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くわいの食べ方と保存方法、苦手でも食べやすい食べ方は?

投稿日:2017/08/29 更新日:

慈姑 くわい

知ってる人は知っている、知らない人は全く知らない、そんな食べ物「くわい」

くわい、ご存知ですか?

中国と日本で主に食べられている根菜で、日本では勢いよく芽が出ることから縁起物として正月料理に用いられます。
なのでお正月の時期になるとスーパーなどでも出回るようになるので、そういえばおせちに入ってたあれ、くわいなのか!と思い出すかもしれませんね。

メジャーではないので食べたことがない人も多いくわい。
今回はくわいの食べ方や保存方法をご紹介します♪

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くわいの食べ方

くわいは灰汁が強いのでまずはアク抜きをする必要があります。生では食べられません。

くわいの調理方法で一般的な煮物にする場合は、皮を剥いたら水にさらし、米のとぎ汁で5分ほど下茹でをしてから調理しましょう。沸騰させず水の状態から茹でることで臭みがより取れやすくなります。

くわいは芽が伸びていることが縁起物の象徴なので、丸ごとの形で調理する場合は皮を剥く時に芽を折らないように気を付けないといけません。
皮を剥きやすくするには、芽のつけ根に浅く包丁でくるりと切れ込みを入れてから、下から上に薄く皮をむき上げましょう。

盛り付けの時に立たせて座りを良くしたい場合は底の部分を少し切り落として形を整えておくときれいに盛り付けられますよ。


画像元

筍や大根など灰汁や苦味の強い野菜に米のとぎ汁を使うものが時々ありますよね。
米のとぎ汁にはデンプンが含まれていて、筍や大根などの持つえぐみ物質がデンプンにより糖化されて、苦味が糖分に変化し甘くなるので米のとぎ汁が使われています。

くわいも灰汁が強いので、ただ水で茹でるよりも米のとぎ汁で茹でた方がエグみが取れます。またこうすることで調理し終わった時に色が悪くなるのも防げます。

くわいチップスもくわいの調理法では多いです。
くわいチップスを作る時は、皮を剥いて薄く切ったら4~5時間水にさらしてアクを抜いてから揚げましょう。

くわいってちょっと不思議(変)な形をしていますが、一般的に食べるのは丸い部分です。
実のような丸い部分は塊茎(かいけい)と言われる部分で、地中にある茎の一部がデンプンなどの養分を蓄えて固まり状に大きくなったものです。じゃがいもも同じ塊茎ですね。

芽は食べないことが多いです。食べられない訳ではありませんが苦味が強いので好き嫌いが分かれますが、食べてみておいしいと感じれば食べると良いですね。

塊茎には翌春に伸びる芽がついているので「芽が出る」縁起の良いものとしておせちなどお祝いごとの料理に用いられます。

調理の形も六角形や八角形に切ったものが多く「亀甲くわい」と言われるもので、
その名の通り、亀の甲を意味しています。
亀は長寿の象徴ですよね。つまり亀甲くわいは長寿を願ったものということです。

苦くてあまり食べることのない芽も、それはら取ってしまえば良いですよね。
でもなぜ取らないのかと言うと「芽が出る」、つまり成功や繁栄を象徴しているから、という訳です。

験担ぎの好きな日本人らしい発想ですね^^

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くわいの保存方法

くわいの塊茎は水の中で育つので保存にも水気があった方が長く持ちます。

2、3日で使う場合は、くわいをゲットしたらまず水で洗い、乾燥を防ぐ為に濡れたままで袋に入れたりラップで包んだりして冷蔵庫に保存します。濡れ新聞紙にくるんでおいてもOKです。

もう少し長く保存したい場合は、ボウルなどに水を入れて水の中に浸けた状態で冷暗所(冷蔵庫の野菜室)で保存します。水は毎日取り替えましょう。これで2週間くらいは持ちます。

水に酢を混ぜるとお酢の殺菌作用によってもう少し持ちが良くなります。調理する時に一度下茹でをすればお酢のにおいは消えます。

冷凍保存も可能です。生のまま冷凍すると不味くなってしまうので、冷凍保存する場合は一度下茹でをしてから冷凍しましょう。

下茹でをしたらステンレスバットに広げて冷凍庫に入れます。凍ったら冷凍用袋に入れて冷凍庫に保存しましょう。

茹でたものをそのまま袋に入れて凍らせると全部くっついて凍ってしまって使い辛くなってしまいます。並べて1つ1つを凍らせてからまとめて入れておけば、使いたい時に使いたいだけ取れるので便利です。

またプラスチックのタッパーなどではなくステンレスやアルミのバットを使うことで急速に冷ますことが出来て、なるべく早く、野菜の状態を変えずに凍らせて状態を保つことが可能になります。

作り置きのおかずを早く冷ましたい時にもバットに入れて冷凍庫で急冷させてから冷蔵保存をすれば傷みを最小限に抑えての保存が可能になるのでぜひやってみてください♪

苦手でも食べやすい調理法は?

くわいは蓮根のような山芋のようなさくっとした食感があり、調理法は煮含めが一般的で、栗のようなゆり根のようなほくっとした食味が出ます。

スライスして炒め物にしたり茹でてサラダとして和えたりするレシピもありますが、しかしくわいは苦味やエグみがあるので好き嫌いが分かれる野菜です。

それでも、苦手な人でも比較的食べやすい調理法は「揚げる」ことです。
丸ごとや半分に切って素揚げにするとほくほくっとした食感に仕上がって食べやすくなります。
薄切りにして低温で素揚げをし、カリカリの状態に塩を振って食べるのも食べやすいです。薄くした分苦味も減りますからね。

くわいを買ってみたは良いけど苦味がどうにも苦手…!という場合は「揚げる」を試してみてください。

まとめ

今回はくわいの食べ方と保存方法についてご紹介しました。いかがでしたでしょうか。

好みの食べ方でくわいの縁起を取り込みましょう♪

関連記事→ くわいの選び方や種類、特徴

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富山県出身、現在は社会人をしながら東京で夫婦2人暮らしをしている30代。

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