七五三に欠かせないものと言えば「千歳飴」ですね。
千歳飴には千歳まで長生き出来ますようにという親から子への長寿の願いが込められていて直径約15mm以内で長さ1m以内と細く長く作られています。そして縁起が良いとされる紅と白とに色付けされています。
本来は鶴亀や松竹梅など縁起の良い絵が描かれた千歳飴袋に入れられていますが最近では子どもが喜ぶようにキャラクターの絵が描いてあったり可愛らしいデザインのものも多いです。
そして飴の数は、節分の豆と同じで年の数だけ袋に入れると良いとされています。
そんな千歳飴ですが、どうやって用意するものなのでしょうか?
自分で買う?それとも神社で貰えるもの?
また食べきれず余ってしまった場合はどう処理するのが良いのでしょうか?
七五三の千歳飴はどこで用意するもの?神社?
今は、千歳飴はどこででも買えるようになっています。
10月頃から神社の境内の休憩所だったり、和菓子屋、デパート、スーパー、キャラクター系の不二家、サンリオショップなんかでも売られます。
味もイチゴ味やメロン、バナナなどバリエーションがあったり色もピンクや黄緑、黄色などカラフルだったり。また伝統的な水飴の千歳飴ではなく、食べやすいようにとソフトキャンディになっているものもあります。
本来ならば千歳飴は袋の長い状態でありますが、レンタル衣装を汚さないように飴が短くされていたりまだ背が小さい子が持つと地面について曲がってしまうということでハンドバッグのようなミニサイズのものも売られていたりします。
千歳飴をまっすぐに持てない姿はそれはそれで小さくて可愛らしい姿でもありますけどね。
そしてネットなら時期に関係なく買えます。
記念写真を前撮りするから早めに用意しておきたいという場合はネットが便利ですね。
今では、普通の千歳飴とはちょっと違って袋が布地で出来たおしゃれな千歳飴もあって姉妹でも次の七五三の時でも使うことが出来るようになっています。
再度使う時は別途飴だけ購入して入れれば良い、という具合です。
スーパーやコンビニでは数百円と安く売られていたりしますがやはりそういう商品は美味しくなかったりぺらぺらの紙の袋であることが殆どです。
きちんとした和菓子屋のものなら和紙の袋で出来ていて飾りも立派だったりします。
神社の千歳飴は、神社で売っているのではなく七五三祈祷の授与品として配られるものです。ですのでご祈祷を受ける予定なら大抵その時に貰えます。
祈祷を受けずに千歳飴だけを貰うことは出来ません。
写真館で記念写真を撮影する予定ならその時に貰えることもあります。
七五三の撮影の小物として用意しているところは多いですが袋だけの場合もありますし実際に貰えるかどうか気になるなら予定している写真館に問い合わせてみると良いですね。
神社とお店の千歳飴とは何か違うの?
先述のように今では便利に買えるようになった千歳飴。
ですが、やはり神社で貰ったものの方がなんとなく縁起も良いように感じますよね。
実際に何か違いはあるのでしょうか?
そもそも飴の製造者が違うという点において味わい云々は当然違いますが、一番の違いは神社の千歳飴はお祓いがされているということです。
祈祷はせず千歳飴だけをもらおうとする人も少なからずいますが、お守りと同じようにお祓いをされた千歳飴は、単体では貰えません。祈祷をして意味があるものとみなされているんですね。
神社によっては千歳飴が授与品の中に含まれない場合もあるので、神社のウェブサイトに載っている場合もありますが心配なら電話などで問い合わせてみると安心ですね。
境内の休憩所などで千歳飴を売っていることもありますが大体はそれはお祓いなどはされていない普通の千歳飴ですのでご注意ください。
しっかりとお祓いのされた千歳飴が欲しいならきちんとご祈祷をしてもらいましょう。
かたちとしての千歳飴で充分、気持ちの問題、という風に考えるなら好きなところで購入すれば良いですね。
或いは、伝統や格式があるお菓子屋さんなら神社でお祓いしてもらった千歳飴を置いているところもあるのでお店で聞いて確認してみてください。
千歳飴が余ったときの活用法
千歳飴は、七五三を迎えるこどもに食べさせてあげたり内祝いとして親戚やお世話になった人、ご近所さんなどに贈る地域もあります。
しかし場合によっては、祈祷の際に貰って写真館でも貰って保育園でも貰ってきて、と思いがけず飴だらけになることもあります。
千歳飴は縁起物ですから本来なら七五三を迎える子供に1かけでも食べさせた方が良いでしょうが飴なのでかなり甘いですしまだ飴は食べさせたくないという考えもありますよね。甘すぎて大人でもそんなに食べられないという人もいます。
地域の風習もよりますが、ご近所さんや親戚にお祝いのおすそ分けとして配る方法もあります。
それでも処理し切れずに余ってしまった千歳飴は料理に使ってしまいましょう♪
千歳飴は水飴と砂糖を材料にして作られているので砂糖の代わりとして普段の料理に使うことが出来ます。
大抵千歳飴は包丁の背や柄で簡単に砕けます。
熱で簡単に溶けてクリーミーなので色んな料理に活用出来ます。
煮物に使ったり、ビーフシチューに入れるとコクが出ます。
焼き菓子やホットケーキ、ホームベーカリーでパンの材料にしても良いです。
不二家のミルキーで出来ている千歳飴なら温めて溶かして牛乳に入れれば簡単ホットミルクになるのでこれならまだ小さいお子さんにも食べさせやすくなりますね♪
七五三の千歳飴、まとめ
神社で祈祷をすると貰えるものだった千歳飴、今では手軽にネットでも買えるようになっていてまた味やデザインも豊富になっています。
お祓いの施されたきちんとしたものが欲しいなら神社で祈祷を受けて、特にこだわらないのであればお店やネットで自分の気に入ったものを購入すると良いでしょう。
キャラクターものにするならお子さんと一緒に選ぶのも良いですね♪
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