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池袋で大人デートが出来るおすすめの場所はココ!

自由学園明日館入り口 イベント・お祭り

自由学園明日館入り口

池袋の西口から徒歩5分、ホテルメトロポリタンのすぐそばに重要文化財があるのをご存知ですか?

今回は、池袋でちょっと大人なデートをしたい時や都会の喧騒からちょっと抜け出したい時にピッタリな重要文化財「自由学園明日館」をご紹介します♪

自由学園明日館(みょうにちかん)とは?

自由学園明日館は、女学校でした。
今は学校としての機能は東久留米市に移転していて、自由学園明日館は重要文化財として池袋に動態保存されています。

建築を学んでいる人は勿論知っている、アメリカの建築家フランク・ロイド・ライトが設計に携わって出来たのが自由学園明日館です。
帝国ホテルの設計者として知っている人も多いかもしれませんね。

自由学園明日館は1921年に羽仁吉一・もと子夫妻により女学校として創立された建物で、依頼を受けたアメリカの建築の巨匠フランク・ロイド・ライトとその弟子遠藤新(あらた)の共同設計で建てられました。

ライトは住宅建築がメインの建築家で、自由学園はライト唯一の学校建築という貴重な建物です。
住宅建築とは違う学校建築の依頼を快諾したのは、羽仁夫妻の教育理念に深く共感したからだと言われています。

「明日館」の名前は夫妻の、明日に向かって発信したいという、自由学園と日本の教育の明日を託す思いから付けられたものです。

他の日本建築には見られないライトの作風が散りばめられた明日館は1997年に国の重要文化財に指定され、建物は使ってこそ維持保存が出来るものという考えから、使いながら文化財価値を保存する「動態保存」のモデルとして現在でも修復をされながら運営されています。

見学に行きたい場合の注意点とおすすめ情報

そんな自由学園明日館、動態保存ということで、一般人も建物を利用することが出来ます。講演会やコンサートなんかが出来ます。勿論見学も出来ます。なんだったら結婚式も出来ちゃいます!

実は自由学園明日館は結婚式場としても有名です。
週末ともなると結婚式が目白押しで見学出来るのは外観だけ、なんて日も多いです。

なので見学に行きたい時は見学カレンダーを必ず確認しましょう。

見学のみの場合は400円ですが、もうプラス200円するとお茶とお菓子がセットに出来ます!

自由学園明日館 喫茶セット

コーヒーか紅茶、クッキーかケーキが選べます。
600円のチケットを買えば見学も出来るしお茶とお菓子も頂けるのですから、これは買わない手はないですね♪

14:00からは明日館事務室職員さんによるガイドツアーも行われています。
明日館についてじっくり詳しく聞きたい人にはおすすめです。

ガイド案内希望の場合は14時にチケットを買った受付前に集合しましょう。

自由学園明日館受付前 チケット

入り口すぐ右側がチケット売り場、受付です。

ガイドの時間を逃してしまっても携帯電話での音声ガイドもあるので安心です。

自動音声ガイド案内

また明日館は毎月第3金曜日に夜間見学が出来ます。
昼間とはまた違った雰囲気の中を見学することが出来て、夜間見学の場合はお茶ではなくお酒が飲める(!)お酒付き見学1,000円もあります。

夜間見学は18:00~21:00までなので仕事帰りに立ち寄ることが出来るのも嬉しいですね。またしっとりとした夜デートにもぴったりです。

更に耳寄り情報!
この夜間見学の内、11月~2月の4回は暖炉の明かりの中でお酒を飲むことが出来ます!

自由学園明日館には暖炉があるのですが、冬場は暖炉に実際に火を入れその中でお酒を楽しむことが出来ます。11月はボジョレー解禁月ということでワインが飲めるかも!?

本物の暖炉の火を体験する機会はあまりないですし火独特の明かりや暖かさが醸し出すロマンチックな雰囲気を味わうことが出来ます。
いつもとはちょっと違った冬の夜のデートにぴったりですよ♪

ホールの暖炉

 

自由学園明日館のみどころ

折角なので自由学園明日館の見所もいくつかご紹介します。

日本建築の影響

明日館のホールは外から見ると左右対称の造りになっています。

ホールはシンメトリー

これはライトが日本各地の建造物を見て回った際に影響を受けた平等院鳳凰堂に帰しています。

教室の入り口ドアの上には飾り彫りが施されています。

教室入り口の飾り欄間

これは日本の欄間に影響を受けて付けられたものです。

また所々にある照明は、行灯をイメージした作りになっています。
行灯を模したライト

アメリカ住宅建築を垣間見る

ライトの建築は住宅建築がメインだったこともあり明日館ではその様相を幾つも見ることが出来ます。

ライトの作品は「プレーリーハウス(草原様式)」です。その特徴である軒高を低く抑えて水平線を強調した立面だったり幾何学的な建具の装飾が見て取れます。

プレーリーハウス 緑色の窓枠 幾何学的模様

草原地帯に雨季はありません。雨の心配がないので、外から中へ入る為の段差がありません。今で言うところのバリアフリー状態です。

しかし日本には四季があって、梅雨や台風があります。
ということは雨が降れば部屋の中に雨水が浸入して来ます。
その為教室の床板が腐食してしまい、現在では一部張り替えられた様子が見て取れます(該当教室は現在の会議室Rm1925)。

また屋根の上にも飾りが施されていて、穴が開いたデザインになっています。

屋根上の飾り

雨が降ったらここから雨水が入って来ます。大変!
現在は飾りはそのままに、穴は塞いであるので雨の日でも安心です。

日本だと雨どいがあるのが普通ですが、それもありません。それどころか屋根の先端は、実は平らになっています。
それでは雨水が溜まってしまう、ということで雨水を逃がす為の通り道が造られたのですが、それはどこにあるのかと言うと、なんと柱の中に造られています。

見た目を損なわないよう上手いこと造られていますね。

平屋なので部屋の上にはすぐに屋根がある構造です。中から見ても三角屋根です。

三角屋根

 

浸水の経験から、ホールは3段床を上げて造られました。

3段上がります

しかし平屋なので、天井の高さが同じになっています。

ということは、ホールの手前で階段を登ると天井との距離が近付いて圧迫感が生じてしまいます。それを回避する為にアップライトが取り付けられています。

圧迫感がある廊下すぐ 圧迫感回避アップライト

帝国ホテルを垣間見る

羽仁夫妻は当時帝国ホテル設計の為に来日していたライトに校舎の設計を依頼したこともあって、その名残も見受けられます。

明日館オリジナルの椅子は、旧帝国ホテルで使用されていたピーコックチェアにも似た、六角形の背に水平のスリットが特徴的なデザインです。ライトか遠藤新がデザインしたと考えられています。

ライトデザインの椅子

また日本に残るライト建築の特徴である大谷石が多様されているのですが、石の形状が不揃いです。シンメトリーにするならそこも合わせなければいけないのではと思うところですが、この大谷石は帝国ホテルで余ったものを使ったのではないかと考えられています。

ホール下大谷石

健康には温かい食事を

明日館には食堂と、食堂の下には台所がありました。現在は台所部分は機械室や事務室等として利用されています。

創立者の羽仁もと子は、生徒たちの健康には冷めてしまったお弁当ではなく温かい食事が必要!との考えから学校に食堂を作り温かい昼食を提供していました。そう、給食の前身ですね。

食堂

生徒数が増えて増築されています。
また当時照明は四隅にしかありませんでしたが、みんなが集まって食事をする場所にしては天井が高すぎたという理由からライト自信がデザインしたオリジナルの照明が吊られています。

吊り下げられたオリジナルライト オリジナルのライト

吊られているので、触ると揺れます。落ちないのかちょっとどきどきします。

この食堂は結婚式では披露宴会場として使われています。丁度式用のセットになっていました。

自由学園明日館 披露宴

また横手には階段があって、元は職員の部屋だったバルコニーが現在はミニミュージアムとなっています。
階段あります

ライトの建築哲学の紹介や弟子の作品写真、ジオラマなんかが展示してあります。

ミニライトミュージアム入り口 ミニライトミュージアムホール

ここからはホールを見下ろすことも出来ます。

ミニライトミュージアムからのホール

火気厳禁?

建物内には暖炉が5箇所あるのですが、暖炉と言うのは家族の団欒の場に欠かせない物です。ライトは暖炉を通して人が集まる場を作りました。

ホールの暖炉

実は、重要文化財は火気厳禁です。火事になったら大変ですもんね。
しかし明日館では暖炉に火を入れても良いことになっています。理由は「折角あるのに使わないのは勿体無いですよね~」とのお役人のお声から。

消化対策をきちんとしていれば暖炉に火を入れても大丈夫なようです。

運が良ければ釜が見られるかも!?

運が良ければ現在は展示されていない釜を見せてもらえるかもしれません。

大きい釜が2つ!

釜 釜2つ

この釜は女学校時代に実際に使われていたものです。
この釜で生徒たちの昼食を作っていたんですね。

裏口の外にひっそりと放置保管されていました。

サービス精神のあるガイドさんに当たれば見せてもらえるかもしれませんよ♪

羽仁もと子は日本語がわからなかった?

羽仁もと子は青森県の出身でズーズー弁。
ズーズー弁の中で育ってきたもと子にしてみたら東京の標準語は異国語。夫、吉一の通訳がないと女学生たちの言葉も解らないほどでした。

また女学生たちの制服には動きやすいからという理由で洋服を採用したものの自分は和服で生活していたようです。もと子にとっては着物の方が着慣れていて動きやすかったのかもしれませんね。

因みに羽仁もと子は日本人初の女性新聞記者と言われていて、且つ婦人之友社を創った人物でもあります。婦人之友社は自由学園明日館のすぐ側に建っています。

おまけ

入ってすぐ、芝生は立ち入り禁止になっています。

が、ガイドさんの案内時にはガッツリ芝生の上で説明を受けますw

芝生は立ち入り禁止 資料を見せての解説

ショップもあります。(10:30~16:30まで)
フランク・ロイド・ライトの写真マグネットが買えます。

JMショップ案内 フランクロイドライトのマグネット

MJショップ前 犬の足跡 ふくろう

池袋の大人デートスポット まとめ

いかがでしたか?
まだまだ見どころがあるのでぜひ実際に行って見て体感してみてください♪

見どころはたくさんありますがこじんまりとしているので、広い美術館を見て回るような疲労感はありません。ガイドも1時間ほどありますがあっという間で楽しく見て回れます。

喫茶利用の場合は喫茶は16時までなのでガイドが終わったら早めに利用しましょう。その後に戻ってまたじっくりと建物を見て回るのも良いですよ。

見学中にも挙式を検討中のカップルを何組も見かけました。
カップルで訪れたなら、結婚式はここでしたい!と思わず思ってしまうかもしれません。結婚を考えている2人にもぜひおすすめですよ♪

 

■自由学園明日館
明日館 入り口 プレーリーハウス

■公式サイト

■見学日時など詳細案内
■結婚式での利用案内

東京都豊島区西池袋2-31-3

 

 

 

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