佐賀県で行われる秋のお祭り「唐津くんち」。
唐津くんちに来たならここは見逃せない!見どころや迫力をより感じられる観覧におすすめの場所、またお得な穴場スポットの紹介です♪
唐津くんちの見どころ
唐津くんちの詳しい日程や内容をこちらでご紹介しましたが、
では見所はと言うと?
見どころはいくつかあるのですが、まずは初日の「宵曳山」です。
普段から曳山展示場で曳山が見られるようになっているのですが、提灯を灯した曳山の姿はこの宵曳山でしか見ることが出来ません。
3日も4日も明るい時間での催しなので、幻想的な曳山の姿が見られるのは1年のうちのこの11月2日しかありません。
雰囲気ある夜の曳山の姿、おすすめです。
14台の曳山は、似ているものがいくつかあります。
たとえば新町の7番曳山「飛龍」は水主町の13番山「鯱」に、中町の2番曳山「青獅子」と京町の12番曳山「珠取獅子」も似ています。
特にはじめて唐津くんちに行くとなるとぱっと見ただけではすぐにどれがどの曳山か、判断するのは難しいと思います。そういう人はガイドブックをGETしておきましょう。
ガイドブックを見つつ照らし合わせながら鑑賞すると良いですね。
ちなみに魚屋町の5番曳山「鯛」は、よく見ると体だけじゃなくひれも動いてるんです!
この愛嬌たっぷりの鯛は唐津くんちの代名詞と言っても過言ではない(!?)曳山です。一番人気!どことなく愛嬌のある顔をしていますよね。ぜひヒレもじっくりと観察してみてください♪
また2日目の「お旅所神幸」は唐津くんちの最大の見せ場です。
唐津神社を出発した曳山が「エンヤ、エンヤ」「ヨイサ、ヨイサ」の勇ましい掛け声と共に市内のメインストリートを突っ走ります。
町角で急カーブを切る時は曳山の巨体が左右に大きく揺れ動き迫力満点!
曳き込みでは砂地の御旅所にめりこむ車輪をものともせず曵き子たちが所定の位置に曳山を曳き込む様はとにかく圧巻!です。
祭りの最高潮に達するこの瞬間を曳山と一緒に砂にまみれながら。ぜひご覧いただきたいところです。
ちなみに「ヨイサ」の掛け声は4番曳山と14番曳山だけが使う掛け声です。町ごとに笛の音、太鼓の叩き方も微妙に違うのでその違いもよく聞いてみると楽しいですよ。
唐津くんちおすすめの観覧場所と注意点
初日の2日なら、神社から真っ直ぐの道の角での見物がおすすめです。
唐津神社からこの角までは神様の道で、1番の赤獅子が普段のお囃子と違うテンポの道囃子を鳴らします。
そして角を曲がると町へ出るので、その曲がる瞬間に普段のお囃子に切り替わります。唐津おくんちが始まった!という気分になれる瞬間なんですよ。
違いをよく聞いてみてくださいね。
角に出てからは町内の狭い道で見るのもおすすめです。狭い道のほうが曳山の迫力を間近で感じられますよ。
ただ近付き過ぎは危険なのでそこはご注意ください。
曳き込みの醍醐味は巨大な曳山を砂埃をあげて力任せに引き入れるところなので、2日目のお旅所中やは曳山が勢いよく曲がっていく様子が見られる八太郎館に沿って曲がるカーブのところでの観覧がおすすめです。
ちなみに曳山によって、勢いよくカーブを曲がって通り過ぎて行くものもあれば一旦停止して塩を撒いて行くものもあります。
九番曳山の「武田信玄の兜」だけは、戦国時代に上杉謙信に塩を送ってもらったという逸話にちなんで塩を大事に扱うので例外的に塩は一切撒かないんですよ。
こういう事情を知りながら見物しているとより面白みが出て楽しめますよね。
曳き込みでは、以前は有料観客席があったのですが今は無くなっていて、すべて自由観覧になっています。
やはり一番前で見られた方が迫力もあって楽しめますが、しかし曳山が移動する度に人も移動して前にいたのに気付いたら後ろにいたということも良くあります。
観客の数もかなり多くもみくちゃになるので、それでも良いなら張り切って前を目指して貰えば良いですが、小さい子供がいたり足の都合が良くない人などは、少し離れた場所や御旅所までの道から安全に観覧することをおすすめします。
また唐津くんちを楽しむためにも気を付けてほしいことがあります。
実はここ近年、見物客と曳き子との接触事故が発生しています。
少しでも前で見たい、写真を撮りたい、という気持ちはわかりますが、夢中になって曳山の進行方向に身を乗り出すと接触の可能性があり非常に危険です。
曲がり角は曳山が勢いづいていることもあり特に危険です。想像以上に大きく曳山が動くことも考えられるので、特に曲がり角では道を広く開けて見物しましょう。
巡行中の曳山や曳いている人・曳子にも近付かないようにしてください。
曳山の舵取りの妨げになるので曳山のすぐ後ろを歩くことは禁止されています。
曳山は2~3トンもありますからぶつかった時の衝撃は想像出来ないほどですし、曳子の中にはお酒を飲んで血気盛ん、荒々しくなっている人もいます。
お祭りに喧嘩は結構付き物だったりしますが、気持ち良くお祭りを楽しむためにも喧嘩しないに越したことはありませんよね。
警察官や係の人の指示に従って安全に見物しましょう。
あと、日本酒が好きな人にはおすすめなのが3日目の米屋町通りです。
唐津神社を出発した曳山が米屋町でお昼休みをするのですが、その時に見物客にも地酒が振る舞われるかもしれません!
時間はお昼12時半からなくなり次第。気になる人はぜひ。
唐津くんちの穴場は?
唐津くんちの穴場スポットは曳山展示場です。
曳山展示場は通年で曳山を展示、見られる場所で、普段は大人300円、小人150円の入場料が必要です。
これが、お祭り期間中(11月2日~4日)は無料で入場できます!
入館するとまずたくさんの曳山グッズや唐津焼、特産品などのお土産売り場があって、その奥が曳山の展示場になっています。
何故無料で見られるのか。
それは、曳山はくんちに繰り出していて、残っている曳山はいないからです。
曳山が見られないから入館料は無料、ということなんです。言われてみればそれもそうかと納得ですよね。
タイミングによっては、曳山が数台残っている状態を見ることも出来ます。
曳山が鎮座している様子が見られないのは残念かもしれませんが、むしろ逆に、曳山がいるべき場所にいないという光景はなかなか見られない訳ですからそれはそれで年にこの数日しか見ることが出来ない貴重な日でもあったりするんですよ。
またここ数年、曳山展示場前と中町北交差点で曳山の「点灯式」を行っています。
点灯式は正式な行事でもなんでもなくて、中町内でいつのまにやらやる様になったちょっとしたお遊びです。
正式ではないので大体にはなりますが、曳山展示場前は18時頃、中町北交差点は19時頃に点灯式を行っています。
毎年必ずあるかは町内の人のみぞ知ることですが、都合がつくならぜひともその場に赴いてみてください。
唐津くんち見どころと穴場スポット まとめ
唐津くんちの見どころやおすすめの見物場所、また穴場スポットのご紹介でした。いかがでしたでしょうか。
見どころはたくさんあるのですがその中でも絞ってのご紹介となりました。
迫力ある曳山を間近で体感して唐津くんちを思いっきり堪能してください♪
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