
曲げわっぱはプラスチックと違って天然の素材なので扱い方にはコツ、注意点があります。
今回は曲げわっぱを長く楽しむ為の
曲げわっぱの洗い方、乾かし方についてご紹介します。
曲げわっぱの洗い方
洗い方は、まずお湯や水を注ぎ汚れを浮かせます。
そうしたら軽くたわしで擦って洗い落とします。
白木のお弁当はプラスチックのお弁当箱のようなぬめり汚れがつきにくく余計な凹凸や溝がないのでとても洗いやすいです。
とは言えプラスチックと違って扱いに充分気を付けないと変形したりと耐久性の面で問題が生じてしまいます。
長時間水に浸したり食洗機の使用は出来ません。
中性洗剤、漂白剤、重曹なども使用出来ません。
木なので染み込んでしまいます。
洗剤は使えませんが粉クレンザー(磨き粉)なら使用出来ます。
白木の表面を磨くように、新しい木肌を出す感じでタワシで擦ります。
▼キッチン周りだけじゃなくお風呂や衣類にも使える万能クレンザー◎
洗った後は十分にすすぎましょう。
早く乾燥させる為には水よりもちょっと熱めのお湯ですすぐと良いです。
木の材質的に、ひのきよりも杉は湿気に弱く柔らかいので研磨剤で洗うと傷が付くかも知れません。いつも使っていれば少なからず傷は付くので新品の状態を保つのは無理な話ではありますが、極力傷を付けたくない場合はたわしではなくスポンジで洗うと良いですね。
本来なら熱めのお湯だけで擦るように洗い流すのが良いのですが、どうしても油染みや食材のにおいつきが気になる場合は洗剤を薄めたお湯の中で洗うことも出来なくはないです。すすぐ時は洗剤が残らないように熱いお湯ですすぎましょう。
ただやはり少なからず洗剤が木に染みてしまいますから、気になる場合はお湯のみで洗った方が良いですね。
食材の染みを防ぐには仕事先などでも食べ終わったらすぐに軽くでも洗っておいた方が良いのでは?と思うかもしれませんが、それはおすすめしません。
しっかりと乾燥させられるのなら洗っても問題ないのですが、濡れたまま蓋をして時間が経ってしまうとカビの原因になります。
外出先では洗わず持ち帰って、帰宅したらすぐに洗いましょう。
[quads id=1]わっぱの手入れで重要なことは?
しっかり擦って熱めのお湯ですすいだら、水分がよく切れるようにしてしっかりと乾かしましょう。濡れたままにしておくとカビが発生してしまいます。
普段食器を水切り籠の中で自然乾燥させているとやりがちですが、わっぱ弁当も一緒にそのまま自然乾燥させてしまうのはちょっと待って!です。
それでは乾くまでに時間がかかってカビのリスクが増えてしまいます。
洗い終わったらすぐに清潔な布巾で拭いて、風通しの良い場所で完全に乾かしましょう。早く水蒸気を飛ばす為に伏せるのではなく上向きにして置きます。
▼かや生地布巾は吸水性が高く丈夫で長持ちします◎
水に浸けておいたり洗いに時間がかかったりすると木が水を吸ってしまって乾燥に時間がかかってしまうので注意してください。
一見乾いたように見えても隅まで完全に乾ききっていない恐れもあるので、1日は乾かして置いてからしまうようにしましょう。
どうしても早く乾燥させなければいけないような場合は、電子レンジで20秒ほど加熱して乾燥させることも出来なくはありません。ですが傷みの原因になりますから極力この方法は取らないほうが良いです。
早く乾かすなら食器乾燥機を使えば良いと思うかもしれませんが、それは良くないです。あまりにも乾燥さてしまうと今度は割れの原因になってしまいます。
また乾燥面で言うと、冷蔵庫にも入れない方が良いです。
冷蔵庫の中に入れておくと乾燥してしまうからです。
熱めのお湯で洗って布巾で拭いたら内側を上向きにしてしっかりと乾かしましょう。
▼日本製の珪藻土水切りマット
曲げわっぱ、夏は冷蔵庫に入れる?
夏であろうと冬であろうと基本的にわっぱは冷蔵庫に入れられません。
冷蔵庫に入れておくと木が乾燥してしまうからです。
木製品は乾燥に弱いので反りやヒビの原因になります。
わっぱは電子レンジが使えないので温め直しが出来ませんが冷蔵庫に入れない分、冷たかったり冷えて硬くなるということはありません。
天然素材の曲げわっぱなら真夏でも常温で2日間は持つというものもありますが、
しかし衛生的に気になるものは気になりますよね。
心配な場合はハンカチに包んだ保冷剤を蓋の上に置いたり保冷バッグを使うなどして工夫すると良いでしょう。
▼ベルトがついてお弁当に装着しやすい保冷剤◎
曲げわっぱの洗い方 まとめ
安価なプラスチックや陶器の食器に慣れていると曲げわっぱのお手入れは面倒に感じてしまうかもしれませんが、でも丁寧な器にはそれに見合った丁寧な扱いが必要なのは当然のことです。
なんだか扱いが難しく感じるかもしれませんが、でも何も特別な手入れが必要な訳ではありません。
しっかり洗って、熱いお湯でしっかりすすいで、しっかり乾かす。
実はとても単純なんです。
手作りのものは使い方によっては何十年もの年月を楽しむことが出来ます。
あなたも白木のわっぱ弁当で毎日のお弁当タイムをより心地良いものにしてみませんか♪
▼わっぱと言えばやっぱり秋田県大館の曲げわっぱですね◎
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