「そうめんかぼちゃ」って、ご存知ですか?
素麺?でもかぼちゃ??どっち!?
そうめんかぼちゃとは。
そうめんかぼちゃの味や食感、旬や栄養についてご紹介します♪
そうめんかぼちゃとは?
そうめんかぼちゃは、カボチャの一種です。
ウリ科カボチャ属ペポ種に属するのですが、これはズッキーニと同じ種類です。
なので、かぼちゃと言っても瓜に近い感じの食べ物です。
大きさは20㎝くらいの俵型で、見た目が冬瓜に似ているので冬瓜と勘違いしてしまう人も結構いたりします。そうめんかぼちゃの方が黄色いです。
そうめんかぼちゃは漢字で「素麺南瓜」と書くのですが、他にもいくつか呼び方があります。
・そうめんうり 「素麺瓜」
・いとなんきん 「糸南京」
・きんしうり 「錦糸瓜・金糸瓜」
・いとうり 「糸瓜」
地域によって呼び方に違いはありますがこれらはみんな同じそうめんかぼちゃのことを指しています。
何が素麺?糸?というところですが、そうめんかぼちゃは茹でたり蒸したりして加熱すると果肉の繊維がほぐれて糸状になるんです。
普通のカボチャだと種の周辺がふわふわした綿みたいになっていますが、その部分の繊維が太くてほぐれるんです!おもしろいですよね♪
そして食べる時は大抵、ほぐして麺の状態で調理して食べます。
素麺のように食べられるのでそうめんかぼちゃ、ということですね^^
また繊維の色が黄色だから金糸瓜、錦糸玉子みたいな錦糸瓜とも呼ばれたりするわけです。
ちなみに英語でもスパゲッティ・スカッシュ(Spaghetti squash) = スパゲッティ瓜と呼ばれているんですよ♪
そうめんかぼちゃはどんな味?
そうめんかぼちゃの味、気になりますよね。
結論から言うと、味は殆どなくほんのりと甘い感じです。
カボチャの仲間ですがカボチャのようにホクホク甘いのではなく、シャキシャキとした繊維食感で言うなれば大根のつま、と言ったところでしょうか。
そうめん瓜とも呼ぶように瓜寄りの味わいで、かすかに瓜独特の匂いも感じられますが特段青臭いということもないです。
あっさりとした味わいでクセがないので、名前のように素麺の代わりや春雨みたいに食べられます。
かぼちゃと書いてあるからと思って緑色のカボチャを想像して買って食べるときっとがっかりしてしまうので気をつけてください^^;キュウリや大根を思って買うと良いですね。
【関連記事▷ 冬瓜の調理方法と保存方法 】
そうめんかぼちゃの旬と栄養
そうめんかぼちゃの旬の時期は夏で、7月~9月頃までスーパーなどで見かけられます。
色の薄いものよりも黄色が濃いものの方が熟しています。
熟しすぎると発芽して、中を切った時にもやしみたいな芽が生えていてびっくりするかもしれませんが、取り除いて調理すれば問題なく食べられます。
でも発芽に栄養分を使われてしまうので、買ってもしばらく調理しなさそうな場合は色が薄めのものを選ぶと良いですね。
夏の暑い時期が旬の食べ物なので、その淡白な味わいとシャキシャキ食感も相まって食欲がない時でもさっぱりと食べられます。
旬は夏ではありますが、保存性が高いので保存状態が良ければ12月頃まで食べることが出来ます。
栄養面では、食物繊維はカボチャと同じくらいあるのでお通じを良くしてくれたり、また冬の風邪予防にかぼちゃを食べると良いといいますが、同じようにそうめんかぼちゃもビタミンCを多く含んでいるので風邪予防になる免疫力を高めてくれます。
またビタミンB、Eもあり美肌効果にも役立ちます。
カリウムも多く含んでいるのでむくみ対策にも良いですし、葉酸も多いので貧血の人におすすめです。
【参考記事▷ そうめんかぼちゃの茹で方、食べ方と保存方法 】
そうめんかぼちゃとは?味わいと栄養 まとめ
そうめんかぼちゃ、見た目は冬瓜のようで、加熱するとほぐれて素麺のようになる不思議な食べ物。
旬は夏ですが冬まで保存できるので、さっぱりシャキっと食感は夏に味わって、冬は炒め物や煮物などで味わって。
食べ分けておいしさを楽しむのも良いかもしれませんね♪
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