いちじくは夏が旬のものと秋が旬のものがあります。
なのでいちじくは6月~10月頃まで長くたのしめます。
カルシウム、鉄分、ミネラル、ビタミンなどがバランスよく含まれており、不老長寿の果物と言われるほど、実も葉も薬効と栄養価が高い果物です。
今回はそんなイチジクの食べ方や保存方法をご紹介します。
いちじくの食べ方、皮ごと食べる?
いちじくは表面をざっと水で洗って、半分に割って食べます。
割るのは、食べやすくするという理由もありますが、中に蟻や虫がいないかの確認の為でもあります。
熟した食べ頃のいちじくは頭が割れるので、場合によってはそこから虫が入り込むことがあります。スーパーなど店頭で売られるものは並べられる前に確認や処理をされているはずですが、一応自分でも確認してみた方が安心です。
皮も食べる時はこのように半分に割ってそのまま食べます。
いちじくにはいくつも品種があって、皮の色が黄緑色のホワイトゼノアやバナーネは皮ごとそのまま食べた方が美味しいです。また皮が薄いネグロラルゴや、ロードスなども皮ごと食べられます。
ドーフィンは国内生産1位の品種のいちじくで、店頭に並んでいるいちじくの大半はこの品種です。
ドーフィンは皮が厚いので、食べられない訳ではないですが皮は剥いて食べた方が良いという人もいます。やはり口触りが少し悪かったりしますからね。
いちじくの種類によって食べ分けると良いでしょう。
また農薬が気になるという場合も皮を剥いて食べると良いですね。
皮は、先端の割れているところからでもじくが付いた方からでもどちらからでも剥けます。じくの方から剥いた方が比較的きれいには剥けます。バナナの皮みたいにスーッと手で引っ張って剥きましょう。きれいに剥けなかったら、それはまだ熟していないということになります。
剥いたらそのままかぶりついても、カットしても、好みのようにして食べましょう。
いちじくの保存方法と食べ頃
いちじくは足が速いです。保存しておくと乾燥し甘みが減ってしまうので購入したらなるべく早く食べることをおすすめします。
保存する場合は常温なら1日ほど、冷蔵庫なら1週間位もちます。乾燥を防ぐ為にビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。丁寧に取り扱ってください。
果実に張りがなくなったり果皮色が暗い色調に変化したらかなり鮮度は低下しています。
冷凍庫でも保存出来ますが、解凍してそのまま食べることはおすすめしません。解凍の際に脱水してしまっておいしくないです。冷凍保存したい時はコンポートやジャム等に加工してから冷凍しましょう。
スーパーに並ぶ果物は未熟な状態で出荷されます。完熟していると輸送中の振動で傷んでしまう可能性があるからです。輸送や市場、店頭に並ぶ頃までに熟すように、未熟な状態で収穫している訳です。
なのですが、そういうイチジクだと店頭でもまだ未熟な状態のままの場合もあります。
出来れば地場のものを買った方が良いです。地場のものなら熟した状態で収穫出来るのでより美味しいいちじくが食べられます。
選ぶときのポイントは先端が割れているかどうかです。頭が割れるといちじくが熟した目安なのでぜひ覚えておいてくださいね。
頭の部分が適度に割れて全体的に赤~赤紫色に色付いたもの、軽く触ってみて柔らかいものが熟したイチジクです。また切り口が乾燥していないものの方が新鮮な証拠です。
未熟ないちじくは効能が低いだでけでなく、胃が傷んだりお腹をこわしたり、食欲をなくしたりすることがあるので注意しましょう。
もしも未熟なイチジクを購入してしまったら、また甘みがなくおいしく食べられない場合はコンポート、赤ワイン煮や干しイチジクなど加工して食べると良いでしょう。逆に熟し過ぎてしまったものは形が保てないのでジャムにすると良いですよ。
出来るだけ熟した、採れたての地場のイチジクを購入した方が美味しいイチジクを食べられるでしょう。
冷蔵庫で保存しておいたものを食べる時は、冷やし過ぎても甘味や旨味があまり感じられず良くないので、食べる~30前くらいに冷蔵庫から出して少し慣らしてから食べるのがおすすめです。
いちじくの食べ方 まとめ
いちじくは「無花果」と書くように、花は咲かないのに実が成ります。
でも実は、私たちが食べている部分は厳密には果実ではなくイチジクの花にあたる部分なんです。
果実のように見える部分は花軸が肥大化したもので、良く見ると切った時に粒粒のように見える花があるのが分かります。いちじくを食べる時にぜひ見てみてください。
いちじくはそのまま生で食べるのが一般的でそれが一番おいしい食べ方です。
皮がパンと張って中がきれいなピンク色で外の実が白いものが新鮮でおいしいイチジクです。
美容と健康にも。美味しい旬のいちじくを食べましょう♪
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