南国の、夏に食べたい果物の一つにマンゴーがありますね。
元気が出る赤い色に熟れた甘い香り、ひと玉何千円もする高級なものもあって夏の贈り物にもよく選ばれるマンゴーですが、比較的お手頃な価格でスーパー等に売られているものもあります。
今回はそんなマンゴーの切り方、食べ方と、知っておくと良いことをご紹介します。
マンゴーの切り方
マンゴーには真ん中に大きな薄い種があります。
マンゴーを切る時にはこの種を挟むようにして切るのがポイントです。
マンゴーは楕円形をしていて、果肉自体と種の形は同じです。そして種はこの向きと同じに入っています。
通常店頭や箱の中に収められている状態は、種の平べったい面が上を向いています。果肉の平たい方が平たく、横に長い方が横に長くなっています。
その状態で上から包丁を入れると種に対して垂直になってしまうのでこれでは上手く切れません。
マンゴーを横向きに、90度起こすように立てて、ヘタを挟むように切りましょう。
ちょっと内側に入ってしまって種も少し切ってしまいました。でもポロっと取れます。
反対も切って、マンゴーの三枚卸が出来ました。
真ん中には平べったい種が入っています。
そして良く見る、これぞマンゴー!(?)なビジュアルにする為に縦と横に切れ目を入れさいの目を作り、そして皮面から身の方へ少し押し上げます。
そうすると!
このマンゴースタイルが完成です。
あとはスプーンですくって食べられます。
種はきれいにくり抜いて取ることは難しいので、くっついた実を包丁で削いで切ったりフォークで取ったり、そのままかぶりついても良いです。桃の種と同じような感じになっています。
丸ごとマンゴーの切り方でこの切り方を良く目にしますが、でも個人的にこの切り方はマンゴーをちびちびとしか食べられないので好きではありません。トッピングにするなら丁度良いサイズですが、もっとマンゴー感を味わいたい人はくし切りにする切り方をおすすめします。
切り方は簡単で、3枚におろしたら両サイドをくし型に切り皮を剥くだけです。
熟したマンゴーの皮は手でするりと剥くことが出来ます。勿論包丁で削ぎ切っても良いです。
皮に付いた実が勿体無いなら皮にかぶりついたって良いです。
くし切りにした方がマンゴーを口いっぱい味わえるので満足感が大きいです。
どれが正しいとかではなく好みの話なので、好きなように切って食べましょう。
マンゴーの食べ頃の見分け方
マンゴーは食べ頃になってくると甘い香りがしてきます。
赤色が濃くなり皮の表面に油が出てきて、皮の外から触ってちょっと柔らかいなというくらい、そして黒い斑点が出始めた頃が食べ時です。
黄色い部分が少し残っていますが食べ頃です。赤い部分が多いほど甘くておいしいです。
まだ硬さが残っている場合は、常温で置いて熟すのを待ちましょう。冷蔵庫に入れると熟成が止まってしまいますので常温で置いてください。
食べ時になったら冷蔵庫で冷やして食べましょう。
どの果物にも言えることですが、冷やしすぎると甘さを感じにくくなってしまうので冷やしすぎは禁物です。マンゴーは食べる~1時間前くらい冷やせば充分です。
マンゴーで唇、口、舌など皮膚がかゆいのは何故?
人によっては、マンゴーを触ったり食べたりすると手や口周り、口の中がかゆくなる人がいます。食べる分には何も問題がないけど触るとかぶれるという人もいます。
マンゴーはうるし科の植物なのでうるしに弱い体質の人はアレルギー反応によってかぶれたりします。食べ過ぎたから発症するというものではなく、体質です。
またたんぱく質分解酵素が含まれているので、人間の皮膚はたんぱく質で出来ていますから刺激を受けて痒くなったり痛くなったりします。
このマンゴーによるアレルギー性接触皮膚炎は、マンゴーを食べてから時間を置かずに発症し5分ほどで酷くなることもあります。また逆に2日ほどしてから症状が現れる場合も有ります。時間については人それぞれ体質によるので何時間、何日、と断定は出来ません。
じわじわとかゆみが襲って来て腫れたり唇が切れたりじんましんのような赤いぽつぽつが出来たりして、かゆみは治まってもその傷が治るには10日間ほどかかります。
実はマンゴーによるアレルギーは意外と多くて重症になったケースもあります。
酷い人は喉が腫れて息が出来なくなってしまうことも。
マンゴーでかゆくなる等アレルギー症状が出る人は桃やパイナップル、メロンなどでも同様の症状が出る可能性があります。食べなくても良いなら不要でしょうが、食べたいから心配という場合は一度病院でアレルギー検査を受けることをおすすめします。
マンゴーの食べ方、かゆい原因 まとめ
今回はマンゴーの切り方と食べ頃、マンゴーのアレルギーについてご紹介しました。
アレルギー症状は今までは何ともなかったのに突然発症することもあるので、いつもと何かが違うなと感じたらアレルギーを疑ってみるという方法もあることは知っておいて損はないでしょう。
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