当てたからと言って簡単にダメになるようなものではないということはわかると思います。
もしも購入した羽毛布団に天日干しはしないようにと注意書きがあるなら、それは羽毛の問題と言うよりは羽毛に施した樹脂加工の問題です。
樹脂加工は羽毛を乾きやすくさせたり羽毛の吹き出しを押さえる為に施されますが、樹脂は紫外線で劣化するので直射日光に当てると羽毛が吹き出すなどの問題が起こることがあります。
ただこれは安価な羽毛布団に多く見られることなので、ある程度良い値段の品質の良い羽毛布団なら心配はありません。
それに実際には天日干ししたほうが羽毛のかさがが減るのを遅く出来て結果として布団の寿命を伸ばすことが出来ます。
どうしても日光が心配なら、初夏~秋口の日差しの強い時は陰干しにして、冬や春の日差しが弱い時には天日干しをするなど工夫してみるのも良いですね。
マンションの決まりなど事情があって布団を干せない場合は布団乾燥機で乾かすと良いですね。
外に干すにしても中に干すにしても、感覚としては布団の中の空気を入れ替える、といった具合です。
▼アイリスオーヤマの布団乾燥機はずっと人気ですね◎
布団叩きは使わないでおいた方が良いです。
叩くと中の羽毛を傷めてしまうので、叩くのではなく手で布団の表面を撫でる、払うようにしてホコリなどを落としましょう。
羽毛の寿命は30年以上ですが布団の寿命は一般的に15年、羽毛布団だと10年ほどです。が、人によって、使い方によっては数年でダメになることもあれは20年30年と長く使っている人もいます。手入れ1つで長く使えますし、ものによっては高価な布団もありますから、適切な扱い方をして出来るだけ長く使いたいですよね。
羽毛の膨らみ、かさがなくなったりニオイが出てきた、羽毛が出てきたという場合は買い替えのタイミングです。
羽毛布団の収納、保管方法
布団に湿気は大敵で通気性が必要です。
なので、布団用収納袋でも全面ビニールのものは通気性がないので避けます。
そして収納する前は布団内の空気を乾燥させるために天日干しをしてからしまいましょう。
そして長期保管する時は布団カバーは外して収納しましょう。
100均でも売っている通気性の良い不織布や綿素材の布団カバーを使うと便利です。
布団を買った時に入っていた袋をそのまま使うのがサイズも合っている訳ですし一番ラクです。ビニールの袋でないならぜひ活用しましょう。
羽毛布団を使っている間(大抵寒い時期に使いますよね。)夏物のタオルケットなどを収納しておいて、羽毛布団が不要な時期になったら入れ替えるとすると袋もどこかにしまう必要もないので手間にならずラクチンです♪
袋を使わず収納する場合は紐やストッキングが便利です。ストッキングは伸縮性があるのでまとめる時にやりやすいです。
羽毛布団を縦に2~3等分に畳んで端からくるくるっと巻いて、両端2ヶ所をストッキングで結んで留めましょう。
羽毛布団は抑えれば結構小さくなるので、収納場所が狭い時は少し潰して収めれば良いですね。
収納しておく場所は出来るだけ風通しの良いところが良いですが、布団は大きいですし場所も取るので置いておく場所も限られてしまってなかなか難しいことも多いですよね。
あまり風通しの良くないところに保管しておく場合は、~3ヶ月に1度は袋から取り出すなどして干してからまたしまうと湿気がこもりにくくなります。ちょっと手間ではありますが長く使う為にも晴れたお休みの日にささっと干してしまいましょう。
また羽毛布団の上に重い掛け布団などを載せると重みで羽毛が潰れてしまいます。大きくて場所を取るので上に何か載せたくなってしまう気持ちはわかりますがそこはぐっと我慢。上に重いものは載せないようにしましょうね。
長期間収納した後に使う際には1回陰干しをしてください。使う前に一度陰干しすれば膨らみが戻ります。
布団を折り畳んで空気を押し出てし、新しい空気と入れ替える為に充分干してから使うと気持ちよく使えますよ^^
羽毛布団の収納に圧縮袋は使っても良い?
空気を抜いて使う布団圧縮袋はあまりおすすめ出来ません。
圧縮が強すぎるので羽毛布団を傷めてしまって、使おうとした時には8割程度までしか膨らみが戻らなくなってしまいます。
羽毛布団にはフェザーとダウンが混じっていますがフェザーには芯があるので、圧縮している時に生地を傷つけて穴を開けてしまうかもしれません。特に羽軸が太いフェザー配合品は要注意です。
圧縮袋を使うと大なり小なり羽毛が傷みます。それを何度も繰り返せばだんだん膨らみがなくなっていって、保温性や保温性も悪くなっていきます。
安物だからと割り切れる物だったらそれでも良いですが、長く使いたいと思っているなら圧縮袋は避けた方が長持ちします。
圧縮袋によって「羽毛布団はNG」という表記があるものとないものとがありますが、個人的には使えると書いてあっても圧縮袋は使わないでおくことをおすすめします。
どうしても場所の関係などで圧縮収納したいなら、しまう前に干してよく乾燥させてから圧縮しましょう。空気を抜く時は、急激に抜いてしまうと布団の縫い目から羽毛が出ることがあるのでゆっくりと時間をかけて抜いていく方が良いです。
そして1ヶ月に1回程度の間隔で、袋から取り出して干して、再度圧縮し直してあげると良いです。膨らみが損なわれにくくはなります。
ですが年々圧縮を繰り返すと段々膨らみが戻らなくなっていくことは覚えておいてくださいね。
羽毛布団の干し方と収納方法 まとめ
羽毛布団は陰干しでも天日干しでもOKです。
収納の際には羽毛へのダメージを減らす為にも圧縮袋での収納は避けた方が長持ちします。
羽毛は繊細なものなので丁寧に扱うに越したことはないですが、と入っても羽毛布団はそんなにヤワなものでもないのでそこまで神経質になる必要もありません。
傷と湿気には充分気を付けて使いましょう^^
こちらも一緒に♪
→ 布団の暖かいかけ方、敷き方、敷く順番と羽毛布団の選び方
→ 布団乾燥機の効果的な使い方、敷布団と掛け布団の間?両面かける?
→ 梅雨時期の布団の干し方、湿気対策アイテムはコレ!
コメント