爪をきれいに整えたいけど、
あまりお金をかけず自分で手入れをしたい…
そんな人の為に基本的な爪のお手入れ方法をご紹介します。
爪は切らない方がいい!?
まず。
爪が伸びてきたら、どうしていますか?
何も考えずに爪切りで爪を短くしている人が多いですが
爪を切るというのは実は爪にとても負荷をかけているんです。
見ても解るように、爪って薄いですよね。
この薄さですからそんなに強度があるものではありません。
そんな薄い爪を切ると2枚爪になりやすくなってしまいます。
なので爪は切るのではなく削って短くしましょう。
爪切りの裏にやすりがついていますが、
あれはぼこぼこと粗いので滑らかにきれいに削るのは難しいです。
爪やすりには様々なタイプのものがありますが
人工爪用ではなく自分の爪用、ナチュラルネイル用のものを使いましょう。
人工爪用だと削り過ぎる可能性があります。
また金属製のものよりも、適度なしなりが出る
木や紙で出来たやすりの方が爪に優しいです。
やすりには数字がありますが、
それはやすりの目の粗さを表していてG:グリッド数と呼ばれます。
数が大きいほど目の粗さが細かく、削ると滑らかな仕上がりになります。
グリッド数はものによって幅がありますが
粗すぎると爪に与える負担が大きくなり指に当たると痛い場合もあります。
また細かすぎると削るのに時間がかかり消耗も早くなります。
使いやすさなど人によって違うので、
消耗品なのでいずれ買い替えますし幾つか試してみると良いでしょう。
新しく買って使い始める時には面取りをすることをおすすめします。
面取りとは、大根の面取りと同じでやすりの角を取ることです。
そのまま使うと皮膚を傷めてしまうこともあるので
当たっても痛くないようにしておきましょう。
角に別のやすりを当てて何回かスライドさせます。
買い換えた場合は古いやすりで削れば節約になりますね。
触ってみて角がなくなれば完成です。
爪やすりでの削り方
やすりの使い方としては、まずは数字の少ない目の粗い方で削って、
次に数字の大きい目の細かい方で滑らかに整えましょう。
爪を削る時は、往復にガシガシ削るのではなく
一方向にシャッシャッと軽く削りましょう。
交互にかけると細かいヒビが入り
2枚爪になりやすくなったり縦割れする場合もあります。
やすりは一定方向に削った方が爪への負担が減り爪に優しいです。
左右に削った方が早く仕上がりますが
そこは爪の為にぐっと我慢してくださいね。
横一直線に整えたい時は右か左どちらか一方から、
丸みのある山形に整えたい時は、左右の外からそれぞれ内に向かって削ります。
仕上げに全体的にまるくやさしく削りましょう。
形がいびつになってしまうのは大抵力の入れすぎが原因です。
コツを掴むにはある程度数をこなす必要はありますが
一方向からやさしく削ることを心掛けましょう。
削ったあとの削り粉は、
ティッシュで拭き取ったり水で洗い流してきれいにします。
ネイルブラシをかけても良いですね。
ネイルブラシは爪の間の汚れをきれいに落とす爪専用のブラシのことです。
爪の間の下の方まで粉が入ることも多いので
ブラシをかけた方がきれいに仕上がっておすすめです。
爪の裏側、中が汚れている時にも爪ブラシは有効ですから
ひとつあると便利ですね。
爪磨きのコツ
爪を短く整えたら、仕上げに爪の表面もつやつやに整えましょう。
塗布して艶を与えるものもありますが
何も付けない自然な状態で艶を与えるには爪磨きを使いましょう。
爪磨きもやすりと同じように表裏で役割が違っていて使う順番があります。
まず爪の表面を滑らかにして、そのあと反対の面で艶を出します。
艶々にしたいからと言って力を入れすぎたり磨きすぎるのは禁物です。
やりすぎると爪が薄くなって日常生活に支障を来すので注意しましょう。
爪を削り終えたらまずオイルやハンドクリームで爪をしっかり保湿します。
しばらく置いて、爪の表面が元に戻ったら爪を磨きましょう。
こうして先に保湿をすると磨きすぎの防止になります。
また元々爪が薄い場合は磨くことで更に爪を薄くしてしまうので、
磨くことはせず削り終えたらネイルオイルやクリームをしっかり塗るだけでも
ある程度艶のある爪に仕上げられます。
艶のある肌には保湿が必要なのと同じです。
保湿をきちんとしていればそれだけでも艶が出来るので
磨くのがちょっと不安と感じるならまずは保湿を徹底しましょう。
爪のお手入れ方法 まとめ
ネイル道具の買い替え時は何ヶ月です、等と言い切れるものではありません。
人それぞれ使う頻度や力加減など使い方がありますから、
使っても効果が出にくくなったり
見た目がぼろぼろになったら買い換えるようにしましょう。
効き目の薄いものをずっと使っていても爪に負担をかけるだけなので
消耗品と割り切って使ってください。
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