数年前に「山ガール」という言葉が流行ったように、トレッキング即ち山歩きが近年人気です。
高尾山のような軽度のものから富士山登頂など本格的な山登りまで、山はさまざまですが、山登りに必要なものと言えばなんと言っても「靴」ですよね。
ハイキングレベルなら運動靴でも賄えますが、山登りとなるとそういう訳にはいきません。靴は自分の命を支える大事なものですからね。
今回は登山初心者が選ぶべき登山靴、トレッキングシューズについてご紹介します。
初めての登山、トレッキングシューズの選び方
登山靴にすべきか普段使いのスニーカーにするか、軽度のトレッキングの場合は悩む人もいますが、「山の歩き」が身についているならタウンシューズでもかまいませんが初心者にはやはりある程度足首を固定出来る登山靴がおすすめです。
初めてトレッキングをする場合、トレッキングシューズをかっこいい、かわいいなどデザインで選ぶ人がいます。
3時間程度の軽レベルの登山なら、命の危険が…とまで考える必要はない程なので、デザイン寄りのいくらか安い靴でも問題ないことは多いです。
ただそれでも、必ず自分の足に合った大きさの靴を選ぶことが最低条件です。
登山靴をネットオークションや通販で購入するのは絶対に止めましょう。
必ず店頭で実際に履いて、サイズを確認して自分の足に合うサイズの物を購入してください。
例えばいつも25cmの靴を履いていても、メーカーによっては~1cm程度のズレがあることはよくありますよね。またそもそも足の大きさが両足で0,5cm大きさが違う、なんてこともよくあることです。
大きすぎる場合は靴下を重ね履きして対処することは出来ますが、しかしサイズの合わない靴は足から疲れが来ます。
普段靴のように自己判断で買うのではなく、必ず専門店できちんとした知識のある店員さんにアドバイスをもらって選びましょう。
普段履く平地用の靴なら多少サイズ感が合っていなくても然程問題ないこともありますが登山はそうはいきません。のぼり途中で足を痛めて下れなくなってしまったら死活問題です。
靴が足に合っていなかったり靴の紐を正しく締めていないと下り坂で体重が足先にかかり足が靴の前方へズレます。その状態で歩くと爪先を靴の前面に打ち付けるような状態になり足先を痛め爪が剥がれたり黒く変色してしまいます。
自分の足の形、知っていますか?
25センチなどの長さだけではなく足の幅、厚さなどを一度専門店で計っておけば今後の靴選びが随分と楽になります。
スポーツ店でも構いませんが専門家がいるスポーツ店にしてくださいね。専門店での足の計測、ぜひともおすすめします。
そして出来ることなら、坂を模した設備などがあるお店で30分、1時間の試し履きをさせてもらえるようなお店がベストです。
靴は命を預けるものですから、遠くの街まで出かけてでも、何時間も、何日もかけてでも選ぶ人もいます。それほど靴選びは重要と言うことです。
まだまだ、初めての登山レベルならそこまで神経質になって選ぶ必要はありませんが、これから登山を続けていこうと考えているなら靴選びは最も重要だということをまずはじめに覚えてもらえたらなと思います。
トレッキングシューズ選びでサイズの他に気を付けるポイントは?
登山靴は足首の保護の為にくるぶしまでの長い、ハイカットが主流です。
これは下り坂で足が前にズレるのを予防する効果もあります。
くるぶしまでないとぬかるみにはまって靴が脱げてしまうこともあったり、雨や水たまりで濡れても脱げやすくなります。山の天気は変わりやすいですから、始めは晴れていても途中から雨が降らないとは言い切れませんからね。
晴れであっても、転がった石がくるぶしに当たったら…相当痛いですよね。くるぶしに物が当たった経験は少なからずあると思います。転んで捻挫など怪我をしてしまったら大変です。
怪我予防、足の前ズレ防止の為にもハイカットの登山靴をおすすめします。
前ズレ予防の為には靴紐の締め方も重要なポイントです。
かかとと靴が密着し、指が少し遊べる程度にひもを締めます。登りでも下りでも指先は靴の中で遊べる状態にしましょう。そこから上の部分は、登りは緩め、下りはきつめに締めます。
靴ひもの締めつけが不十分だと足先を痛めますから、下り坂で体重がかかってもズレないくらい、足首を強く締め付けるような感じで縛りつけるくらいにきつく紐は締めましょう。
かかとと靴が密着している状態を下りでも保てるようにすることがポイントです。
防水機能も必要です。
なのでですが、ゴム引きの完全防水の物だと、水を完全に防いではくれますが、それは即ち通気性が全くないということで、かなり蒸れます。蒸れは足に悪影響ですから避けた方が良いです。
やや値は張りますが、快適なトレッキングの為には防水透湿素材の靴がおすすめです。
登山靴の歩き方。買っていきなりは×!?
新しい靴を履いたら靴擦れを起こした経験、ありますよね。
いざ履いてトレッキングをしたら足に合っていなくて変に疲れたとならない為に、靴が自分の足に合っているか事前に確認しましょう。
登山とは言え舗装された平坦な道なども多かれ少なかれ歩きますから、ご近所をちょっと散歩してみたり、マンションやビルの階段などを上下に何往復かして靴の具合を見て試してみてください。
歩き方だったりこれだと紐をきつく結びすぎかな?など多少感覚は掴めるはずです。
登山靴は普通の靴と違って、路面の状況が変わりやすい山道、岩・石・木の根・砂地・土などに対応出来るように靴底が厚く出来ています。
初めてだと当然履き慣れていないので歩きにくく感じるでしょう。そして何も無い平地を歩くと返って疲れます。なので登山靴はスニーカーと違って、歩き方を変える必要があります。
足首を締められた状態での整備された道は歩きにくく不快ということで山に入るまでは普通の靴やサンダルで行って、山に入る直前に履き替えるという人もいます。
山の歩き方は、足をフラットに置いていくような歩き方、膝から足を出すような感覚です。階段を上るところを考えてみてもらうと解りやすいと思います。
階段を上る時は膝から足が持ち上がりますよね。そして足の裏全体でペタっと着地しますね。これが山の歩き方です。
スニーカーと同じ歩き方、歩幅だと充分に機能を発揮できません。
それが出来ないとただの重くて歩き辛い靴と感じてしまうかも。
地下足袋やゴム長靴、超ベテランだとサンダル履きなんて人もいますが、それは山登りのプロです。それまでの経験があってのものです。
初心者は初心者らしく、まず安全第一、そして少しでも感覚に慣れるよう試してみましょう。
はじめてのトレッキング 靴の選び方とポイント まとめ
靴は買い換えるもので一生モノではないですから、初めてで初級の山登りから始めてみる、続ける気持ちはあるけど途中で辞めてしまわないとも限らない、そんな状態であるなら、とりあえず自分の足に合っているなと思った靴を選んで良いです。
いきなり高いものや良いものを薦めてくる人もいますが、山登りに慣れてきてちょっとレベルを上げて登山をしたくなったら、でも充分間に合います。沢山の靴を履けばそれだけ段々と自分の足にはどの靴が合うのかが解ってきますよ。
勿論、後でどうせ買い替えるなら最初から良いものを買っておいた方が良いじゃん、という考えもあります。今はまだ始めの段階だけどこれから先登山を続けて行く考えでいるなら、初めからしっかりとした登山靴を買えば良いでしょう。
その際には単に値段や知名度だけで選ぶのではなくしっかりと自分の足に合っているかに重点を置いて選んでください。
ただ実際に山に行くと、色んな人、そして色んな商品を見ます。それはもうお店で見るよりもはるかに豊富です。
それらを見てから自分は何が欲しいのか、必要かを考えるというのも一つの方法ですよ。
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