爪の切り方、削り方、磨き方。
2017.06.18
爪を短くする方法、と言われたらどういう手段を思い浮かべるでしょうか?
一般的には爪切りを使うというこたえが多いのかなと思いますが、爪のケアに気を配っている人にとっては爪は切るものではないんです‥!!
爪は切らない方がいい!?
まず。
爪が伸びてきたら、どうしていますか?
何も考えずに爪切りで爪を短くしている人が多いと予想しますが、爪を切るというのは実は爪にとても負荷をかけているんです。
見ても解るように、爪って薄いですよね。
この薄さですからそんなに強度があるものではありません。
そんな薄い爪を切ると2枚爪になりやすくなってしまいます。
爪が割れてしまうのを防ぐためには?!
爪は切るのではなく削って短くしましょう!
そう、爪は爪やすりを使って整えるのが爪に負担をかけにくく綺麗に整えることが出来る良い方法です。
と言われたら爪切りの裏についているやすりを使うんだな!と思われるかもしれませんが、
確かに↑これでも爪は削れるのですが、しかし爪切りについているやすりは削る面がぼこぼこと粗いので滑らかにきれいに削るのは難しい仕様になっています。
なので爪切りとセット型になっている爪やすりではなく爪やすり単体で販売されているものを使ったほうがより精度がよく爪にも負担が少なく済みます。
爪やすりの種類
爪やすりで検索すると実に色んなものが出てきますが、使われている素材は主に「紙・ステンレス・ガラス」の3種類に分類されます。
紙の爪やすり
紙の爪やすりは金属であるステンレスやガラスと比べて柔らかく適度なしなりが出るので優しく細やかに爪を削ることが出来ます。
こちら↑には180と記載がありますよね。
紙やすりには数字があるのですが、この数字はやすりの目の粗さを表していてG:グリッド数と呼ばれます。数が大きいほど目の粗さが細かくなっていきます。
数字が小さく目が粗いと爪を大胆に削れるので少ないやすり面でたくさん爪を削れますしそれだけ時間も短くなります。反面、やすりが粗いということは爪がゴリゴリ粗く削れるのということなので爪に与える負担が大きくなってしまいますし、やすりが指に当たって痛い場合もあります。
逆に目が細かいほど繊細に削ることが出来ます。が、その分削るのに時間がかかりますし、やすりの削り面も多く使うことになるのでやすりの消耗も早くなります。
手の器用さや使いやすさなど人によって違うので、紙の爪すりは安価なものも多いので幾つか試してみて自分に合うものを見つけるのが良いと思います。
▼こちらは100/180グリッドと粗さが違っていて、まず100グリッドの粗い面で削って180グリッドの細かい面でより綺麗に整える、という使い方が出来るようになっています。
紙の爪やすりは他の素材の物よりも時間をかけて爪を削ることになるので、それはつまり爪の削り過ぎを防ぐ、ということにもなります◎
ステンレスの爪やすり
ステンレスは金属なので紙に比べて硬く強度があります。なので折れてしまう心配がなく、また紙のやすりよりも長持ちもします。
こちら↓はカーブしたステンレス爪やすりです。
ストレートを使い慣れていると最初は使いづらく感じるかもしれませんが湾曲が握りやすく次第に馴染んでむしろ使いやすく感じられるようになると思います。
爪って真っすぐじゃなく丸みを帯びていますよね。この爪やすりならカーブが丁度良く爪の丸みをなぞれるので削り易く、また尖った部分では爪の裏やちょっと引っ掛かるなといった時などの細やかな部分の手入れがしやすく作られています。
金属製の爪やすりは頑丈でしっかり削れるため、硬い爪の方にもぴったり。足の爪を削る際にも使いやすいアイテムです。
勿論ストレート真っすぐタイプのものもあります◎
ステンレスの爪やすりは洗って繰り返し使えます。ただし金属なので錆びの心配があります。
大抵のステンレス爪やすりは防錆加工が施されているので水に濡らしたからと言ってそんなすぐに錆びることはないのですが、低品質のものだと錆びる可能性があります。
品質に関係なく、水洗いした後は水けを拭き取って乾いた状態で保管するようにすると良いです。
ガラスの爪やすり
紙、ステンレスに比べて滑らかに削れて長持ちするのがガラスの爪やすりです。
ガラスの爪やすりの良さは力を入れずに速く削れること。大抵は粗い目でまず削り、裏面の細かい目でより滑らかに整えるという削り方をしますが、ガラスの爪やすりは片方の面で削るだけで綺麗に爪を削ることが可能です。
ステンレスよりも更に目が細かいので滑らかな仕上がりに出来、丁寧に取り扱えば非常に長く使い続けられるのがガラスの爪やすりです。またこちらも使用後はさっと水洗いOK。しかも金属と違って錆びることもありません。
ただしガラスなので強い衝撃を与えると割れてしまう恐れがあります。飛散防止フィルム加工がしてあるものが多いですが落としたりぶつけてしまわないよう気を付けて使いましょう。
ガラス製の爪磨きは片面で爪を削ってもう片面で爪磨きが出来る仕様になっているものが多いです。
一石二鳥ですね♪
爪やすりでの削り方
やすりの使い方としては、まずは数字の少ない目の粗い方で削って、次に数字の大きい目の細かい方で滑らかに整えましょう。
爪を削る時は、往復にガシガシ削るのではなく一方向にシャッシャッと軽く削ります。
交互にかけると細かいヒビが入り2枚爪になりやすくなったり縦割れする場合もあります。
やすりは一定方向に削った方が爪への負担が減り爪に優しいです。
左右に削った方が早く仕上がりますがそこは爪の為にぐっと我慢してくださいね。
横一直線に整えたい時は右か左どちらか一方から、丸みのある山形に整えたい時は、左右の外からそれぞれ内に向かって削ります。仕上げに全体的にまるくやさしく削りましょう。
形がいびつになってしまうのは大抵力の入れすぎが原因です。
コツを掴むにはある程度数をこなす必要はありますが一方向からやさしく削ることを心掛けましょう。
削ったあとの削り粉は、ティッシュで拭き取ったり水で洗い流してきれいにします。
ネイルブラシをかけても良いですね◎
ネイルブラシは爪の間の汚れをきれいに落とす爪専用のブラシのことです。
爪の間の下の方まで粉が入ることも多いのでブラシをかけた方がきれいに仕上がっておすすめです。
爪の裏側、中が汚れている時にも爪ブラシは有効ですからひとつあると便利ですよ^^
爪磨きのコツ
爪を短く整えたら、仕上げに爪の表面もつやつやに整えましょう♪
塗布して艶を与えるものもありますが何も付けない自然な状態で艶を与えるには爪磨きを使いましょう。
爪磨きもやすりと同じように表裏で役割が違っていて使う順番があります。まず爪の表面を滑らかにして、そのあと反対の面で艶を出します。
艶々にしたいからと言って力を入れすぎたり磨きすぎるのは禁物です。やりすぎると爪が薄くなって日常生活に支障を来すので注意しましょう。
爪を削り終えたらまずオイルやハンドクリームで爪をしっかり保湿します。しばらく置いて、爪の表面が元に戻ったら爪を磨きましょう。
こうして先に保湿をすると磨きすぎの防止になります。
また元々爪が薄い場合は磨くことで更に爪を薄くしてしまうので、磨くことはせず削り終えたらネイルオイルやクリームをしっかり塗るだけでもある程度艶のある爪に仕上げられます。
艶のある肌には保湿が必要なのと同じです。
保湿をきちんとしていればそれだけでも艶が出来るので磨くのがちょっと不安と感じるならまずは保湿を徹底しましょう。
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爪のお手入れ方法 まとめ
ネイル道具の買い替え時は何ヶ月です、等と言い切れるものではありません。
人それぞれ使う頻度や力加減など使い方がありますから、使っても効果が出にくくなったり見た目がぼろぼろになったら買い換えるようにしましょう。
効き目の薄いものをずっと使っていても爪に負担をかけるだけなので消耗品と割り切って使ってください。
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