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曲げわっぱのメリットとデメリット

投稿日:2017/06/29 更新日:

日頃お弁当を作っている人も多いと思いますが近年わっぱのお弁当箱が人気です。

わっぱとは、ひのきや杉などの薄板を曲げて作った円筒形の容器で、伝統工芸品です。

木の性質上、吸湿性があってごはんをおいしい状態に保てたり木の持つ香りを楽しめるので買い替えを検討している人もいると思います。
ですが取り扱いに注意が必要な面もあります。

今回はそんな、曲げわっぱのお弁当箱を買おうか考えている人の為に曲げわっぱの良さと面倒なところをご紹介します。

曲げわっぱのメリットとデメリット

まず始めに、簡単に曲げわっぱのメリットとデメリットを挙げてみます。

メリット

・通気性に富みご飯が蒸れない
・殺菌効果がありごはんが傷みにくい
・ある程度の温度調節が可能(温度の持続性)
・ごはんのおいしさを保てる
・木の香りが楽しめる
・口当たりが優しい
・使い込むほどに味が出る
・軽くて丈夫
・見た目が良い

 

デメリット

・冷蔵庫に入れられない
・電子レンジが使えない
・食洗機が使えない
・水に長く浸けられない
・洗剤が使えない
・密閉性がなく汁漏れの心配がある
・カビの心配がある
・温度差に気を付けなければいけない
・値段が高い

 

ではもっと詳しくみていきましょう。

曲げわっぱの良さ

曲げわっぱの一番の利点は、素材が水分を吸収してくれるので食材が蒸れずに水っぽくなりにくい点にあります。

木は吸湿性があるので余分な水分を吸収して食べ物を傷みにくくしてくれます。
それは料理の味が変わらずにおいしさを保てるということでもあります。

木は熱が伝わりにくいので中身が熱くても持ちやすいです。
汁物の器に木の物が多いのはこういう理由もあるからなんですね。

冷めにくく、また冷めても硬くなりにくいのでごはんのふっくらさが持続します。
また熱が伝わりにくいということは外気温に影響されにくいということでもあります。

そして曲げわっぱはごはんに木のいい香りが移ります

華やかさはありませんが簡素で上品な美しさがあります。
それ故に多少寂しげな、例えば卵焼きとお浸しだけでも様になって見えたりします。
同じものをプラスチックのお弁当箱に詰めてみると違いがよく解ります。

上質なもので食事をするとそれだけで良い気分になっていつも以上においしく感じられるかもしれませんね。視覚もおいしさを決める重要な要素のひとつです。

ヒノキや杉の美しい木目と色合い、香りの良さはそれだけでごはんをおいしくしてくれるような気がしてしまいます。

そして人工物ではない、天然の素材なので、使えば使うほど素材の味が出てきます。使うことに愛着が沸けばそれだけ物を大切にする心も育ちますね。

 

曲げわっぱの欠点

木は呼吸をしています。呼吸によって乾燥しますから電子レンジ等の極端な温度差による乾燥や冷蔵庫などの乾燥した場所には使えません

密閉性もありませんから汁気のものは漏れる恐れがあります。とはいえお弁当場箱の素材に関係なくお弁当に水分は禁物ですね。

また吸水性があるので洗剤は避けた方が良いですし、水に長く浸けると木が水分を吸ってしまってカビの原因になります。乾燥させることがとても重要なポイントです。

そして一番のネックは、質の良い天然素材の曲げわっぱほど値が張ります。
食べるものを入れる訳なので安心した素材のお弁当箱を使いたいと思うのは自然なことですが、しかし良いものは安くても7、8000円はします。何万円もするものもあります。

ちょっと、気軽に使おうと思えない値段ではありますね。


塗装されたものとの違いは?

わっぱのお弁当箱には、白木(皮を剥ぎ削っただけで何も塗ってない木)のものと
塗装を施したものとがあります。

ウレタン塗装したものや漆塗りのものは洗剤が使えて手入れは楽ですが曲げわっぱ本来の良さは半減します。極端なことを言ってしまうと、見た目の雰囲気を味わえる。それだけだったりします。
塗り物は素材の良さが解りませんし、使い込んで行く手入れの喜びも感じられません。

塗装で木の呼吸を妨げているので通気性が悪くなります。
本漆のものならまだ、白木よりは劣りますが吸湿性はあります。

白木の吸湿作用で余計な水分がなくなりべたつかないごはんも、塗装されてしまったことでふっくらを持続させることは難しくなります。プラスチックのお弁当よりはマシかな、という程度です。

木の持つ抗菌作用も、塗装をしてしまったのでは効果はゼロです。

また水濡れすると塗膜がはがれやすくなるので使い方によっては結果として白木よりも寿命が短くなることもあります。

それでも手入れがラクなのであえて塗装のものを選ぶ人もいます。価値観やライフスタイルなど人それぞれなので勿論それも有りですが、ただあまりにも安い商品はおすすめしません。

曲げわっぱが流行っていますがそれに伴って粗悪品も多く出回ってしまっています。本物の白木の曲げわっぱは最低でも7、8000円はします。

3000円前後のお手軽なものは何かとトラブルが多いのが事実です。
歪んでいたりすぐに割れたり漏れたり剥げたり、ウレタン塗装が臭うこともあります。剥げたところから水が浸み込むとカビの原因にもなります。

それなら始めからプラスチックやステンレスのお弁当箱にした方がよっぽど快適ですよね。

きちんと漆やウレタンが塗装されていればカビや色移り等の心配はありませんし手入れをして使えば長く使えますから、安かろう悪かろうにならないよう、ちょっと値は張りますがそれなりのお値段のものを選ぶことをおすすめします。

 

曲げわっぱのメリットとデメリット まとめ

曲げわっぱの良し悪しをお伝えしましたが、いかがでしたか?

自分には向いていないかも…と思った人もいれば曲げわっぱを使い込みたい意欲が増えた人もいるかもしれませんね。

本物の曲げわっぱは決して手頃な値段ではないのでなかなか思い切れない人も多い物でもあります。ですが職人技のものなので値が張るのは仕方のないことです。

また国有の天然秋田杉は伐採が禁止され入手に制限がかかりそれまでのような生産量を維持出来ず製造が遅れているという事情があります。
曲げわっぱ人気も相まって、人気メーカーのものだと数ヶ月待ちというものもあります。

昔の曲げわっぱは無塗装のままのお弁当箱でした。なので白木の道具に慣れた人にとっては白木の曲げわっぱのお弁当箱の手入れは大した手間でもないものです。

でもそれが段々、白木だから直に手垢やおかずの染みが付いて黒くなるからと次第に使われなくなって行って、便利で簡易なプラスチックに取って替わられました。

近年は、お弁当箱に限らず素材の持つ本来の良さが見直されてきていますよね。
シンプルに自然の素材と共に暮らすのも心地よくて良いものです。

これを機に、暮らし方や考え方を今一度見直してみる、というのもありかもしれませんね。

ぜひ今回のことを参考にしてもらえたらなと思います♪

 

 

こちらの記事もよく読まれています
→ 曲げわっぱの手入れ。しみ、におい、色移りの対処法。
→ 曲げわっぱの使い始めの注意点とお弁当の詰め方
→ 曲げわっぱの洗い方。夏場の保存はどうする?

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