いちじくには、よく見る紫色の他にも黄色や黄緑など白っぽいものもありますよね。
あのいちじくは食べられるのでしょうか?
いちじくの色の違いって何なのでしょう?
黄色、緑色のいちじくは食べられる?
よく見るいちじくは赤紫色をしたものですが、時々黄緑色、白っぽいいちじくを見かけることもあると思います。
このいちじくには2分類あって、
①未熟でまだ色付いていない状態のいちじく
②熟してもそういう色の品種のいちじく
です。
未熟な緑色のいちじくの食べ方
まず、①未熟な緑色のいちじくは硬くて甘みがありません。
なので甘露煮にするのに丁度良いです。
いちじくの甘露煮はまだ青いうちに収穫して作るもので、甘露煮にする事で熟したような色に変化します。
簡単にいちじくの甘露煮の作り方をご紹介しますね♪
・いちじく 1kg
・砂糖 200g
・お酢 40ml
作り方
1、いちじくは軸(ヘタ)を切り取ってきれいに洗い水気を拭きます。
2、アク抜きのため、沸騰したお湯の中にいちじくを入れ2~3分茹でたらザルにあげて水気を切ります。
3、鍋に茹でたいちじくと砂糖・お酢を入れて弱火にかけます。 果汁が出てきたら強火にして、沸騰したらまた弱火に戻し、落し蓋をして途中アクをとりながら煮ます。 いちじくの大きさなどによりますが、煮る時間は~3時間くらいです。気長に煮込みましょう♪
4、汁が少し残るくらいまで煮たら火を止めて、半日~一晩寝かせます。落し蓋はしたままにしておいてくださいね。
5、時間が経ったら再度弱火で煮込んで、柔らかくなったら完成です。
粗熱を取ってタッパーや熱湯消毒したビンに入れて冷蔵庫に保存しましょう。
保存の目安は2周間くらいです。
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※寝かせずに食べることも可能なので、好みで調理してOKです。
4の時に食べられるほど柔らかくなっていたら味見をしてみてください。 ある程度味は染みているので、それで良いならそのまま汁気を飛ばして完成です。
いちじくの甘露煮は水を使わずいちじくの持つ水分で煮込みます。
煮込んでいる途中は形が崩れやすいのでかき混ぜることはしないでおいてくださいね。
もし途中で煮崩れてしまったらそのまま崩しながら煮詰めてジャムにすると良いですよ。見た目は違ってもおいしさは変わりませんからね。
ヨーグルトやバニラアイスと一緒に食べるとおいしくておすすめです☆
冷凍保存も出来るのでたくさん作ってしまっても安心ですよ。
食べるときは冷蔵庫に入れておいたり自然解凍して食べましょう。
黄緑色のいちじくの食べ方
②の色の白い、黄緑色っぽいいちじくは、そういう品種のいちじくです。
いちじくには200種類以上の品種があって、例えば主産地がトルコのスミルナ、フランスのバナーネ、アメリカのコナドリアなど本当にたくさんあります。
いちじくは元はアラビア南部が原産の樹木で、現在のイチジク生産の上位5か国は、トルコ、エジプト、アルジェリア、モロッコ、イランです。
白いいちじくは、中身はジャムのようにねっとりして少し赤みを帯びていたり、熟すと中は真っ赤になるものなどがあって、味は赤紫色のいちじくとは比べ物にならないほど糖度が高く甘くておいしいものもあります。
見た目が白っぽいので未熟で一見おいしそうに見えないかもしれませんが実は食べてびっくり!なんですね。
主に白いちじくはドライフルーツとして利用されることが多いです。
ドライいちじくの作り方
ドライいちじくの作り方も簡単にご紹介します♪
材料 いちじく適量
1、いちじくをよく洗って水気を拭き取ります。
2、ヘタを切り落としたら皮ごと縦4等分にカットします。
3、クッキングシートを敷いた天板に重ならないようにいちじくを並べて、余熱はしないで100度のオーブンで2時間30分くらい加熱乾燥させます。
時間は様子を見て調整してください。
低温でじ~っくり加熱して水分を飛ばすことで旨味を凝縮させましょう。
4、取り出したら風通しの良い場所に置いてしっかり乾燥させます。
使ういちじくは、熟しているものよりも少し青みが残っている物の方が水分が少ないので乾燥させやすくおすすめです。未熟ないちじくを買ってしまったりもらった時に作ると良いですね。
1、いちじくをよく洗って水気を拭き取ります。
2、ヘタを切り落としたら皮ごと縦4等分にカットします。
3、そのまま天日干しネットに間隔を空けて並べて~5日間天日干しにします。
とっても簡単ですね!
ただ、真夏のように暑い日が5日間続くならそのまま放っておいても良いのですが、そうでない場合は夕方になったら一旦部屋の中に取り込みましょう。
夜露に当たってカビないようにするためです。
もしも天気予報が外れてお天気の日が続かないようなら、途中からオーブンに切り替えて仕上げてしまいましょう。
時間は、はじめからオーブンを使うより短くて済みます。様子を見て調整してくださいね。
乾燥させることによって甘味もより凝縮されます。
他にも缶詰用として加工されるものもあります。
国内で流通している赤紫色のイチジク、あの約8割は「桝井(ますい)ドーフィン」という品種なんですが、最近では日本でも白いちじく品種の栽培が増えてきています。
道の駅だったり、場所によってはスーパーにも売られていることもありますから見かけたらぜひ試してみてはいかがでしょうか♪
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