アニメ・オタクの街として認識している人も多いと思われる東京・池袋。アニメイトや乙女ロードと言ったサブカルなこの街に、2020年に向けて起こっているのが「劇場都市」を目指した都市再開発です。
池袋に近い場所に住んでいるので池袋にはよく行くのですが、だんだん出来上がっていく高層ビルや周辺環境を見ているとなんだか池袋じゃない感覚にもなり。
さてそんな再開発が進む池袋の「劇場」が一番集まった、「劇場都市」の中心となるであろうHareza池袋の「東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)」のこけら落としイベントに行ってきました!
ハレザ池袋の「東京建物 Brillia HALL」はこんな感じ。
今回行ってきたのは、ハレザ池袋の三棟施設の真ん中に位置している建物「東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)」です。
どの建物が何の名前で何の施設なのかまだ理解が追いついていないのですが^^;わかりやすく(!?)説明しますと…
Hareza池袋ってそもそも何?
ハレザ池袋は、空中通路で繋がった3棟の建物と1つの公園をひとまとめにして呼ぶ名前です。ハレザ池袋と呼ばれる敷地内には公園が1つと建物が3つあって、その建物の3つは空中通路でつながっていて1つの施設のようになっている、それがハレザ池袋です。
ハレザ:Harezaの意味はハレとケの非日常を表すハレと、多くの人が集まる場所・劇場を意味する座(ザ)を合わせて名付けられた造語です。
コンサートやオペラ、バレエなど劇場ってちょっとオシャレして出かける場所ですよね。そんないつもとちょっと違った非日常を、8つの劇場空間を通して体験出来る場所、それがハレザ池袋です。
そう、ハレザ池袋には8つの異なる劇場があります!つまり3つの棟の中に8つのタイプの劇場施設が入っているんですね。
ちなみに立地、敷地はこんな感じ。
東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)の様子
で、今回行ってきたのはこの中のホール棟にある新ホールで、東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)です。
なにやらこのホールだけ名前がどれだかよくわからずややこしい… 条例上の正式名称は「豊島区立芸術文化劇場」なんですが、施設命名権契約により命名権は東京建物株式会社が獲得、2019年5月1日から2029年4月30日までは「東京建物 Brillia HALL」の名称を用いることになっているようです。 2029年まではどっちでも正解ってことですね。5月1日からはまた新たなスポンサーがつくんでしょうかね。?
ブリリアホールの入り口はホール棟の階数としては2Fにあります。2Fまでの空間には階段があるんですが、ここが「パークプラザ」です。
パークプラザはホール棟の入口に位置する大階段状のイベント空間で、一面ガラスなので外との一体感が味わえる劇場空間となっています。
非常に個人的な感想なんですが、地べたに座ることに抵抗がある人間なもので階段に座ることにとても抵抗がありました。 しかもこの階段の両脇にはほぼ手すりがあって横から入りにくいようになっている、けど階段内に通路とか何か印がある訳でもないからどこから通って上ったり下りたりすれば良いのかが分からない。観客のなんとなく座るのを避けている場所が必然的に通路となっている。空気読めない人がいるとその通路っぽい所に座るから他の人が上に行けなくなる。
素人意見ですが、それなら脇の手すりを取っ払ってどこの横からでも出入り出来るようにするか、手すりつけるなら階段に通路のラインでも引いといてくれよって思いました。なんだか使いづらい場所、という感想。
ホール棟の2階、ブリリアホール入口階の壁はカラフルなデザインで
ここから見下ろすと、こんな↓。
ブリリアホールの出入り口です。
出入り口の前にはちょっとスペースがあるんですが、ここにもちょっとデザインがなされていて、床を照らす照明に葉っぱの模様が施されていてかわいい感じになっていました。
そしてひっそりと佇む池袋のシンボル…
さて出入り口からブリリアホールに入りますと、入って左手にエスカレーターがありまして、ブリリアホールの1階へはエスカレーターに1回乗って上がります。 今回は2階席だったので、更にもう1回エスカレーターに乗ってホール2階フロアに到着します。
ブリリアホールの廊下は、コレは七宝模様になるんでしょうか?
の、絨毯敷き。廊下の左側壁面には劇場内の様子が見られるモニター画面があります。
右側には窓があって、中池袋公園を見下ろしたり正面のWACCA池袋を眺められます。
中に入ると…新しい建物の匂い!!笑
舞台は間口9間(16.4m)ということですが、実際に見てみると思っていたより狭い印象。1階から3階まであって客席数は1,300席。
黒色の座席に赤色のシート。
この色合いって漆の器を想像してしまうんですよね〜^^ 緞帳は黒色と金色に桜の描写でシンプルな構図かと。全体的に和の設えとなっていますね。
気になったのは、列によって一番端の座席の背もたれが厚い!
なんでだろうー!?体が大きい人用?腰が痛くなりやすい人用??
天井や壁の造りを見るに音楽向きではないように感じました。うまく反響するようには作ってないような…演舞とか劇とか観るメインなのかな。今回の公演でもお囃子にマイク使ってたし。
公演が始まるアナウンスが入ると係の人が手すりを下ろしに来ました。
そう!この手すり、すんごく邪魔!って待ってる間に思ってたんですよ。ちゃんと設計されてました~当然か^^;
ちなみに今回見たのは「大田楽」という踊りの舞台。それについてはこちらで → 大田楽とは?池袋大田楽をハレザで鑑賞!
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ハレザ池袋に思うこと。
このハレザ界隈を歩いてみると、なんかですね、日本橋!COREDO!みたいな感じがします。素材と雰囲気が似てるんですよね~。 でもすぐ隣にはアニメイトビルがあるからあぁここは池袋だなって瞬時に戻れますw
建物は今時のカッコイイ造りなんですが、でも今回の公演に来ている人を見渡しているとそんな都会のスタイリッシュ感は全く無く。どこか野暮ったい。 恐らくその理由は、高齢者が多いから。
今回は無料鑑賞の舞台だったからかも知れないけど観客は多分豊島区民が多いんじゃないかと思われて。20~30代の人も勿論いたけど明らかに年齢層が高い人の割合の方が多く。私も今は豊島区民ですが豊島区って高齢者が多いんですよね。
歳をとってもお洒落な人はいるけど、しかし残念ながら今回の場内にそういう類の人は見受けられなくて。なんだろう、オシャレしてるんだろうけど普段着に毛が生えた程度と言うか。というかそもそも「ハレ」用のオシャレなんて考えてないような人も多かった。
私が上京して来て聞いたのは、池袋は埼玉県民が遊びに来る場所だ(=おしゃれな若者は新宿や渋谷なんかの街で遊ぶ、池袋はダサい街。埼玉をディスってる。)ってことなんですが、まぁ街を歩いてても実際に電車で渋谷や新宿から池袋に移動しただけでも街中の色が一気に地味になるんですよね。 渋谷や新宿はカラフルなんだけど池袋は暗っぽい色合いになる。つまりおしゃれな格好をした人が池袋には少ない。
それは単純に街中にいる人の年齢層が異なることもあるだろうしそもそもお洒落な人が行かないということでもあるんだろうと。
だからこれがもし、それこそ日本橋だとか青山だとかで開催されてたらシュッとスタイリッシュなオジサマ・オバサマも多いだろうと想像出来ても、池袋だとそうは変換されない。おじさん・おばさん・年寄り、みたいな。少なくとも私の脳内では。
この劇場都市計画によってそのイメージがちょっとでも明るい方向に変わると、現在豊島区に住んでいる身としては嬉しいなと思うわけです。ハレザタワーは7F~32Fがオフィスエリアでそうすると30代前後の若い人たちも増えるだろうから、今よりもフレッシュな、大人な風が吹いてくれないかなと。
サンシャインとかサブカルとかで若い人も勿論たくさん遊びに来てるし自分も学生の時は近かったこともあってよく池袋で遊んでたけど、子供の若いイメージなんですよね。大人の若さではなくて。
かと言って有楽町とか表参道みたいなブランド系なオシャレまで行かれると田舎出身の野暮ったい自分は外出できなくなって困るからそこまでは行ってほしくはなかったりwワガママ放題だな全くw
と、言う感じで。 街がきれいになるのはそれだけで雰囲気もきれいになるので嬉しいことです^^
ハレザ池袋含め池袋西口の再開発などもまだ進行中だからこれからも色々と変わっていくんだろうけど、住んでいて、訪れて楽しい場所に変わっていくことを期待したいなと、そんなことを感じたハレザ池袋のブリリアホール観劇会でありました◎
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