暑中お見舞い申し上げますーーー
暑い時季に相手の健康を気遣って送るお便り、それが暑中見舞いです。
ネットが普及している今、手書きの便りを書く機会はめっきり減っているかもしれませんが、手書きには人柄や温かさが現れて貰うと嬉しいものです。
最近連絡をとっていないあの人に宛てて。
久々に便りを認めてみませんか?
暑中見舞いを送る時期はいつから?
暑中見舞いはいつから送っても良いのか?と言うと、幾つか説があるのですが正式なものは夏の土用から立秋の前までと言われています。
つまり、年によって数日のズレはありますが夏の土用の入り7月20日頃から立秋の前日8月7日頃までが、暑中見舞いの期間であると言えます。
そもそも「暑中」とは、二十四節気の小暑(しょうしょ)と大暑(たいしょ)にあたる期間のことを指します。
小暑は七夕の7月7日頃で暑さが本格的になる頃、大暑は7月24日頃で一年中で一番暑い頃です。
小暑は梅雨が終わる頃でもあって日に日に暑さが増して来る時季の為急に暑くなって体調を崩しやすい時です。
この7月7日頃の小暑から暑中見舞いを出しても良い、という説もありますが、基本的には梅雨が明けてから送るものなので人によっては「まだ梅雨も明けていないのに…」と思われかねません。
沖縄であれば梅雨明けを迎えている可能性は高いですが本州在住の相手に送る場合は梅雨明け後に送りましょう。
暑中見舞いは一年で最も暑い時期に送って相手の安否や健康を気にかけるものなので、相手が住んでいる場所が一番暑いだろうと思う頃に送れば問題ありません。
自分は北海道に住んでいて、沖縄在住の友人に送る時は北海道を基準にしてしまっては暑さに相当ズレがありますから(そもそも北海道には梅雨がないですしね。)そんな場合は天気予報をよく確認して送るようにしましょう◎
残暑見舞いはいつまでに出せば良い?
何かと忙しく過ごして立秋を過ぎてしまった場合、それは残暑見舞いになります。8月8日はまだまだ暑くそれこそ夏本番のように感じますが、暦の上では秋の始まりですから残暑見舞いとなります。
残暑見舞いは立秋の8月8日頃から9月8日頃の白露(はくろ)までに送るのが一般的です。
「9月」と聞くと「秋」をイメージする人も多いかもしれませんが9月初旬になっても暑さが続いていれば残暑見舞いとして遅いことはありません。
しかし夏の終わりが早く、まだ8月末でも多くの人が今年は秋の訪れが早いなと感じるくらいなのに残暑見舞いを出すのはナンセンスですから、夏の終わりが早そうな場合は8月中に出すのが良いでしょう。
季節の挨拶ですから、季節に合うように送るのが基本です。
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暑中見舞いは手紙とハガキ、どっち?手紙でもいいの?
暑中見舞いと言うとなんとなく手紙ではなくハガキというイメージを持つかもれしませんが、年賀状のように決められたハガキとも違いますから手紙でもハガキでもどちらで送っても問題ありません。
本来は挨拶状なので文面も短くハガキが適していて一般的ではありますが、友人など親しい人に送る場合はハガキでは収まりきらない場合もあるでしょう。それにハガキは手紙に比べると簡略化したイメージがあるので手紙で送られた方が丁寧な印象を受けやすいです。
送る相手への内容によって手紙とハガキを使い分けるのも、相手を想像して便りを選ぶ楽しみもあって良いかもしれませんね^^
まとめ
暑中見舞いも残暑見舞いも送る期間が諸説あって迷うかもしれませんが暑さの度合いもその年によって微妙に違います。
暑くなったな、と感じたら暑中見舞い。まだまだ暑いな、と感じたら残暑見舞い。と、実際に季節を感じて便りを送るのが一番合っているのではないでしょうか。
暑くて大変な夏ですが、親しい人を思い浮かべて過ごす時期と考えるといつもより楽しく夏を乗り越えられそうですね◎
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