栗の一般的な皮の剥き方は、
・鬼皮が柔らかくなるまで水(お湯)に浸す
・包丁などで鬼皮を剥く
・渋皮を包丁で削ぎ取る
ですが、これって手間がかかるし手は痛いしでなかなか大変です。
おいしいものは手間隙が掛かるものなんだ!と言う人もいますが、でもラクしておいしいもの、食べたいですよね。
今回はこれ以外の方法での栗の皮の剥き方をご紹介します。
冷凍する
一度冷凍してから剥く、という方法があります。
まず鬼皮のままの状態で沸騰したお湯に入れ2、3分茹でます。火を止めたらフタをしたままの状態で冷まします。
冷めたら袋などに入れ冷凍庫で冷凍します。
1日以上経ってしっかり冷凍出来たら、使う分だけ取り出し、解凍して来たところで包丁などで皮を剥きます。皮がパリパリになっているので鬼皮も剥きやすく、渋皮も、冷凍することで水分が凍って硬くなりはがれやすくなっているので鬼皮と一緒にきれいに剥けます。
そもそも栗は水分があまりないので、解凍した時に水っぽくなる心配もありません。
保存も出来るし皮も簡単に剥ける。熱い思いをしながら皮を剥かなくても良いし冷めたらまた温め直して…という手間もないので冷凍して皮を剥く方法はかなりおすすめです。
焼く
焼き栗にする場合は、はじけて危ないので栗の真ん中に大きめな横線の切れ目を入れておきます。またそうすると皮も剥きやすくなります。
切り込みが少ないと爆ぜる危険があるので大きめに入れておきましょう。
魚焼きグリルで強火にして12分程焼きます。
あるいは200度のオーブンで12分程焼きます。
串を刺してみてすっと入ればOKです。
熱いので軍手をして、ゴロゴロと揉みながら温かい内に皮を剥きましょう。切れ目から指を入れて広げるように剥くと簡単です。栗の皮と実は離れているので一気に焼くことで更に隙間が出来て剥きやすくなるという訳です。
また茹でるのと違って水分を加えないのでほくほくとした美味しさが生まれますし、香ばしくなります。
そのままでも充分美味しいので剥きながらついつい食べてしまって使いたい料理の分がなくならないように気を付けてくださいね。
揚げる
栗を素揚げして、皮をパリパリにして剥く方法もあります。
栗の頭とお尻に包丁で、実に届くまで深目に切れ目を十字に入れます。
170℃くらいの揚げ油に栗を入れ、15分ほど素揚げします。
こうすることで鬼皮・渋皮がパリパリになって、あとは手で簡単に皮が剥けます。
揚げたては非常に熱いので火傷しないように、軍手をしたり布巾で包んだり等して剥いてくださいね。
切込みを入れたことで幾分栗の実にも油は付きますが、そのまま食べてもそんな油っぽい訳でもなく、またそのまま栗ごはんなど調理にも使えます。
それでも油が気になるようなら熱湯を回しかけて油抜きをして使うと良いでしょう。
皮だけでなく実も揚がっているので、そのまま剥いてホクホクの栗を食べるのもおいしくておすすめです。
揚げ物は片付けなど面倒であまりしない人も多いですが、そうでなければやってみる価値ありですよ。
栗の皮の剥き方 まとめ
今回は冷凍、揚げる、焼く方法での栗の皮の剥き方を紹介しました。
茹でると甘味が抜け出て味が薄くなると思うかもしれませんがその心配は不要です。
茹でても焼いても、基本的な味は変わりません。しっとりするか、ほくほくになるか、そういう食感が違ってくるというところです。
栗の好みの仕上がり具合やかかる時間、手間などでやりやすい方法を見付けてくださいね♪
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