高尾山は登山の入門として有名です。
高尾山は標高が600mと低く、また都心からも1時間かからずに行けるので気軽に登れる山として人気があります。
なので新緑や紅葉シーズンには特に人気の山です。
今回ははじめて高尾山に登りたいと思っている人に、高尾山への行き方や登り方、かかる時間の目安などをご紹介します。
高尾山への行き方
高尾山の最寄り駅は京王線高尾山口駅です。
高尾山へ登る人は高尾山口駅で下車します。
この高尾山口駅へ行くには2通りの行き方があります。
1、JR中央線を利用する方法
新宿発中央特快 高尾行きで高尾駅に行きます。
そこから京王高尾線 各駅停車 高尾山口行きに乗り換えて3分で終点の高尾山口駅に着きます。
所要時間は約1時間で片道711円です。
2、京王線を利用する方法
新宿発京王線特急高尾山口行きで乗り換えなしに高尾山口駅に着きます。
所要時間は約50分で片道430円です。
乗り換えもなく時間も早く料金も安い!ということなので京王線を利用した方がお得ですね◎
高尾山口駅からは、徒歩で高尾山に登るかケーブルカー、リフトに乗るかになります。ケーブルカーは高尾登山ケーブルの清滝駅と高尾山駅を結んでいて高尾山駅は高尾山の中腹に位置しています。
高尾山口駅を出てケーブルカー乗り場の清滝駅までは5分くらいです。
▼高尾山のケーブルカー
▼高尾山のリフト
清滝駅から高尾山駅まではケーブルカーだと約6分、リフトだと約12分です。
料金はどちらも同じ大人片道490円、往復だと950円。小児は片道250円、往復470円です。往復だとちょっとだけお得になっていますね。
高尾山だの高尾山口だのちょっとややこしいですが、簡単にまとめるとこんな感じです。
●京王線高尾山口駅→徒歩2時間→高尾山の頂上
●京王線高尾山口駅→徒歩5分で高尾登山ケーブル清滝駅→ケーブルカー乗車6分→高尾山駅下車→徒歩1時間で頂上
登るのにかかる時間の目安
はじめて高尾山に行くなら1号路のコースがおすすめです。
1号路は完全舗装された道路なので土で歩きにくいなどがなく初心者でも登りやすくなっています。
高尾山は標高約600mで、山麓の駅の標高は約150mです。
ということは、歩いて登る距離は450mしかないんですね。
とは言え山は山ですから、普通の道のように簡単には歩けません。
初心者なら所要時間は登り2時間くらいです。ちなみに慣れている人であれば頂上までは90分くらいで着けます。
ただ単純に上って下りてをするだけなら、ケーブルカーやリフトを利用して且つ待ち時間がなければ登りで1時間くらい、下りも1時間くらいです。
でもそれじゃぁ味気ないですよね。
ケーブルカーなど使わずに1号路を上り下りすると、倍以上の5~6時間くらいです。
でもただ歩くだけじゃなくて、途中で参拝をしたりお茶屋で休憩したり折角ですから色々堪能したいですよね。
そう考えるとゆとりを持って更に2~3時間ほどかかると考えると、高尾山を堪能するには7~9時間くらいあれば良いことが解りますね。
ケーブルカーとリフトは高尾山の中腹くらいまで運行しています。なので頂上に行こうとしたら半分は徒歩で登ることになります。ケーブルカーを降りてから頂上までは、1時間もあれば登れます。
運が良ければ富士山を望むことも出来ますから、折角ですし出来れば頂上を目指して登りたいところです。
山というのは午前中は天候が安定していても午後からは崩れてくる場合が多いです。なぜかと言うと、気温が上がって来て地表温度が上がると上昇気流が発生して雲が出来やすくなるからです。
標高約600mと低いとは言え、最低限、午前中には登り始めましょう。
高尾山は森が深いので日没時刻よりも暗くなるのは早いです。遅くとも14時までには山頂に着くよう計画しましょう。
上り下り共に歩く計画で行って、思った以上に時間がかかってしまったなら下りにケーブルカーを使うなど臨機応変に対応すれば良いですね。
ケーブルカーの終電は18時か18時半、リフトの営業は16時か16時半までです。(時期により異なります)
普段スポーツなどしていなくても、それなりに体力があるなら上り下りとも徒歩でも余裕です。
仕事が事務職などで身体を動かすことが少なく運動もしていないとなると、体力がない人には両方徒歩は厳しいかもしれません。
でもその場合は、途中途中のベンチや売店、お茶屋さんなどたくさんあるので寄り道して休みながら登れば登りやすくなるでしょう。
[quads id=1]ケーブルカー、リフトを利用するなら
高尾山にはケーブルカーとリフトがありますが、これらを利用すると高尾山の中腹まで一気に登ることが出来ます。
ケーブルカーは谷間を登るので景色を楽しむのは難しいですが、紅葉や新緑のシーズンはそのトンネルの中を進むようになるので人気があります。
この高尾山のケーブルカー、実は日本一のケーブルカーなんです!
何が日本一なのか?と言うと、日本の鉄道の中で最も勾配が急なんです。最も急なところは31度18分です。
高尾山のケーブルカーは鉄道としては日本一急勾配なケーブルカーなんですね。
景観は良くなくても乗ると話題にはなりますね^^
急勾配日本一と言うくらいですから、当然歩く道も急勾配です。歩いて登る距離が450mだけとは言えかなり急ですから登るのも大変です。子どもや高齢者、体力に自信がない人、また観光が目的の人たちで、週末ともなれば11時頃にはケーブルカーの乗車待ちの列が出来ます。
なのでちょっと余裕を持って時間割を組んでおくと安心です◎
ケーブルカーは15分に1本間隔で運行していますが混雑シーズンであるGWや紅葉、お正月なんかだと行列になります。1時間待ちも有り得ます。
普通の土日だと、ピーク時間帯である10時頃なら並んで1本待つかくらいです。何せ1度に135人乗れてしまうので、行列に見えていても案外乗れてしまえることも多いです。
高いところが苦手じゃないなら、リフトがおすすめです。
ケーブルカーよりは比較的空いています。
リフトの良さは何と言っても柵や窓がないことですね!
ケーブルカーにはない開放感が味わえます。上りよりも下りだとより尚景色が広がるので開放感も増しますよ♪
高いところが好きな人にとっては空中ブランコに乗っているような感覚で、アトラクションみたいで楽しめます。
2人乗りなので小さいお子さんとも一緒に乗れて安心です。
カップルや友達と乗っても盛り上がりますね。
ケーブルカーの2倍の乗車時間があるので景色をゆっくりと楽しむことも出来ます。
登りと下り、どちらかを徒歩にしたいと考えるなら、まずは高尾山で何をしたいか、考えてみましょう。
登山を体験したい、自然と触れ合いながら山を登りたい、それならぜひ徒歩で登りましょう。登ってみて体力と時間に余裕があれば、下りも徒歩にすれば高尾山を時間いっぱい堪能できます。
登ってはみたけど予想以上に時間がかかったり疲れてしまったりしたなら下りはケーブルカーなどを利用すれば良いです。
また上りよりも下りの方が実は膝への負担が大きいので、どちらかと言うと下りでケーブルカーを使う方がおすすめです。
子どもが勢いづいて走って下って転んでしまったり、また足腰が弱い高齢者も転んでしまう可能性もあるので、そういう場合は尚のこと下りはケーブルカーを利用した方が安全です。
はじめての高尾山 アクセスや所要時間 まとめ
高尾山は、手軽に山に行ったという気持ちを味わえること、そして山に登るプラス観光も出切るのが魅力です。
初めての高尾山でも、体力に自信があるなら上り下りを自力で挑戦してみるも良し。登山と観光、両方バランス良く楽しみたいなら、片道をケーブルカーなどに乗って観光気分を味わいつつ、片方は自力で歩いて登山の雰囲気も味わうという楽しみ方も出来ます。
都会の喧騒から離れてちょっと身近なところで自然を感じたい、そういう時には気軽に行ける高尾山、ぜひおすすめですよ◎
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