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いちじくの白い液体の正体とは?手や口がかゆくなる、ベタベタする原因は?

投稿日:2017/07/19 更新日:

市場に並んだドライイチジクやフルーツ

6月~10月頃まで、夏から秋にかけてが旬のいちじく

いちじくは甘くて美味しくて栄養価もあるので好きな人も多いですが、
でもいちじくって、切ると白い汁が出てきて触るとかゆくなることがありますよね。

食べると口の中もかゆくなって、本当は食べたいんだけど食べられないという人も。
また手がベタベタっとして、洗ってもなかなか落ちなかったり。

あのかゆみやベタベタって何なのでしょう?

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いちじくの白い液体の正体とは?手がかゆい原因は?

いちじくの茎を切ると白いミルク状の液体が出て来ますが、それに触ると痒くなったりかぶれる場合があります。

この白い液体はタンパク質分解酵素・フィシンと言うものでいちじくが害虫から身を守る防衛物質であり、また文字通りタンパク分解酵素なのでタンパクを分解しますから、タンパク質で出来た私たち人間の皮膚は影響を受け刺激を感じたり痒くなったりする訳です。

いちじくを食べると口が痒くなるのも、このフィシンが舌を刺激しているからです。
食べると害があるということはありませんが痒くなるのは嫌ですよね。なので食べ過ぎないようにしましょう。

またフィシンが皮膚に付着したまま紫外線を浴びると火傷のような症状を示すことがあります。光過敏症と呼ばれるものです。なので付着したら必ず洗い落とすようにしましょう。

いちじくは、適度に食べる分には身体に良い効能をもたらします。
食後のデザートとして食べればフィシンが消化を促進してくれたり、ペクチンという水に溶けやすい食物繊維が豊富で腸の活動を活発にしきれいにしてくれるので便秘に効果があります。
またフィシンはイボ取りなどの民間療法に使われています。

 

いちじくでベタベタした時の対処法

いちじくの皮を手で剥いたり包丁で切ると、ベタベタしますよね。しかも石鹸や洗剤で洗ってもなかなか落ちない…

あのベタベタは糖分によるものではなく、いちじくに含まれるゴムに近い樹脂分によるベタベタです。

包丁を使う場合は温かいお絞りや湯せんを用意して使うごとに汁をふき取ります。また樹脂なので油に溶けますから油で拭き取ってから油を洗い落とせばベタベタを取り除けます。ペーパータオルに油を含ませこするなどしましょう。

同様に手に付いたベタベタも、油をちょっと手全体に馴染ませてから食器用洗剤で洗い流すときれいに落とせます。付いてすぐなら流水や石鹸で流し落とせるかもしれませんが、ベタっとくっついてしまった場合はこのようにして落としましょう。

 

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いちじくは1日に何個まで食べる? 効能と効用。

いちじくを食べる量は1日に多くて3個までにしておきましょう。

いちじくは甘くておいしいばかりでなく、不老長寿の果物と言われるほど栄養価が高い果物で、様々な栄養素を含んでいます。ドライイチジクは一日3粒食べれば必要な鉄分、ミネラルが摂れます。
他にもどのような効用があるのか、ざっと見てみると、

●便秘に効く食物繊維
イチジクは水溶性食物繊維のペクチンを多く含んでいます。
ペクチンは保水性があるので摂取すると腸内で水を含んで膨張します。そして腸の働きを活発にし排便を促すので便秘解消に効果があります。
また腸内の余分なコレステロールを吸着して便と一緒に排出します。

よく熟した実を1日に2、3個食べれば効果が得られますが、未熟な実を食べると効果が無いだけでなく胃を痛め荒れさせることがあるので注意が必要です。
ドライイチジクは生薬として緩下剤に使われることもあるくらいなので、食べ過ぎるとおなかが緩くなることもあります。

●消化促進のフィシン
先述しましたが、いちじくの白い液はフィシンと言うタンパク質分解酵素で、人間の肌にも刺激を与えますが肉や魚のタンパク質も分解してくれます。なので食後に食べると消化を促進してくれます。お酒の後に飲めば二日酔いの予防にもなります。

●目に良いアントシアニン
イチジクの赤っぽい色は、抗酸化物質ポリフェノールの一つのアントシアニンです。アントシアニンは細胞の老化を予防してくれる為美容にいいとされています。また血液をきれいにする作用や疲れ目にも効果があります。

栄養成分ではビタミンB群やミネラルを含んでいます。またカリウムが豊富なので高血圧などにも効用があります。

いちじくは甘くて美味しいだけでなく、こんなに身体に良いものをもたらしてくれるんですね。

 

いちじくの白い液体の正体 まとめ

ドライフルーツにすると旨味や栄養素がぎゅっと凝縮されて生の状態の時よりも栄養価が高くなります。水分が抜けることで持ち運びも簡単に出来るようになって、ちょっと小腹が空いた時なんかにもつまみやすいですよね。

手軽なおやつ、栄養補給として鞄の中に一つ、常備しておいても良いですね♪

 

 

 

合わせて読みたい
→ いちじくの食べ方と保存方法。
→ いちじくの色が白い、緑色のは食べられる?違いは?

→ ほおずきの使い方。飾る、遊ぶ、食べる!
→ あけびの皮の食べ方や調理方法、栄養と効能・効果

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