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百合根の食べ方、料理の仕方と保存方法

鬼百合 小鬼百合 百合根 日常の知恵

鬼百合 小鬼百合 百合根

冬に旬を迎える「百合根」。

関西、特に京都で多く食べられていてちょっと上品なイメージもある百合根ですが自宅でも簡単に調理して食べることが出来ます。

今回は百合根の食べ方や保存方法についてご紹介します♪

百合根の料理の仕方

百合根は傷付き防止の為におがくずに埋もれた状態で輸送され売られているものが多いです。

 

おがくず入りの百合根の場合はまず周りに付いているおがくずをさっと、優しく水で洗い流します
洗ったら外側から1枚ずつ鱗片を剥いていきましょう。はがしたものを更に丁寧に水で洗います。

茶色いところや傷があれば包丁で削り取りましょう。

百合根は桜の花びらに見立てて和食で使われることもあります。
鱗片をばらしてみると解りますが、大きさと反り具合が桜の花びらに丁度良い形をしています。

端を花びらのように切り落としてそのまま使っても良いですし、食紅などでほんのり色をつけても見た目が綺麗に仕上がります。

 

因みにこんな風に↓丸ごとのものに飾り切りを施してお花に見立てる方法もあります。

茹でる場合は塩を入れ沸騰したお湯に2分ほど、泳がせる感じで入れて引き上げます。
水気を切ってそのまま冷ましましょう。
百合根は火の通りが早いので熱が入りすぎないように注意しましょう。

こちらの動画では電子レンジを使った茹で方も紹介しています。

電子レンジだと上下を返したりムラが出来ることもあるのでお湯でささっと茹でてしまった方がラクでおすすめです。

 

百合根の食べ方

ゆり根はその鱗片が重なる形状から縁起が良いものとされていて、加えて冬が旬ということもあってお正月のお節料理にも良く使われます。
凝ったおせちは作らなくても、お雑煮に散らすだけでも雰囲気が出て綺麗ですね。

ゆり根は卵などふんわりしたものと相性が良いので、定番は茶碗蒸しです。卵とじに入れてもおいしいです。
他にもがんもどきの具にしたり、アルミホイルでホイル焼きにして塩とバターで食べたり、丸ごと素揚げなんていう食べ方もあります。
はがして素揚げしたゆり根を炒めものやパスタとあえてアレンジを効かせる方法もあります。

食感は加熱するとじゃが芋のようにほくほくしていて、でも粘り気はなく、舌触りはじゃが芋をもっときめ細かくした感じです。ほろ苦い風味ですが成分の殆どがでんぷんなので甘味も感じられます。

なのでじゃが芋のように使ってみるのも良いですね。

茹でたものを裏ごししてマッシュポテトならぬマッシュゆり根?なんてのもオシャレです。丸ごと1個をすり潰して使うゆり根の蒸し団子もおすすめですよ。

百合根はにおいや味に際立ったものがないので何にでも合わせやすく使いやすい食材です。

海外ではブランデーや紹興酒などお酒に漬けてお菓子に使われることもあります。
百合根のお菓子は見かけたことがなかったのですが、日本でも主産地の北海道では百合根のケーキ、モンブランなどが洋菓子店で買えたり、ネットでもゆり根入りのプリンが売られていたりします。

百合根の保存方法

おがくずに入った状態のものは、そのままおがくずに埋めたまま袋などに入れて冷蔵庫で保存しましょう。これで1ヶ月ほど持ちます。
おがくずがない裸のままのゆり根の場合は、新聞紙に包んで袋に入れ冷蔵庫に保存します。

ゆり根は水気に弱く濡れるとすぐに傷んでしまいますので保存したい時は濡らさないように気を付けましょう。

ゆり根は冷凍保存も可能です。

鱗片がバラバラになったものを買った時やバラしてしまったものを保存する時は、まずさっと火を通します。さっと塩茹でをして粗熱が取れたらラップに包んで冷凍します。
或いは茹でたら金属トレーに広げて冷凍庫で急冷させ、凍ったらフリーズバックなどに入れて冷凍庫すればくっつかずに使いたい分だけ出せて便利です。

調理の際に再度熱を加えるので、この段階では少し硬めに茹でておいた方が良いですね。

 

もしも冷蔵庫に放置してしまったりして傷んでしまったら、ただ捨てるのではなく鉢や庭に埋めると夏頃にきれいな百合の花が咲くかもしれませんよ。
ただ、そこからまたゆり根を食べようとしたら、それには時間がかかります。

ゆり根は畑に植えてから食べられる大きさの球根に育つまでには3年かかります。

花芽を摘みながら植え替えをしつつ3年経つとまた球根状に成長して食べられるようになります。

ゆり根を植えて花を観賞したいなら何年かかってもそう問題はないかもしれませんが、ゆり根が食べたくてゆり根を植えたとすると、3年はなかなか我慢が必要ですね。

その間に買ってしまった方が確実においしいゆり根が食べられるので、花より団子の人は傷んだりした時だけ植えると良いでしょう。

 

ユリ根の食べ方、保存方法 まとめ

芋のような栗のような、ほくほくとした食感と、苦味と甘味を併せ持ったちょっと不思議な食べ物、ゆり根。
主張が少ないので他の食材ともあわせやすく、また火の通りも早いので調理もしやすいです。

今年のお正月はゆり根を使ったレシピに挑戦してみてはいかがでしょうか♪

 

 

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